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女子4人で行く1泊2日奈良の旅

先日、仲良しの女子4人で旅行に出かけた。

この4人は、かつて同じシェアハウスに住んでいたメンバー(住んでいた時期が被っていない人もいる)。真面目な話もどうでもいい話もなんだって出来る最高な4人である。全員がシェアハウスを卒業して住む場所もバラバラになった今でも、定期的に"女子旅"と称して日本のどこかに集合しては、夜遅くまで「最高の人生」について語らい合うという機会を設けている。

ちなみにこの旅は今回で3回目。過去2回はこちらのnoteでまとめている。

そんな今回の旅の目的地はここ。

NARA。奈良。3回目にして初の関西。せんとくんのおひざ元、奈良。

ということで、女子4人で行く1泊2日奈良の旅日記、スタートです。

今回集う4人の内、東京在住が3人(わたしのみ大阪)。そこで、集合場所は京都になった。午前中に東京を出発して新幹線で京都までやってきてくれた3人と京都駅で合流して、ひとまず腹ごしらえをしようと向かったのは、お好み焼きのお店「錦わらい」の京都駅ビル店。

以前、関西のローカル番組『魔法のレストラン』で取り上げられていて気になっていたお店。

大阪人として育ったため、お好み焼きは食べ慣れているわたし。でも、ここのお好み焼きは今まで食べたことの無い、ニュータイプのお好み焼きだった。生地がふわっふわ。ひと口食べてびっくりした。「お好み焼きがふわふわ…?」と困惑すらした。そしてこれがまためっちゃおいしい。思い出しただけでも「また食べたいな~」と思う、良きお好み焼きだった。これが京都のお好み焼きか。

京都でランチをしてお腹が満たされたところで、電車に乗っていよいよこの旅の目的地、奈良へ。

奈良駅ではせんとくんが直々にお迎えしてくださった

奈良駅に到着したら、もうホテルのチェックインの時間が迫っていたので、とりあえず15分ほど歩いてホテルに直行。

今回宿泊するのは「MIROKU奈良」。

4人のグループLINEでこのホテルが候補に上がった際「ここ、めっちゃ良くない?」と満場一致だった。ので、今回の旅の目的地が奈良になったのは、このホテルに泊まるためと言っても過言ではない。

ホテルに到着し、早速チェックイン。機械に必要事項を入力すると、自動的にルームキーがもらえるシステムだった。ホテルスタッフとの対面でのやり取りは必要なし。なので、海外からの観光客の方にとって、とても助かるシステムなんだろうな、なんてことも思った。

今回わたしたちが予約したのは、Superior with Japanese-style and Mountain Viewという、和洋室のお部屋。

これがめちゃくちゃオシャレな空間で、テンション上がってたくさん写真を撮ったのでぜひ見て欲しい。

お部屋の窓からは、興福寺の五重塔まで見えた。

15時過ぎにチェックインし、この素敵なお部屋で一旦休憩。一通りお部屋を満喫し、世間話に花が咲いた。

のんびりしていたら夕方になったので、夕ご飯を食べるために、周辺を散策することに。

ホテルを出たら、もう目の前には鹿がいて、めちゃくちゃ奈良を感じた。久しぶりの奈良で、久しぶりの鹿。耐性が薄れていたので普通に珍しいものを見る気持ちだった。

ぶらぶらと町歩きしていると、あちらにもこちらにもたくさん鹿モチーフが。そういえば中川政七商店って、奈良が本店だったんだよね。なんてことを思いながら進む。

そして、本日の夕飯をいただくお店、和食ダイニング拓に到着。

このお店では、セルフで日本酒が飲める。冷蔵庫に入っている日本酒から好きなものを自分で注いで飲むスタイル。お値段は、おちょこ100円、ぐい呑み300円、グラス500円。自分で好きな器を取って来て、そこに日本酒を注ぐ。2杯目以降は、また新しい器を取って来てそこに日本酒を注ぐ。冷蔵庫のラインナップは、風の森やみむろ杉などの奈良のお酒から、全国各地のお酒まで。日本酒好きにはたまらないお店(ちなみにわたしは飲めない)。

そしてここはお食事も最高だった。何を頼んでもはずれがない。本当においしい。奈良は海なし県のはずなのに、このお店の海鮮がどれも絶品。海なし県だからこそ、おいしい海鮮を提供したいと、仕入れはかなりこだわっているのがおいしいポイントなのだそう。

