初めて明晰夢を見た日【日記】
昨晩、はじめて明晰夢を見た。
明晰夢(めいせきむ、英語: Lucid dreaming)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
正確にははじめてではない。今までも夢の中でこれは夢だと気付いたことや、意識を保ったまま入眠したことは有った。
夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている。
しかし、これの経験がなかった。
夢の中で夢に気付く(なんかインディーズ曲の歌詞っぽい)と、とてつもない恐怖感に襲われるのだ。同時に、早く起きなければという強迫感を感じる。
なんとか寝返りをうって身体を覚醒させると、冷や汗をベットリとかいている。
明晰夢を見て、現実ではできないことをしてみたい。空を飛んでみたい、美味しいものを食べてみたい、エッチなお姉さんとあんなことやこんなことをしてみたい……!!しかし、あの恐怖感からは逃れられない。
調べてみると、明晰夢時に恐怖を覚える人は多いそうだ。恐怖感を抱いたまま夢を見続けても悪夢になってしまうらしい。
どうすりゃええねん。
曰く、完全に覚醒しないように、恐怖心が消えるまで待てばいいらしい。恐怖心って勝手に消えるもんなの??
明晰夢を見るトレーニングとして有効らしいという話を聞き、かれこれ一年半くらい夢日記をつけているものの、怪文書が量産されるだけで一向に効果を示さない。
最近はもっぱら適当になってきた。
血飛沫なんやねん。
明晰夢の気配すらない。
なかったのだ。
しかし、見たのである。
昨日。
普段はうつ伏せで寝ることが多いのだが、寝付けなかったため仰向けになっていると、突如耳鳴りが。
聞く所によると、耳鳴りや金縛りは明晰夢の前兆らしい。
これはキタぞと、心を落ち着けるも、恐怖心。
やはり襲い来る恐怖心。
何故かめちゃくちゃ怖い。誰かに見られている気がする。
いつもならばここで無理やり目覚めてしまうのだが、昨晩の私は一味違った。金縛りから目覚める要領で、体を小刻みに揺らす。
ここで寝返りをうってしまうと、完全に覚醒してしまうため、体を揺らしながら半覚醒状態に留まる。
すると次第に謎の恐怖が引いていく。
もう大丈夫だと確信が持てた私は、夢に身をゆだねた。
残念ながら結局一瞬で終わってしまったのだが、遂に念願の明晰夢を見ることができたのだ。
最後に、今日書いた夢日記でおしまいにしたいと思う。
昨年那覇にて行われたイベントで販売した短編集をnoteでも公開いたしました。興味がある方はどうぞご覧ください。
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