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あの記憶の中の濃い時間は

「もう、20代も半ばだって、早いね」
「あの頃は、こうだったよね」

不定期に電話をする友人と平日の夕方、彼女のお仕事がお休みの日に、そんな会話を電話口で織り成していた。

19、20歳の時は時間を忘れるほどに語り合った記憶を懐かしんでいると、彼女との会話があの頃とは変化していることに気づいた。

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かみつれ

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