自分に合ったものを身に付けたい

なんだか最近すっかり春の陽気だなぁって思っていたんだけど、もう3月も半ばなんだね。

そりゃあもうあったかいわけだわ。

ぽかぽか陽気の日にはなんだか外に出てお散歩でもしたくなっちゃうね。

今日も日中はアポが1件入ってから外出したのだけど、外を歩きながら本当に清々しい気分になった。内勤じゃなくて良かったなぁ。こんな良いお天気の日に1日中オフィスにいるなんてわたしには耐えられそうにないもん。

歩くのが好きだから、クライアント先に行くときも結構歩くことが多くて。

でも、歩くの好きだなって気づいたのってここ1年ぐらいの話で。

わたし、足のサイズがすごく小さくて、自分の足のサイズに合う靴が全然見つからないことが悩みだった。平日は毎日スーツを着ているから当たり前のようにパンプスを履いているのだけど、どうしてもサイズが合うのが見つからなくて。いつもちょっと大きめのパンプスに中敷を入れて履いていた。
サイズが合わないから靴擦れもひどいし、ちょっと長めに歩くとすぐに足が痛くなってしまう。
すぐに靴もボロボロになってしまって、数ヶ月スパンで何足もパンプスを買い換えていた。

なんで仕事の時に毎日こんな辛い思いをしながら歩かなきゃいけないんだろうってすごく悩んでいた時に、ふと頭をよぎった考え。

「オーダーすればいいのでは…？」

毎月の薄給でオーダーの靴を買うなんて……って思ってはいたけれど、やっぱり歩くのが辛いと思いながら毎日サイズの合わないパンプスを履いて仕事に行くことの方が耐えられなかった。

思い切ってオーダーメイド専門の靴屋さんに行って、ちゃんと足のサイズを測ってもらって、ついに購入した2万円のパンプス。

お会計の時にクレジットカードを差し出すのを躊躇うほどだったけれど、勇気を出して買ってみた。

そしたらね、びっくりするくらい歩きやすくて。

もう、感動してしまった。

パンプスって痛みに耐えながら履くものだと思ってたけど、全然違った。我慢なんて、しなくて良かった。

それ以来、毎日快適に外回りが出来るようになって、大袈裟でも何でもなく、世界が変わったように感じた。

ちなみにそうやってオーダーしたのはもう1年以上も前の話なんだけど、あの時買ったパンプスを、何度も修理に出したりしながら、今でも毎日履いている。

勇気を出して2万円の靴を買って良かったなぁって思ってる。良いお買い物したよ、本当に。

なんでも高ければ良いってものではないけれど、毎日使うもの程、きちんと自分に合ったものを使うことって本当に大事だなって思ってる。

どうせ履き潰すしと思って安いパンプスを痛みに耐えながら履いてた時は、数ヶ月スパンで買い換えていたのだけれど。結局オーダーしたやつは1年以上継続して履くことができているから、長い目で見るとこっちの方が安かったりするんだよね。

良いお買い物をしたなぁって、1年以上経った今でも思っているから、他のことに関してもそうしたお金の使い方をしたいなって思う。

目の前にある今の一瞬の欲望を満たすためだけの欲しいもの買うんじゃなくて、本当に必要な、自分に合ったものを選びたい。

それって、わたしの理想である"丁寧な暮らし"にも繋がるよなって思って。

っていう感じのことを、アポの帰りのぽかぽか陽気の中を歩いている時に考えたりしてた。

なんだか、春が来ると思考が穏やかになるような気がしてる。落ち着いて、今目の前にある当たり前に感謝できたり、いろんなことをしみじみと感じられたりする、ような気がするんだよね。気のせいかもしれないけれど。

良いね、春。なんだか明るい気持ちになるね。

明日も良い日になればいいな。

今日もおつかれさまでした。

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