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12月21日は遠距離恋愛の日

12月21日。遠距離恋愛の日。

1221という数字の並びが由来らしい。
1は離れているカップルを、真ん中の2は近づいた2人を表しているそう。


日付が変わった瞬間、彼から来たメッセージ。


「今日は遠距離恋愛の日だね」


わたしたちの遠距離恋愛がスタートしたのは、2011年の4月。
そこから気がつけば7年と8ヶ月。わたしたちの遠距離はずっと続いている。

大阪(わたし)―徳島(彼)だった距離は、学生から社会人になってライフステージが変わったことから、東京(わたし)―京都(彼)になって。終わらない遠距離恋愛に正直嫌気がさしたこともあったし、遠くの彼よりも近くの人がいいんじゃないかと心揺れたこともあった(そして過去に2回お別れも経験した)。


それでも今、彼と一緒にいるのは、やっぱり彼が一番大切で大事な人だと思うから。



***



学生時代、外泊禁止、門限22時だったわたし。

そんな中徳島にいる彼の元へ、大阪から始発のバスに乗って日帰りで会いに行く。

楽しい時間なんてあっという間で、気が付けばすぐに帰る時間。
バス停で、わたしが乗るバスが出発するまでずっと見送ってくれる彼の姿が見えなくなってしまうまで、わたしはいつも泣きながら手を振った。


わたしと彼が会えるのは、多くても月に1度のたった数時間。
それでも、その時間が本当に大切で。
会える日を楽しみに、毎日をがんばれた。


ふたりの間に距離があるからこそ、一緒に過ごせる時間が大切だと思える。

同じ空間を共にできることが、こんなにも貴重で、素晴らしいものなんだって思える。


彼が隣にいてくれることは、決して当たり前なんかじゃない。


わたしたちの間の憎いこの距離は、その大切さを教えてくれた。



***



社会人になった今、東京と京都の遠距離恋愛になって、距離はより離れてしまった。
でも、新幹線に乗り込めばひょいっと行けてしまうこの距離は、気が付けばなんてことないものになっていた。(お互い全国各地を飛び回る旅人だから余計かも)


それでも、仕事終わりに気軽に会えたらどれだけいいだろうか、週末にふらっとデートに行けたらどれだけ幸せなんだろうか、なんて思うときはやっぱりある。

辛くて辛くて、どうして気軽に会いに行ける距離に彼がいないんだと泣いてしまいたくなる夜もある。


そんな日々があるからこそ、やっぱり当たり前じゃない一緒に過ごせる時間を、本当に本当に大切にしたい。




RADWINPSの遠恋を聴きながら。
「大切さ教えてくれるのはこの距離です」の歌詞を噛みしめながら。



わたしは彼と会える日を、今でも指折り数えて楽しみに待っている。







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