卵かけご飯女からの脱却

「得意料理は卵かけご飯です!」

得意気にそう言ってしまうほど、わたしは壊滅的に料理が出来ない。

いつも誰かが作ってくれたものを「おいしいねぇ」ってニコニコしながら食べる係に徹している。特に旦那さんには胃袋をつかまれている。彼は料理がうまい。めっちゃおいしい。わたしの好みを良く分かっている。いや、食の好みが似ているだけなのかもしれないけれど。パートナーになる人と食の好みが合うかどうかって、結構大事だよね。

そう、そんな料理の苦手なわたしが、何と最近、自分でお弁当を作っている。

しかも、1日や2日ではない。今のところ2週間ほど続いている。

これはすごい。自分でも驚いている。なんで出来ているのかわからないけど、毎日キッチンに立っている自分に対して驚きを隠せないでいる。

昔からずっと「ちゃんと料理出来るようにならなあかんで」って色んな人から言われてきた。親にも、彼にも、何なら彼のお母さんにもそれとなく言われてきた。でも、出来なかった。

だって、好きじゃないんだもん。

できないことを、やりたくないことを、「やれ」って言われたところで、やりたくないものはやりたくない。お腹が満たされればそれで良いし、胃に入ってしまえばなんだって一緒なんだから、別にそこまで頑張って料理なんてしなくて良くない?その辺のもの買ってきて食べれば良くない?って、割と真剣に思っていた。

ところがどっこい、最近はいたって普通にお弁当を作っている。これはどうしたものか。

多分、理由はみっつある。

コンビニ飯に飽きたこと、食費にお金をかけたくないこと、時間に余裕が生まれたこと。

最近、お昼ご飯を食べようと思ってとりあえずコンビニに行っても、特に食べたいものがない。お腹は空いているのに「これ食べたい!」って思えるものがなくて。とりあえずつかんだ菓子パンとかおにぎりとかサラダとかをレジに持って行くのだけど「たいして食べたくもないものなのに、こんなにもお値段がするのか……」と毎回浮かない気持ちになってしまう。

それなら、自分で作ってしまった方がコスパ良いのでは……?

かつてはスーパー社畜魂がさく裂していて、毎日ハイパー残業マンだったのだけど、その生活を改めて定時退社ガールになってから、帰宅後に時間の余裕ができた。明日のお弁当の分のご飯を炊く時間が余裕である。休日に予定を詰め込むのもやめて、なるべくお家でゆっくりする時間を設けるようにしたら、数日分の作り置きまで作れる時間が出来てしまった。1度作り置きを作ってしまえば、それを程よい期間に食べきらないともったいないから、自炊&お弁当の良い流れができる。

一度やってしまえば、なんだか良い感じにお弁当&自炊生活が続けられていて。

おぉ、得意料理は卵かけご飯です女でも、やろうと思えばできるんだなぁということを身をもって体感してしまった。

わたしが作る料理は決してうまいわけではない。でも、別にそんなに食にこだわりのないわたしだからこそ、たいしておいしくなかったとしても全然食べられる。誰かに食べさせるんじゃなくて、全部自分で消費するだけだから、見た目も特に気にすることはない。ノープレッシャーで料理ができるのが、気楽で良い。

多分、これが旦那さんと同居していて、旦那さんの分のお弁当も……みたいなことになっていたら、わたしは確実に続いていないと思う。プレッシャーすぎる。自分よりもはるかに料理スキルが高い人に対して、得意料理は卵かけご飯女のわたしが手料理をふるまうなんて、無理ゲーがすぎる。

とにかく、何も気にすることなく良い感じでお弁当生活を続けられているわたしには、あっぱれを送りたい。まじですごいぞ、わたし。

ここからちょっとずつレパートリーを増やしていけばいいのだし、ちょっとずつ上達していけばよい。

やろうと思えばできることが分かったから、この「やろう!」っていう料理に対するポジティブな気持ちが消えないように、ほどほどに持続させてみようと思う。


毎日えらいな~わたし。すごいぞ~~~。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



#日記 #エッセイ #ひとりごと #あやめしのひとりごと #まいにち日記部 #毎日更新倶楽部 #旅しゃぶ更新部 #毎日更新 #毎日note #1000日更新 #1000日修行 #1000日チャレンジ #533日目

サポートいただいた分は、なんだかちょっとときめくものとか、心がうきうきするもののために使わせて頂きます。それをまた、noteに書いてみなさんにお裾分けできればいいなって思ってます。読んでくださってありがとうございます。