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コラージュ名義 ✂️ コンクリのフリル

前置き
私は高2の時に「CDジャケットが作りたい」と思って、美大のデザイン科に入学し、卒業したにも関わらず、イラレ・フォトショが使えなかった。
音楽が好きで、大学卒業後は数年プーモラトリアムをしたあと都内の某ライブハウスで「ブッキング」という音楽イベントを組む仕事を始めた。
イベントは「出演(貸切)させていただけませんか」という問い合わせを受けて調整するものもあれば「ご出演いただけませんか」とオファーするものもあって、大体それらを月に15本くらい組む具合だった。イベントは組んだら終わりではなくて、当日を素敵な1日にするために、それを告知して集客努力をする必要がある(出演者にもそれを促す)。タイムテーブルを作ったり、セット図をPAに伝えたり、照明や映像周りの演出希望を照明スタッフに相談したりする。そして当日は出演者・お客さん・内部スタッフに出来るだけストレスのないように目を配り、必要あらばドリンクカウンターや受付の補佐に入ったりする。ライブがめちゃくちゃ盛り上がったり、アーティストの物販が売れたり、ライブ終了後に美味しく乾杯できたりすると、あああ良かったと思う。それを毎日毎日毎日繰り返す仕事。

私がライブハウスにいたのは3,4年前だけど、まだフライヤー(チラシ)の文化がゴリゴリ残っていた(というか今も全然ある文化か、当時から超アナログだな〜〜〜と思いながら、自分自身もTwitterよりも先にフライヤーで情報を得ることはあったし、毎日イベントで配るフライヤーをコピーしていた)。
デザインスキルのある同僚はそれっぽいフライヤーをサササと作っていたけど、私はそれが出来なかった/でもフライヤーは作らなきゃいけない(義務)ということになって、始めたのがコラージュです↓

当時Tumblrにドハマりしていて、寝る間を惜しむレベルで色んな画像を集めていたので、それらをプリントしてハサミで切って貼り付けてスキャンして彩度を上げて画像化する。大体深夜にYoutubeを爆音でかけながら・酒を飲みながら・周りに紙くずを散らしながら、作っていた。フォントっぽくない文字は修正液で書いていて(単純に1番明度差が出るから)、手書きだけのフライヤーもサイゼリアでメロンソーダ飲みながら・消しゴムのカス散らしながら・作っていた↓

(私はCDジャケットが作りたいんじゃなくて、音楽と関わりたかったんだと思う。ライブハウスを辞めて、随分経ったあとに気づいた。)

◆バイトやめる学校→コンクリのフリル爆誕
ライブハウスを辞めたあとは、フライヤーを作る必要がなくなったので、こういうものを作ることは減ったのだけれど、身近な友達で「あのコラージュは面白かった!」と言ってくれる子が数人だけ居たりして、自分の中で「なんだったのかなあ…」という形でぼんやり残っていた。
そういう数年が過ぎたタイミングで、仕事もライブハウスの延長線的なエリアで頑張っていた頃、以前から大好きなファッションブランド・途中でやめる山下陽光さん「バイトやめる学校」という本を出された。早速ガン読みしたところ「あなたがやりたいと思っていることをココにメールしてください。返事します。」とメアドが書いてあり、「昔こういうフライヤーを作っていたのですが、特に自信がある訳でもなく、でも何かしたい気持ちはあって、自分が何か表現するとした時の謎のブランド名だけは考えたんです。【コンクリのフリル】というのですが…」といった、まとまりのない長文メールをしたところ、すぐにお返事が!
全て手作業であるのが素晴らしい(イラレフォトショ使えないというコンプレックス由来だったのに嬉しい嬉しい嬉しい)+具体的なアドバイスに加えて「7,8月の途中でやめるイベントのフライヤー製作をお願いしたいです」と!😭
それで作らせていただいたのが、↓この視認性皆無のフライヤーです。

(フライヤーとしてどうなんだ感満載、、)

