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【もへの部屋 vol.1】15年間の人事経験をいかした言語化トレーニング:山内麻衣さんインタビュー

もへもへぱんだが興味を持った人物にインタビューをさせていただく「もへの部屋」。
記念すべき第一回に登場してくださったのは、山内麻衣さん。15年間にわたる日系及び外資系企業での人事、組織開発、研修、採用、労務、DE&I等、人事業務全般にわたるご経験に基づいた起業までのストーリーをお聞きしました。

山内 麻衣
アツい思いや技術や商品力はあるのに伝わらないと悩んでいる方向けに、言語化するトレーニングをしている専門家。
現在4時間で見違えるプロフィールが完成する言語化トレーニング講座を展開。インプットよりアウトプット重視型のワークショップが得意。
外資系及び日系大手企業にて15年人事、組織開発、研修、採用、労務、DE&I等人事業務全般を経験。
言語化によって多くの人の強みを、外に引き出すことで個人の自己肯定感を高め、日本経済に失われたではなく、得られる30年を創り出していくことをミッションに掲げ活動中。


起業を志すまでの経緯

——会社員の頃、どのような時にやりがいを感じていましたか?

働く会社の業績UPや社風に溶け込めていない中途社員に対するフォローアップ研修を実施した時です。手厚いフォローを行うことで新しい環境に馴染めないでいる本人の不安が軽減し、自信が回復し、本来の良さやポテンシャルが発揮できるようになり、周囲からも評価されるようになるまでの一連の過程に大変やりがいを感じていました。

——起業しようと思ったきっかけは?

祖父まで代々自営業の家系に生まれたことで、新卒の頃から起業したい気持ちがありました。また、平成の大不況と呼ばれた頃に就職活動を行ったこともあり、会社員が安泰だと思えませんでした。40代が近づいたタイミングで日系・外資系、大手・スタートアップなどのあらゆる規模の会社で人事の実務経験を得られたことで独立を決めました。

起業を決意してからの活動内容と事業アイデア

——起業を決意してから何をしましたか?

会社を退職したものの何をすれば良いか模索していた時に知ったのが、Antler cohort programでした。直近の勤務先が外資系だったこともあり、シンガポール発のベンチャーキャピタルであるAntlerが提供する海外スタートアップの動向に興味を持ち参加しました。IT系のスキルをお持ちの方、価値観や年代が近い方と知り合えて良かったです。
また、他にも東京都が主催しているTokyo Startup Gatewayという起業を目指す個人を対象としたコンテストや「先生業」に特化したビジネススクール、志師塾にも参加しました。こちらでも幅広い年代や業種の方と知り合うことができ、事業アイデアの壁打ちをしていただくことができました。

——当初、どのような事業アイデアをお考えでしたか?

最初は、会社員を対象にした「1日10分の副業制度」の導入支援サービスを考えていました。会社員がやりたいことを副業という形で日々少しずつ行うことで、スキルの向上、成功体験の獲得、本業の効率化向上など一人一人の生産性を高めることができると考えたからです。
しかし、アクセラやビジネススクールで壁打ちを進めていく中で、まずは個人に向けたサービス展開を通して市場のニーズをヒアリングしながら法人に向けたサービス展開を行うことにしました。

——会社員時代のご経験をいかした事業アイデアですね!

ピボット、その後 

その後、2023年10月下旬にピボットし、個人向けの言語化トレーニングのサービス提供を考え始めました。こちらは、アツい思いや技術や商品力はあるのに伝わらないと悩んでいる方の言語化をサポートするトレーニングです。これまで、フルタイムの業務委託と並行して週末を使って活動してきました。

——現在の事業アイデアを思いついた理由は?

30代で経験した3回の転職経験が、現在の事業アイデアにつながっています。20代から長年勤務した会社から転職した際、今までの会社での実績や信頼が全くない状況で即戦力として初日から周囲に認められパフォーマンスを出す難しさを知りました。そのため、例えば自分でビジネスを行う起業家の方や転職活動で自己PRをする方など新しい環境で自分を知らない人に向けてパッションや想いを伝え、相手に理解してもらい、円滑なコミュニケーションを実現するための言語化のニーズがあるのではないかと思い、言語化トレーニングを事業化することにしました。

集客方法、売上

——事業アイデアは、どのように形にしましたか?

まず、起業を決意してから参加したイベントやアクセラで知り合った方を中心にお知り合いの方にチラシやメールなどでお声掛けしました。同時に、Peatix でウェビナーを開催し、新規の方にご興味を持っていただくようにしました。ウェビナーを開催するにつれて少しずつ認知が広がっているのか、昨年末に開催したウェビナーでは参加者15名様のうち、14名の方が新しい方でした。

——既に売上が立ったとお聞きしましたが

ありがたいことに、これまでに3名のお客様がご購入してくださりました。今春から大学で教鞭を取られる方、これから独立される習い事の先生、顧客ニーズを汲み取る必要のある法人向け営業を行う方など、業界や職種に関わらず、これまでに培ったスキルを新しい環境ですぐに立ち上がれるようブラッシュアップしたい方にご興味を持っていただいております。

——新しい環境ですぐに立ち上がるためのトレーニングは私も受けたいです!

今年の抱負 

——最後に、2024年の抱負を教えてください

今年は、以下の3つを目標にしています。
・リアルセミナーの開催 (東京、大阪)
・法人向けのサービス提供開始(10名程度 / 職種不問)
・会社設立

一人一人が本来の良さを発揮するサポートを行うことで、組織や日本全体の生産性の向上に貢献したいです。現在、言語化トレーニングに関して毎月オンラインで無料の体験ウェビナーを開催しております。ご興味を持っていただけた方は、是非ともご参加ください。

——詳細は、下記のウェビナー情報をご確認くださいませ!

さいごに

麻衣さんは、昨年末、Antlerの忘年会にてお会いした時、言語化トレーニングのチラシを持参し、熱っぽくウェビナー内容をお話してくださったことが印象的でした。少しでも私にできることがあればと思い、今回のインタビュー記事を書かせていただきました。
インタビュー中の「新しい環境での一人一人の本来の良さやポテンシャルが発揮できる環境を整える」というお言葉が心に響きました。麻衣さんの会社員時代のやりがいが事業につながっていることにも感銘を受けました。
一人でも多くの方が、いかなる環境においてもご自身の魅力を発揮できるよう今後の麻衣さんのご活動を応援しております。今回は、貴重なお話をお聞かせくださり誠にありがとうございました!

インタビュー中の麻衣さん

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