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あの日から、今日で9年経ちました

あやめし

3月26日。今日は特別な日なんです。

ただの平日だけど、ただの平日じゃない。いや、世間的には本当にただの平日なんだけど。

実は、今日が、わたしと彼が付き合った記念日なんです。いえ～～～～い！！！！！

今日くらい、脳内お花畑野郎になっても許してほしい。

気が付けば、初めて付き合ったあの日から、今日でちょうど9年が経った。

日付が変わった瞬間に「おめでとう」ってメッセージが来て「いつもありがとう」って言い合って。

9年前に付き合ったあの日、多分まさか9年後にもまだ遠距離恋愛してるだなんて、思ってなかっただろうなぁ。

この9年間、いや途中でお別れしている期間があるから正確には丸9年間ずっと一緒にいるってわけではないのだけど。でも、この9年でたくさんのことがあって。

小学校の同級生だったわたしたちが、恋人になって、お別れしてただの同級生に戻って、よりを戻して恋人になって、またお別れしてただの幼馴染になって、よりを戻して恋人になって、そしてついに夫婦になった。

心から大好きだと信じてやまないときもあったし、どうしても好きになれないときだってあった。たくさん喧嘩もしたし、その分仲直りだって何回もした。仲直りできなくて別れたりもした。

同じ人と何度も恋愛をしたなって思う。

わたしは何度も何度も、彼に恋をした。

そして、今も変わらず、わたしは彼に恋をしている。


大学を卒業したら遠距離が終わると思っていたら違って、結婚したら遠距離が終わると思っていたらこれもまた違って。相も変わらず9年間ずっと、わたしたちの間には物理的な距離がある。

でも、会えない日にはお互いのことを想い、何往復もメッセージをやりとりし、会える日を指折り数えてきた。一緒にいられる時間が何よりも幸せで、大切で、この時間がずっと続けばいいって思ってきた。

9年前から思っているこの感情は、今でも変わらない。

彼に会えると思うと嬉しくなるし、バイバイするときは今でも少し涙が出てしまう。

「どうしてこんな日にそばにいないの？」と何度も今の環境に理不尽に絶望してみたりしたことだってある。楽しい時もうれしい時も、苦しい時も辛い時も、そばにいられなかった。だからこそ、どんな時だって、彼のことを考えた。


しっかり者だけどお調子者で、とんでもない自由人で、目を離すとすぐにどこかに旅立ってしまう。そんな彼をうまく手懐けられるのは、これまでもこれからも、わたししかいないと思ってる。いや、もしかしたらわたしがうまく手懐けられているだけなのかもしれないけれど。

そうやって思えるふたりの関係が、わたしはたまらなく好き。

どこに行っても誰に会っても、途端にみんなに好かれてしまう彼が、わたしはとっても好き。


ふたりで色んな山を乗り越えて、色んな谷も渡ってきた。

これから先も、一緒に手を取り合って、笑いながら歩いて行けたらいいなって思う。


9年間、ありがとう。

10年目も、どうぞよろしくね。



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