共感の輪
4月1日、勤務しているフリースクールのミーティングで
「私は発達障害のことについて興味があり、そういうお子さんが好きで、野球好きな子がルールブックを読み込むように、いつのまにか発達障害について詳しくなっていました。
7月末までの残り期間、どうぞなんでも聞いてください。
そしてみなさんの間にも、"愛すべき発達障害者"という概念が広められたらすごく嬉しいです」
なんてことを言ったのでした。
フリースクール以外にも、訪問等でさまざな子どもさんや、働くことに不安を抱えている大人の方と関わっている団体です。
嬉しいことにスタッフさんから少しずつ、質問してもらえることが増えました。
どんな状態のお子さんであれ(大人であれ)
最終的にはやっぱり親子問題だと感じています。
おうちの方がその子どもをまるごと受け止めているか。
無理に「普通の子」に矯めようとしていないか。
または、もっともっと前の段階で、親が子どもに自分の満たされなさをぶつけているパターンということも…。
そうなると児童福祉の出番なのですが、各機関との連携となるとやはり経験が必要なのです。
さまざまなパターンがあり、難しいですが、スタッフさんたちはほんとうに利用者さんのことを想って働いていらっしゃいます。
昨日、そんなスタッフさんのお一人が
「うちの息子、ADHDで、いろいろあるけど末っ子ということもあって可愛がって育ててきたんだー。作文がいきいきしてて良いんだよね。書く気持ちがはやって字が汚かったりしてるけど、読むのが楽しみ。」
と話してくださいました。
わたしもそういう子、大好きですー!って盛り上がったのですが、
あとになって思うと、4月の私の話に応えるようなお気持ちで教えてくださったんだなぁと気付きました。
特性のある子ども、発達障害の子どもは可愛いくて面白い。
そんな共感の輪が少しずつ広がっていくように感じて嬉しかったできごとでした。
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