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営業時代に培ったテレアポのコツ、子育てに応用できる説

わたしの新卒1年目は、とにかくテレアポの毎日だった。

営業として部署に配属されるものの、自分のお客さんなんてゼロ。なので、とにかく電話をかけまくって、新規顧客を増やすことからのスタートだった。

ひとつ上の、テレアポが上手な先輩にコツを聞いた。

「アポイントいただけませんか?って聞いてちゃだめ。○日と△日だとどちらがご都合よろしいでしょうか?って聞くの」

先方にYESorNOの選択肢で聞くのではなく、初めからYESの前提で2択を選んでもらう。「なるほど~」と思い、その手法をあらゆる場面で駆使しながらテレアポをしまくって、わたしは全社2位で表彰されるまでになった。

そしてたくさんのクライアントを受け持つようになったわたしはテレアポを卒業し、数年後、ついでに会社も卒業した。

現在主婦のわたし。先輩から教えてもらった「YESの前提で2択を選んでもらう」の手法は、今は家庭で活かされている。

「むすめちゃん、パンとバナナ、どっちを先にたべる?」

「靴下、ピンクと黄色、どっちを履く?」

「青いコップとピンクのコップ、どっちで牛乳飲む?」

「お風呂のお椅子、大きい方と小さい方、どっちに座りたい?」

絶賛イヤイヤ期の娘ちゃん。YESかNOで応えられる尋ね方をすれば、返ってくる言葉は必ず「イヤッ!!!!!」となる。だから、そんな聞き方はしない。

「ごはん食べる?」じゃなくて「どっちを先に食べる?」だし、「お散歩行く?」じゃなくて「どっちの靴下履く?(靴下を履けば靴を履くので外に出ることとイコールになる)」だし、「お風呂行こっか」じゃなくて「お風呂のお椅子、どっちに座りたい?」なのだ。

こちらから選択肢を提示して、能動的に選んでもらう。自分で選んだものだから、物事がスムーズに進みやすい。会社員時代に培ったスキルが、こんなところで応用されるなんて思ってもみなかった。

会社員のときも、主婦の今も、毎日は工夫の連続だ。楽しいけれど大変で、大変だけれど楽しい。

これからも、楽しくて大変な毎日を、うまく乗りこなしていきたい。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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