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下諏訪のんびりひとり旅日記

半年ぶりに下諏訪にやって来ました。

思いつきで来てしまった週末ぶらりひとり旅。



"ゆっくりしよう"っていうことだけ決めて、のんびりやって来たのだけど、本当にゆっくりしかしなかった(笑)



***



まず、下諏訪に到着したのが昨日の夕方。



お昼までお家でのんびりしていたから、そもそものスタートがとても遅い(笑)


宿泊先、マスヤゲストハウスに到着したのは17時頃。あれ?16時にチェックインするつもりだったのになぁ。おかしい。



チェックインを済ませて一息ついていたら、速攻で日が暮れていった。



夜ご飯を食べようと思って向かった先は、本田食堂さん。



週末の夜だけ、タロウ珈琲さんの店舗間借りして経営されてるらしい。
でも、今月いっぱいで移転するそうなので、これは行かなきゃ!と思って夜ご飯はここに決めた。



1人で来たわたしに、「女の子1人だったら普通に頼むとボリューミーになっちゃうから!」と、いくつかある前菜の中から特別にちょっとずつ盛り合わせてもらった。



食べたことないんですよねってメニュー見ながら言ったわたしのために、鹿肉をわたしサイズで出してもらって。

多分、通常サイズだと食べ切れなかったから、とってもありがたかった。

初めて食べた鹿肉、とってもおいしかったです。

「移転先、まだ決まってないんだけど、ずっとここで間借りして甘えてる訳にもいかないから、ひどまずここは3月いっぱいまでにしたんだ。見つからなかったら雇われ料理人にでもなるよ」
っておっしゃるオーナーの本田さん。良い場所見つかって移転されたら、絶対また食べに来ますね。


本田食堂を後にして、そのすぐそばにあった銭湯、旦過の湯でゆっくりお風呂。露天風呂に浸かりながらのーんびり。

230円で入れる銭湯が周りにはたくさんあって、銭湯巡りしてる人も多いらしい。わたしは旦過の湯しか入ってないけれど。


ご飯も食べて、お風呂にも入って、ほくほくしながらゲストハウスに戻る帰り道。お風呂セットを抱えながら暗い道を1人歩く。街灯が少ないせいか、見上げた空に見える満点の星空がとっても綺麗で、吸い込まれそうになった。

でも、星空が撮れるほどの写真の技術は生憎持ち合わせてなかった。残念。


コンビニ買ったお酒とお菓子を持って、ゲストハウスのリビングに帰った。楽しい夜の会はすでに始まっていて、みんなで仲良く食べて飲んで歌って喋って笑った。

マスヤゲストハウスはリピーターがとっても多くて、気がつけば顔見知りが増えている。
「あれ?夏にも会いましたね!」なんて偶然の再会もあって。

バイオリンを弾く方がいて、何曲かリクエストしてその場で弾いていただいた。バイオリンの生演奏をBGMに飲むお酒、贅沢だったなぁ。

登山をしながら写真を撮っている人もいて、見せてもらった写真が息を呑むほど綺麗で圧倒された。
「僕はただ、頂上からの景色が見たいだけなんです」
真面目にそう話す姿を見て、好きなことをしている人ってやっぱり素敵だなあと思った。
星の写真を撮るのも好きらしくて、今度またマスヤに泊まりに来た時は一緒に星を撮りに行く約束もした。実現すればいいな。


あぁ、良い夜だったなぁなんて考えながらお布団に入ったら、足元にぽっかぽかの湯たんぽが置かれていて。なんだか幸せな気持ちになってそのまま眠りについた。



アラームもかけずぐっすり眠ったわたしがのそのそと起き上がったのは8時半過ぎ。

身支度を整えて、シーツを畳んで、リビングに降りる。


「おはようございまーす」

ってみんなに挨拶しながら、コーヒーを入れてコタツに入る。



本当は、近所の喫茶店でモーニングしようかなって思ってたんだけど、コタツに吸い込まれて動けなくなってしまったので、そのままだらだらすることにした。恐るべしコタツの吸引力。


何気なくパラパラ見ていたゲストノートに、わたしの高校時代の友だちが書いたメッセージを見つけて、ちょっと嬉しくなったりした。(わたしがオススメしたマスヤを初めてのひとり旅の場所に選んでくれてありがとうね、まりしゃん)



ここ、マスヤには"旅する本棚"というものが存在する。



手持ちの本と、ここにある本を交換して、旅のお供にするというもの。

以前来た時に、何も持ち合わせていなかったのが悔しかったから、今回はちゃんと持ってきた。



高橋歩さんの『愛しあおう。旅にでよう。』

誰かの旅のお供になればいいな。



そして村上春樹さんの『女のいない男たち』と交換。



読み終わったら、別の本と交換しにまたここに来ようと思う。



マスヤは、本当に居心地が良い。

あと1ヶ月くらいはここに滞在したいなっていう気持ちになるし、来た人が思わず延泊を決めてしまう気持ちもとってもよく分かる。



ちなみに、コタツに吸い込まれて動けなくなってしまったのはわたしだけではなく(笑)
コタツにすっぽりくるまって丸くなった人たちが何人もいた。仲間。



絶対また来よう。そう決心して、マスヤを出たお昼。

青春18きっぷを握って鈍行列車に揺られながら東京に戻っているのが、これを書いている今。


下諏訪に行って、お風呂入ってご飯食べてのんびりする以外本当に何もしなかったけれど、こういう旅もいいなと思った。



***



旅に出ると、いつも観光しなきゃ!みたいな気持ちになるのだけど。最近そんな気持ちがだんだん薄れてきたのは、"また来たらいいや"って思えるようになったから。

絶対また来ようって思った場所って、遅かれ早かれまた必ず訪れるだろうって思ってる。1回で回りきる必要なんて無いんだなって思うだけでなんだか心に余裕が生まれた。


旅先も、そこで出会う人たちも、そこでどんな時間の使い方をするのも、その時の運とタイミングなんだよな。ご縁みたいなもの。


同じ場所に行っても、違った楽しみ方があるし、同じような過ごし方をしても、違った感じ方がある。


1人で行っても、複数人で行っても、誰とどこに行っても、旅って楽しいなって思う。



今回も、とても良い旅でした。


おつかれさまでした。





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