たくさん飲むとたぬきがどんどん増えていってかわいい

20時閉店のお店だったけれど、19時を過ぎるとどんどんお客さんがいなくなっていった。わたしたちも19時半頃にお店を出ることにした。

「いやぁ、おいしかったねぇ」「この後どうする?2軒目でも行く?」なんて言いながら外に出ると、全然お店は空いておらず、人通りもかなり減っていた。

「このお店は20時までだから早めに行かなくっちゃ」と思いながら入った1軒目だったけれど、どうやら20時までに閉まるのはこのお店だけではなかったみたい。なんというか、奈良駅周辺のお店が全体的に20時までには閉店していて、商店街は軒並みシャッター通りになっていた。夕方までは割と賑わっていたのに、あっという間に閑散と。

奈良には何度も遊びに来たことはあったけれど、わたしの住む大阪からは日帰りがほとんどだったため、夜の奈良を過ごすのは今回が初めて。なので、奈良駅周辺のお店がこんなに早く閉まるとは知らなくってびっくりした。わたし以外の東京に住む3人は、「20時なんて、これから飲むぞ~!くらいの時間なのにね」なんて言いながら笑っていた。

夜の奈良はとても静かだった。聞こえるのは大通りを車が通る音と、虫の声と、風が木々を撫でる音。シンとした雰囲気が、なんだかとても心地よかった。

コンビニで飲み物とお菓子を買って、みんなでホテルまで歩いて戻った。

ホテルでの夜は長かった。20時半には部屋に着いたので、そこから順番にお風呂に入りつつ、夜中まで語り合った。それぞれの近況、今後どうしていきたいのか、各々の最高の人生って何なのか、などなど、話は尽きなかった。まだまだ話せることはあったけれど、睡魔には勝てないので、1時半を過ぎた頃にお開きとなった。

翌朝。ゆっくり起床して荷物をまとめた。朝食付きのプランだったので、1階にあるカフェバーへ。ここがまたとってもオシャレで素敵な空間だった。

気持ちの良いくらいよく陽の当たるテラス席まであった。

予約していたのは洋食プレート。オシャレな空間に素敵な朝食で、うきうきしちゃって食べる前にたくさん写真を撮った。

朝ご飯は何を食べてもおいしくって、「朝からこんなモーニングを食べられるって最高」って言いながらみんなでご機嫌に平らげた。ごちそうさまでした。

一晩お世話になったお宿をチェックアウト。チェックアウトも機械ですんなり行えて楽々だった。お世話になりました。

ちなみにここのホテルはチェックアウト後も荷物を預かってもらえるサービスがあったので、大きい荷物は預けることに。

ホテルを出て、これから奈良観光へ。

ホテルの前からは、お部屋からも見えていた興福寺の五重塔が。

ということで、まずは興福寺へ。

奈良には何度も訪れたことがあるはずなのに、興福寺には今回が初めて。日本史の資料集に載っている「興福寺仏頭」のイメージしかなかったので、当たり前だけど「仏頭だけではないのか…!」と思った。

奈良は、歩いているだけで鹿に遭遇する。当たり前にそこら中にいるもんだから、わたしたちも当たり前に横を歩く。

奈良に鹿がいることが当たり前過ぎて今まで何も疑問に思わなかったんだけど、よく考えたら人間の日々の営みの中にこのサイズ感の野生動物がナチュラルに共存してるのって、すごいことだよなと、今回改めて思った。猫とかじゃなくて、鹿よ、鹿。

奈良公園の鹿たちを横目に見つつ、「せっかく奈良に来たのだから大仏さんを拝まねば!」と、東大寺に到着。

最後に東大寺に来たのは大学生の時だったので、おそらく8年ぶりくらい。奈良の大仏さんは小学生の頃から遠足で何度も訪れている場所なので、特に新鮮味もない勝手知りたる場所、だと思っていた。

大仏殿の中に入り、目の前にどーんと鎮座する大仏さんを見て、びっくりした。

「あれ?こんなに、大きかったっけ……?」

想像以上の大きさに迫力。後光がさしているのもすごい。よく考えてみたら、大学生の頃までは「大仏=奈良」という認識だったので、この東大寺の大仏さん以外の大仏を見たことが無かった。「大仏ってこんなもん」とすら思っていた。
社会人になって、一人旅が趣味になってから、他の地域にある仏像を見に行った。他所の仏像を見た後に奈良の大仏さんを見るのは今回が初めてだったので、やっぱり奈良の大仏ってものすごいものだったんだなぁと再確認した。何せ大きな仏なんだもんな。ただの仏像じゃなくて、大きな仏。奈良時代にこの規模の大仏を建立した聖武天皇って、めちゃくちゃ権力と財力があって、世の平安を願ってたんだろうな、知らんけど。

