見出し画像

フリーランスとしての1年を正直に共有しますー前半ー

こんにちは!あやです。
私はフリーランスとして活動をしていますが、今は小休止、というのか、環境を考えるタイミングに来ています。
今後の動きや進捗も共有していきたいので、まずは元々特別なスキルがない状態で独立した私の1年を正直に公表することにしました。
かなり長くなったので2個に分けます。前半は、現状について。
夢のある内容ではないかもしれませんが、誰かの参考になれば嬉しいです。


そもそもなぜフリーランスになったのか

まず一番大きかったのは、組織にいるプレッシャーに耐えることと、独立の不安を天秤にかけたときに、独立の方がいいと思えたこと。
キャリア的な視点で言うと、事業開発、と言う観点で広く浅くビジネススキルを身につけてきた私は逆に「何者にもなれない」状態になっていると感じたこと。
やりたいことをするための物理的・心理的な余裕がなかったこと。
転職を考えても、もう入りたい会社がみつからないな、と思ったこと。

こんな感じです。
起業して一発当てる!とか、そう言ったことよりも、割と静かに、自然に、一つ一つの状況を整理していった先に残ったのが独立です。
自分の中の希望や野望もあるけど、「フリーランスで天下とるぜ!」みたいな獰猛さはありません。(今も昔もないけど笑)
こんな人もいますよ、ということで。

(参考)Ayaのスキル一覧

参考までに、私の、いわゆる転職市場などで提示するようなスキルをまとめます。

・セールス(法人・個人)
・企画(営業企画・PR企画・商品企画・事業企画・販売企画)
・リサーチ(アンケート調査・デプス調査)
・人材マネジメント(~5名規模)
・サービス等の運用設計
・SNS運用、運用設計(主にインスタ)
・VMD /MD
・バイヤー(子供服・ライフスタイル)

こうしてみると本当に幅広く・・・(そして浅いのです。)
カッコよく言えば、ゼネラリスト。情けなく言うと、専門性が弱いですね。
全体的に平均点くらいだと思っていただくとリアルです。
書きながら思いましたけど、とりあえず現場に入る!必要なことを見つけて改善していく!という体当たりのスタイルで案件をこなしていたので、全体感・概要はわかるという状態でとにかく前に進める係でした。

フリーランス1年目の生活

それでは、具体的に1年目をどう過ごしていたのか。
かなり生意気なことも、怠惰なことも、感謝のないことも言っています。
※今はそう言ったこととも向き合い、あらゆる機会に感謝しておりますので、予めご承知おきください。

まず、独立のきっかけとなった人材系の会社でカスタマーサクセス(という名のナーチャリング営業)をしていました。収入と稼働時間のバランスはまずまず。会社員の月収程度の金額で週3日くらいの稼働のイメージです。
残りの4日でやりたいことをやろう!と意気込んでいました。
ただ、場所も時間も自由とはいえ。チャットは止まらず、電話でのクロージングも多く、毎日何かしらの仕掛かり案件があったので、結局のところ休日以外はほぼ稼働(実働だけでなく、頭の切り替えも含め)していたので正直会社員のころとそこまで変わらない生活だな〜と悩んでいました。
さらに、私自身は数字を一人で追う営業のスタイルは苦手です。
事業のフェーズに合わせて、そこも求められることが苦痛になり、約半年でこちらの案件は双方合意の上で終了することにしました。
正直、結構消耗していました・・・。

このタイミング私に残っているのは、新卒時代の子供服の会社と、シーズン毎にお手伝いしていたアパレルブランドの店頭支援。
実は、独立して少し経ってから、子供服の現場感覚が欲しい〜と思い、バイトとして再開していたのと、その時代のお客さまからのご紹介でアパレルブランド・ジュエリーブランドの販売支援をしていました(この二つは今もお世話になってます!本当にいいチームで、幸せな仕事です。ありがたい!)。

