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女性は召使いではない。お料理おブスからの卒業。

「料理は楽しいですか?」

前は言えなかったけど、今なら言える。

「はい!楽しいです。」と。

私にとって「食」が、人生を変えるきっかけでした。

食卓の位置

365日。
毎日キッチンに立つ。

『この時間が自分にとってどんな時間なのか?』
ってけっこう重要なんだと思う。

料理時間が楽しければ、
毎日楽しいことが必ずある。

料理時間がつらければ、
毎日苦しいことが必ず待っている。

同じ料理時間

だけど

料理時間のとらえ方って
大きな差になるんじゃない?

お料理おブス時代

私はおブスだった。

正確にいうと
毎日、自分で自分を
『おブス』に仕立て上げていた。

食べることは生きること。
私たちは毎日365日何かを食べている。

そして
食べたもので身体が作られる。

だから何を食べるかが大事

インスタグラムの投稿

子供ができてから、食に敏感になった。

「○○が体に悪いから、食べさせてはいけない」

私の世界はそんな情報で溢れていた。


次第に
『食べてはいけない』ものが増えていった。

知れば知るほど

世界に敵が増えた。


どうしてこんなに悪いものばかりなの?


私には世界がモノクロに見えていた。

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「体に悪いから」

とはわかっていても、全部なんて避けられない。

理想通りにできないもどかしさ。
我慢することの苦しさ。

そこに”楽しさ”はなかった。


自分で考えて選んでいるつもりで
誰かの意図に巻き込まれている
単なる操り人形。

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それが過去の私。



どんどん
食べ物が悪者になっていって

どんどん
食べ物に対する感謝も減っていった。


フルタイムワーママ

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ただ毎日が忙しく過ぎていく。

料理は「作業」

できるだけ楽に簡単に。

レシピの検索も
「簡単」「時短」がキーワード。

ただの「作業」なんだから、
「さっさと」終わらせよう。

それがその時の
最重要項目だった。


食材に不満を抱えながら作る
愛情たっぷりとは程遠い料理。


「それ」を
毎日食べさせられる家族。

そして
「それ」を食べさせている私。

「そんな」料理を作っているのは私。

「そんな自分」を好きになんてなれなかった。


勝手に自分で世界を暗くして、
勝手に自分で傷ついていた。


今振り返ってみると
あの頃の私は
心がすっかり『おブス化』していた。

食べてはいけない。
食べなくてはいけない。

食事の度にいちいちピリピリ。

料理による料理のための
「こじらせおブス」


眉間にしわ寄ってただろうな・・・。

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食を裁き、悪を作り出すことで
結果的に
自分をも裁き、自分を責め続けた。

苦しい日々だった。


そして今。

今はすっかり毎日の食事が変わった。

特に毎回手が込んでいるわけでもないけど、
自分で『主体的』に料理を作っている感じがする。

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「私が家族の命を育み、健康を維持している」

そんな大役を仰せつかっているのは
誰でもない私だ。

毎日の料理が単なる「作業」でなく、
「大切なお役目」に変わってから

自分に自信がついた。


昔はまるで自分を
「召使い」のように感じていたけど

一気に形成逆転だ。


「私が家族を支えているんだ」


意識の変革。

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自分や家族の体質を知って、
今必要な食材が選べるようになると、

毎日の料理が楽しくなった。


もともと料理は得意ではない私。

けど、色々と楽しみながら試すようになった。

たまに遊びすぎて謎の料理ができ
子どものしょっぱい顔に遭遇することもある。

けれど
前みたいに食べない子どもに
怒ることはなくなった。


「あはは、こんなに焦げちゃった」

失敗しても笑っているほうが
家族も平和だし、私も楽しい。

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料理上手だから食卓が楽しいわけじゃなくて、

料理が苦手でも楽しい食卓にはできる。


食卓が変わったら私の毎日も変わった。

あれだけ息苦しかった毎日が嘘みたい。


毎月のようにかかっていた風邪にも
しばらくご無沙汰。

半袖短パンの息子も、
4歳娘もいつから医者にいってない?

鏡を見ると
なんだか前より肌もきれいになったみたい。

「ママと結婚してよかった」
とか
「外食よりママのご飯がいい!」
なんて

嬉しいこと言ってくれるじゃない。


食卓の在り方に自信がついたら
いつの間にか
私にも自信がついちゃったみたいです。


食が変わると世界が変わる。

楽しい食卓が増えたら
きっと世界ももっと楽しくなる。


だから
過去にお料理おブスだった私が伝えたいのは

料理を愉しみ、
食を大切にすることは
自分を大切にすること。

上手な料理を作ろうじゃなくて、
心のこもった料理を目指そう。

それがあなたにパワーをくれるから。


おしまい

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