そんなことを思いながら、ふと天井を見上げてみると「あれ?格天井なの?」とまたびっくり。今まで大仏殿の天井なんて気にしたことなかったから気づかなかった。というか、わたしが最後に大仏さんを見に来たときは格天井(角材を格子に組んだ天井で、格式の高い部屋に使われるもの)なんて知識は無かった。
そっか、やっぱり仏様をお祀りする場所は格式高いところなんだなぁ、なるほどなるほどと、興味深く見学した。

なんとなく見るんじゃなくて、ちゃんと知識があった上で見るとめちゃくちゃ面白いんだなぁと思った。ほら、教養は人生を面白くするって言うし?(※言ってるのは過去のわたし)

大仏殿を後にし、お次は少し歩いて二月堂へ。

ここにも当たり前のように鹿がいた

二月堂の舞台からは、奈良の市街地や平城旧跡、生駒山などがよく見えた。日曜日だったけれど人も少なく、ゆっくりとこの景色を堪能できたので「清水寺よりもこっちの方が良くない?なんで京都ってあんなに人だらけなの?というか奈良ってなんでこんなに人がいないの?」と終始疑問だった。

二月堂の次は、また少し歩いて春日大社を目指した。

春日大社に着くころにはお昼の時間になっていたこともあり、みんな結構疲れていた。

せっかくここまで来たのだからと、春日大社の周辺を巡ってから、中には入らずに駅周辺まで戻ることにした。

奈良駅周辺に戻り、「ランチどうしよっか~」と言いながら商店街を歩いていたら、ピノキオというカフェが目に留まったので入ってみることに。

ショーウィンドウのオムライスおいしそうで目に留まった

ここでわたしが頼んだのは明太子クリームソースのオムライス。

お昼過ぎの時間だったこともあり、良く歩いてお腹が空いていたわたしは「これだけで足りるかな?」なんて心配をしていたのだけれど、食べ始めてみると結構ボリューミーで、完食するのになかなかの時間を要した。お味はめちゃくちゃおいしかった。大満足のお昼ご飯。ここでも4人で色々と語り合った。人生って本当に考えないといけないことだらけだねぇ、なんて。

マンホールも鹿模様、かわいい

カフェピノキオでランチと小休憩を終えた後は、お土産を探しに中川政七商店の奈良本店へ。

本店の店内は落ち着いた雰囲気。居心地が良くてついつい長居してしまいそうになる。

今回は買わなかったけれど、中川政七商店のふきんはとっても気になっているので、今ストックである布巾が無くなった際には、こちらのものを買いたいなぁなんて、実物を手に取りながら思った。さすが奈良本店、種類が豊富だった。

本店とは別の場所に、奈良のお土産になるような商品がメインで置かれてある分店にも行った。

奈良土産いっぱいあるな~どれも素敵だな~と思いながら見ていたら、なんだか見覚えのある一角を発見。

わたしが認定トラベラーを務めているTO&FROのコーナーだった。

TO&FROのトラベルギアたちは、どれも使い勝手抜群で機能性に優れているので超オススメ。わたしは特にオーガナイザーを気に入っていて、旅に出る際は必ず使っている。超便利。って、頼まれたわけじゃないのにここで宣伝してみる。

いやぁ、それにしても大満喫の奈良の旅だった。

土日で訪れたのだけれど、思っていたよりも観光客が少なくて。全然人がいないわけではないし、インバウンドも戻ってきている感じではあるのだけれど、京都のあの盛り上がり方を見ると、奈良は全然って感じ。観光客目線で言えば空いているので回りやすくってめちゃくちゃ穴場だったけれど、もう少し盛り上がってもいいのでは…?こんなに良い場所いっぱいあるのに!!という気持ちが強かった。みんな、奈良、オススメだよ、まじで。

帰りに大仏プリンをお土産で買って、京都駅で新幹線に乗り換えるみんなを見送って、電車に乗って帰って来た。

この特大サイズの大仏プリンは、わたしがいない間、娘ちゃんの面倒をワンオペで見てくれていた旦那さんにプレゼントした。


良き2日間だった。女子旅もまたしたいし、奈良にもまた行きたい。あまりにも楽しくて充実した旅だったので、旅日記が5000字を超えてしまったよ。書くの大変だったな~(笑)


そんなわけで、おつかれさまでした!




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