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最近観た映画がめっちゃ良かったので書きたかったんです

先日、久しぶりに映画を観てきた。


年末の最中、定時に仕事を切り上げて、向かった先は渋谷。


.colonyのよぴこさんにお誘いいただいて、万力ちゃん、のじちゃんの4人で。(わたしは全員初めましてだった)



観るのはパッドマンというインド映画。
12月7日から公開された、生理用品の普及に尽力したとあるインド人男性のお話。


映画が始まるまでに、事前に4人でいい感じのイタリアンのお店でお酒を飲んでピザとパスタとハムを食べながら、生理について語った。自分の生理周期の話だったり、生理痛の話だったり、使用しているメーカーの話だったり、月経カップってどうなの?布ナプキンっていいの?みたいな話だったり。

なんだか、普段こうやって生理のことが表立って話の主題にのぼることなんかなかったから、みんなでこうして話ができるのが新鮮だった。でも、女の子はみんな月に一度来るものだから、やっぱり情報って必要だし、なんかもっとオープンに話せたらいいのになって思う。
わたしもそうだけど、きっと生理のことで悩んでいる女の子、いっぱいいると思うもん。


そしてそんな話をした後にみんなで観に行ったパッドマン。




一言で感想を伝えるなら、こんなに泣くと思ってなかった。


(ここからはネタバレなのであしからず)


話のあらすじとしては、愛妻家の主人公ラクシュミが、妻が毎月くる生理の時に汚い布を使用しているのを知って、そんな妻のためにナプキンを自作するっていう話。


これは2000年初めのインドの田舎が舞台なのだけど、インドでは女性の生理は"穢れ"として扱われていて。生理の1週間は女性は部屋に入ることもできず、外で寝泊まりをしていて。清潔なナプキンは高級品過ぎて日常的に使うことはできず、女性たちは汚れた布を使い回していた。その衛生面の悪さから、病気になってしまう女性も多く、ラクシュミはそこに問題意識を持っていた。

「愛する妻を救いたい」

主人公ラクシュミは、その一心で妻のためにナプキンを自作することを決意する。

でも、当時のインドでは生理はタブー。ましてや男性がナプキンを作るなんて。ラクシュミは周りから変人扱いされ、しまいには村からも追い出されてしまう…。



逆境に次ぐ逆境で、見ていてどんどん苦しくなってきて。ラクシュミのひたむきな姿を見て、「なんでわかってくれないの!!!」ってすごくすごく心の中で思ってた。

でも、当時のインドではそもそも生理に対する理解をしている人すら乏しくて。何のために生理があるのか、衛生面を気をつけなければならないのはなぜなのか、その認識がすごく浅かったのだそう。

自分が当たり前に持っている知識って、他所では通用しなくて。そのカルチャーショックに、映画が終わってから一番衝撃だった気がする。



結局ラクシュミは、安価なナプキン製造マシーンの開発に成功し、それが投資コンペでグランプリを獲得したことから、そのナプキン製造機が広まり、各地で使用されるだけでなく女性の雇用も生む立派なビジネスとなって、ハッピーエンドを迎えるのだけど。


そのクライマックスの国連でのラクシュミのスピーチが、とっても感動的で。

"お金を稼いでも笑うのは自分だけ。僕がやりたいのはお金を稼ぐことじゃなくて、周りの人を笑顔にすること…"

自分が本当にやりたいこと、助けたい人たちのために自分にできること、それを必死に追い続けたラクシュミから出てきたこの言葉に、わたしは涙が止まらなかった。



生理をテーマにした映画って、ぶっちゃけどうなんだろう?って思ってたんだけど、これは本当に観て良かったなって思う。男女関係なく観て欲しい作品。


インド映画って今までそんなに観たことなくて、これが以前観た「きっとうまくいく」以来の2作目なのだけど。さすが映画大国インドで話題になっただけあるなというくらいの、本当に良い作品だった。
(インド映画にしては思ってるほど踊ってなかった気がする)


最近はずっとプライムビデオでお家で映画を観ていただけだったけど、たまにはこうして映画館に足を運ぶのもやっぱりいいなぁ。



次は何の映画を観ようかな。





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