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新鮮味の無い毎日だったとしても

気が付けば4月を迎えていた。

新年度の始まり。ずっとリモートワークで自宅で仕事をしているから、月末も月初も、新年度の始まりも、あんまり実感がない。

学生の頃なら、新学期が始まるとなんだかそわそわして。独特の新鮮な気持ちがあって。クラス替えで誰と同じクラスになるんだろうとか、担任の先生は誰なんだろうとか。学年が上がって、新しくなった教科書に折り目を付ける瞬間とか、買い替えた新しい筆箱がうれしくって無意味に開け閉めしちゃったりとか。

大人になってから、そういったいわゆる節目みたいなものの境界線が曖昧になっていって。代り映えのないいつもの日常がそこにあって。だからきっと、大人になると時間が経つのは早く感じるんだと思う。

新鮮な気持ちになるようなイベントが、どんどん減っていくから。

何か新しい刺激を受けた時って、振り返っても鮮明にその場面を思い浮かべることができる。でも、いつも通りの日常を送ったときって、振り返ってもあまり記憶に残らない。

学生時代の、例えば小学校2年生の春の出来事とか、小学校5年生の冬の出来事とか、そういう細かいところは覚えているのに、社会人になってからの5年間は本当にあっという間で。社会人3年目のあの頃と、社会人4年目のあの頃って、あれ?何してたっけ?いつもと変わんないよね?みたいな感じ。なんて言ったら伝わるのだろう。うまく表現できないのがすごくもどかしいのだけど、学生時代のあの頃のような新鮮さを失った社会人としての今が、なんだかちょっと、むなしく感じてしまったり。


でも、だからこそ、こうしてまいにちnoteでその日の日記を綴ることって、すごく大事なことだと思っている。

毎日が刺激だらけだった学生時代に比べて、今がそんなに刺激を感じないのは、それだけ自分が色んなことを経験してきたから。大人になったから。もちろん、大人になってからも忘れられない場面はたくさんある。年度が変わるからこその新鮮感っていうのは、やっぱり今はあんまり感じられないのだけど、それでも心に残る場面はいくつもある。

だから、わたしはそんなまいにちをこうして日記に綴る。いつも通りで、代り映えしなくて、当たり前な日常だったとしても。この当たり前の日常は、未来のわたしから見ると、きっと当たり前ではないはずだから。今のわたしはきっと、未来のわたしにとってのかけがえのない過去のはずだから。

だから、わたしが今過ごしているこの日常を、やっぱりこれからも丁寧に文章に残しておきたい。


最近、なんだかうまく文章が書けないなって気持ちになっている。最近っていうより、頻繁に思っているのだけど。

どうして毎日書いているんだろう、何を書けばいいんだろうって、珍しくここ数日白紙のnoteに向かって思っている。

それでも、わたしはわたしなりに、今の自分が考えていることを、心に浮かんだことを、こうして文章に残しておく。他の誰でもなく、自分のために。



そんなわけで、今日もおつかれさまでした。




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