ともかく、陽光さんに「いいじゃん!」と言ってもらえたのは大きかった。
そして、それを期に「コンクリのフリル」名義で大学生ぶりにブログを始めてみた。(参照:コラージュについて思ってきたこと💭)(現在こちらは動かしていないので、このnoteに集約したいと思っています)

その頃に作ったものたち↓

フライヤー機能がない状態で初めて作ったもの。コラージュに日記を添えてみようという試みだった。

大学の友人・ByebyeMymyとのネットラジオ用のビジュアル。

大学の友人・ベルリンのしょこたんとのYoutubeラジオ用のビジュアル

◆初・公式?オファー
言うてもこれらのコラージュがかなり偏った感じなことは本人も理解しており(キモ!とかよく言われた)こういうものを作っていることはあんまりおっ広げないようにしていた。
そんな中、現在所属している会社含む4社合同で、渋谷のクラブを貸し切っての大忘年会をやることになり、私はその運営スタッフとしてアサインされていたのだけれど、急に後ろから肩を叩かれ呼び出された打ち合わせにて「過去のコラージュ作品を見せてくれませんか?」と言われ「???(ここで見せるの恥ずかしいーーくぁwせdrftgyふじこlp)」という感じで、上記の画像やなぜか会社に置きっぱなしで所持していた原画をお見せしたところ「忘年会用のwebサイトのビジュアルをお願いできませんか?」と!!😭
これは何というか、死ぬほど嬉しかった。超ありがたい(そして超緊張)初めての外部からのオファー🙏だと思いました。
そしてその打ち合わせから3日後に作ったコラージュがこちらです↓

(のど自慢大会なので、こういう感じに!)

あとから聞いてなんと超絶面白い!!と思ったのですが、今回の声をかけてくれた方はHIPHOP好きで、ビースティ・ボーイズの名作「CHECK YOUR HEAD」のインナースリーブのコラージュ↓や、

SLY & THE FAMILY STONEのコラージュ↓

こんな感じを出せないかなーと思っていた時に、私のコラージュのことを思い出してくださったそう😭
自分が知らなかったものから、自分を想起してもらったことがなんだか嬉しすぎる。これらのコラージュも写るんですテイストで可愛すぎる!

ということで、色んなプロフェッショナルの方々の手によって出来たサイトがこちら!コラージュが動きまくっててバチバチカオス最&高!!!😭

↓この題字も書きました、やはり昔と変わらず修正液で。

(忘年会は12/14にWOMBにて!よかったらお越しください〜!)

◆これから

ということで、もし「コラージュを作ってほしい」「変な文字を書いてほしい」という方がいらっしゃいましたら、『コンクリのフリル』として、何でもやらせてください。オファーを頂いて作る、というのが新鮮すぎてドハマりそうな予感がギャンギャンしています。
frillcon★gmail.com(★→@)にお気軽にメールいただけたらと思います。

そして、これまでよりももっと積極的にコラージュや題字を作ってみようかなと思っています。来年のカレンダーや年賀状や福笑いもポチ袋も作りたいし、個人的には好きなバンドやアーティストをイメージしたコラージュ(応援フライヤー?)も、勝手に、アンオフィシャルに、ファンアート的に作ってみたいと思っています。他にもこんなのはどう?というコメントももしあれば、ぜひお願いします。

あとは、自分のコラージュが布のパターンになる妄想も昔からしていて、そういうグッズも作ってみたい。あとは不思議と原画を見たい!と言ってもらえることが多いと気づいたので、展示も出来たら良いのかもしれない。

あとは、今回のwebサイトのように、私のコラージュを生かして遊んでみたいというデザイナー等のクリエイターさんも、もし居らっしゃれば、ぜひご連絡ください。今回自分の想像を超えたものになって、ぶっ魂消たので、そういうコラボレーションもまたしてみたいです。

↓最近作ったもの

(地味に局部画像がnoteでイケるか試してすみません、イケた!)

Twitter:https://twitter.com/frillcon
Instagram:https://www.instagram.com/frillcon/

よろしくお願いします!

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