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自分のための空間をつくるということ

こんにちは!あやです。
私は都内で仕事をしていたこともあり、日常にあふれる情報の多さを常に感じていました。
一人暮らしの時はお家に帰れば全てを遮断することでもきる。
ただ、誰かと住んでいるとなかなか自分のペースで空間を整えることができないこともあるし、一人暮らしでだって忙しくて家が荒れていたら「THE 生活」のための家になってしまう。
そんな時に、ちょっとした準備で自分を隔離することについてお話したいと思います。


「情報量が多い」と感じる感覚

生活をしていて、こんなことありませんか?

・突然「なんかもうお腹いっぱい!」と感じる
・なんとなく頭が重い、ほんのり痛い
・ぼーっとしたくなる
・やる気がないわけではないのに、頭がついていかない

他にもいろいろあると思いますが、何となく重い・本調子じゃない、という感覚。
もちろん、睡眠や食事やストレス、色々な要因がありどれも作用しあっていると思います。その中で盲点になっていると思うのが「情報量」。
私自身はこの情報量、脳のキャパに非常に敏感なタイプで、音だけでなく、ものが多いのも得意ではありません。
(youtubeやSNSのギュギュッと詰まったサムネイルも苦手です、実は)

人との関わりであれば、あれやこれや、常に情報を投げられるのもちょっと疲れを感じます。
ただ、もちろん社会生活も送っているので、常に無理!と思っているわけではなく、あー、頭働かないなーと感じた時に「情報量」を疑うようにしています。
もし、心身の調子だけでは納得できない不調や重苦しさがあったら、生活環境の中を「情報量」という観点で見直してみるのをお勧めしています。
家でむしゃくしゃするなら、製品パッケージに疲れているのかもしれない。
通勤で疲れているなら、電車やビルの広告に疲れているのかもしれない。

必ずしも、シンプルで、整っていて、静かな空間であることがいいわけではなく、あくまで自分の感覚とむきあって、キャパやベストな状況を探ることが大切だと思います。

自分にとっての”空間”の意味

「空間」とはなんなのか?

スパや温泉に行った時、露天風呂から広い星空をみると、空の広さや高さ、輝きに自然の畏敬を感じることはないですか?

たまにいく綺麗なホテルのラウンジは、こんなにきれいで整った空間が実在している、という不思議な感覚になりませんか?

新幹線からぼーっと外をみていると、ふとこのままビューンとどこまでも行けるようなワクワクした気持ちになりませんか?

(ちなみに、私は露天風呂からの空を眺めるのが大好きで、このままどこかの星に帰れるんじゃないか、という錯覚すら感じます笑)

その空間にいる時、私たちは自分をその場で想像する好きな生き物になれます。要は妄想ですね笑

外にいると自分の希望の有無に関わらず、情報が入ってきます。
私は、それを
・クリアにするための方法
・自分をセットし直す空間
のレパートリーをストックすることで対処しています。

クリアにするための方法はさまざま。
オフィスを抜けてカフェにいくことかもしれないし、
本棚を目隠しすることかもしれない。
書き出すことかもしれない(書く、の効果や方法は別で投稿します)

自分をセットしなおす空間、は、
外からの情報をどんどん纏って、見えにくくなった自分を元の「私」に戻すために空間。
常にできなくても、しょっちゅうできなくてもいい。
そんな気持ちを思い出せる空間とタイミングをもつことで、外と遮断された、私だけの世界を大事にしています。

その空間を再現するプロセスが楽しい

自分の空間作りをしようと思うと大変な気がしますが、
ものすごく手軽にできるのは、ルームスプレーやエッセンシャルオイルで香織と空気感を変えること。

じっくりやるとしたら、今週末のお風呂時間を特別にすることなど。

例えば、リラックスできるお花が咲き乱れた森の中にいる自分を再現するとしたら、
場所は?お風呂だと邪魔されないし、いいかも。
香りはどうする?ローズのバスソルト?ミルクの方がいいかな?
火が怖いなら安心して使えるキャンドル?
耳に入れたい音も選びたいところ。むしろいらないかも?
そもそも、お風呂にある洗剤のラベル、色が好きじゃないからみたくない。
詰め替えてみようかな?

こう言ったものを一つ一つ書き出す(面倒だったら頭に浮かべる!)。
そして、それがどうやったら手に入るのか、そもそもどんなものがあるのか。もしかしたらもうお家にあるかもしれない。
探しているうちに、ローズよりカモミールの方が好き!と思うかもしれない。

実現するためには、具体化せざるを得ません。
誰かにお願いするにしても、ちゃんとイメージできていた方が頼みやすい!

このプロセスが、自分の新しい面を知るきっかけにもなり、想像が現実になっていく様子がとても楽しいのです。
Wishリストを作るのではなく、自分を置く空間をイメージして、自分で作り出してみる。ぐっとリアリティがあります。

自分の空間を作れるようになると、人の空間も尊重できる

こうして、自分のために自分の空間を作れることがわかってくると、誰かが自分の時間や空間に入っている気持ちも、その大切さも段々と理解できるようになります。
「あー、またデスク周り汚されてるよ・・・」と思っても、
本人にとっては、書類が山積みの中一生懸命仕事をしているシーンをイメージしているのかもしれない笑
(ちなみに、私は、自分が負担を感じるような空間づくりをされていたら、そっと防ぐ策をとるか、少し音を下げてほしい片づけてほしい等、ちゃんと伝えますし、我が家は逆にこのアロマやめて、と言われることもあります笑)
自分の場所は自分で作れる、という実績があると安心感にもなります。
結局のところ、みんな自分のケアは自分でしながら生きていく。
そんなツールの一つとして、参考になれば嬉しいです。

(おまけ)罪悪感はいらないはず。

誰かが話しかけてくれるのは嬉しいとか、情報がある方が安心するとか、いろんな心理があると思います。
そんな時、私はこの環境に感謝しなきゃとか、邪魔だと思っちゃいけない、とか罪悪感のようなものも出てくることがあります。
でも、それは言わなければ相手には伝わらないし、どう思うか・どう考えるかは私の自由なので良い悪い、で判断せず、私はこう思ったんだな、ということだけ心にメモできればいいと思っています。

二人暮らしを始めた当初、一人の時間をとるなんて贅沢!申し訳ない!なんか言いづらい、と悩んでいました。
なんで贅沢・申し訳ない、と思うのか。
文句を言われた時期もありますが、いかに自分にとって大切かを伝え続けたらいつ間にか公認になりました笑
そんなの難しい・・・と思うみなさん、
一人の時間を取りたいことを伝えたことがありますか?
自分から伝えたことで、実は私も!と言ってくれるかもしれない。
とにかく、想像から生まれる罪悪感は、把握はしても過度に気にしなくていっか〜くらいの気持ちでいます。
(それがまあ難しかったりもするので日々悩むんですよね〜、難しい!)


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