案件がなくなった翌月から、子供服のバイトを出来るだけ増やしてもらいつつ、とにかく自分が納得できる案件だけを探していこうと動き、勉強していた業界の求人を見つけたので、店頭スタッフではありつつも、(この業界にの中での相対的に)デジタルに強いことなどアピールして自分の経験を増やせそうなポジションでの仕事で業務委託として採用いただきました。

ここからは、店頭に行きながら、不定期のアパレルもお手伝いし、とあるPR会社のスタッフとしてのお仕事など、とにかく物理的に忙しい時期を過ごしていました。
ちなみに、このタイミング収入で言うとここで会社員時代とトントン、もしくは気持ち少ないくらい。
もともと、時給換算でいうと高額なIT /コンサル業界出身の身としては費用対効果のバランスが悪い気がして、悩み始めます。
ーこういう生活のために独立したんだっけ・・?
ー時間切り売りの働き方になってない?

葛藤しつつも、どうにか事業拡大への貢献(と、自分への還元機会)のために既存案件の中で拡大を図ったり画策しました。
一部成功し、ショットでの追加報酬も。我ながら頑張った。

そんな生活を5ヶ月くらいし、疲弊と違和感が大きくなり、ちょうど独立1年目に差し掛かるタイミングでリモートワークへの転向、店舗業務の縮小に向けて動きました。
このくらいの頃から、自分の事業についても真剣に考え始めます。
もともとそのつもりでフリーランスになったのに、クライアントワークに没頭すると忘れてしまいがち。

結果として、リモートワークメインになり稼働ボリュームが減り、報酬も減りました。
(このくらいのタイミングで生活費のバランス等でプライベートで大波乱。仕事もしんどくて、本当に逃げ道のない毎日で消えてしまいたかった・・・涙)

そこからは、PRのお仕事・リモートの仕事・店舗支援、をバランスを見ながら適宜入れさせていただき、会社員時代よりちょっと少ないかな?というぐらいの月収で今に至っています。

今は、自分でコントロールできる仕事、自分で生み出す仕事にしたいので、自分に負荷をかけすぎないようにクライアントワーク・家事(生活)・自分ケア・事業づくり、をしています。

前半まとめ

一つお伝えすると、私はいわゆる「スキル」を身につけ、戦略的にフリーランスになったわけではありません。
コンサルとして独立して、ひと月に7桁で受注をするような案件の模索もしませんでした。つまり、結構ゆるっと独立しています。
そして、ゆるっと独立したからと言って、好きな仕事を好きなタイミングで好きな量だけ、みたいな、甘みのある生活もしていません。

ちなみに、パートナーと一緒に住んでいますが、会社員時代から同額・完全に折半で生活費は出していますので経済的な優位性もありません。
(結構、同棲してるから独立できる、と思われがち。いや、よほどお金のある人と付き合ってない限りはあんまり関係ないと思いますよ、実際。)

一般的にフリーになって、ガッツリ稼ぐのが正義!みたいなタイプでもないです。正確には、稼ぐ気は全然あるけど、不要な煽りには乗るのは自分には合わなかったです。
ただ、このあたりもこの1年がないと体感できないことでした。
心情や自分との葛藤、向き合いについては後半にします。

(おまけ)フリーランス、って単なる「手段」なんだよな

ここまで書いてみて、やっぱり思うのは、フリーランスになることって本当に「単なる手段」でしかない、ということ。
やりたいことができていたり、毎日が楽しかったり、世の中に自分がやりたいことがあるのなら組織に所属することでも十分叶うんだと思う。
私は自分の経歴と自分のやっていきたいことや環境との乖離が大きくなってきた中で、もう未経験でポテンシャル採用していただくような年次でもないので無理くり独立したようなところもあります。
フリーランスであることがすごいことでもなんでもない。
みんな、自分で決めた道で頑張ってるだけで十分偉い。


この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,303件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?