#1-11 プロジェクトの運営手法③ハイブリッド型
企業におけるプロジェクト活動は「開発」がメインであることが多く、現在使われている開発手法は、性質で分けると3つあります。
①予測型
②適応型
③ハイブリッド型
担当する開発プロジェクトで、どのタイプが適切かを判断することも、プロジェクトマネージャーの大事な仕事の一つです。今回は、予測型と適応型をハイブリッドした、その名もハイブリッド型の内容です。(そのまんまw)
予測型と適応型の説明については、以前の記事をご参照いただければと思います。
↓以前の記事
予測型
適応型
ハイブリッド型は、予測型と適応型の両方の要素を組み合わた手法ですが、それぞれどの粒度でハイブリッドするかは、プロジェクト次第で、配合の正解があるわけではありません。
ハイブリッド型の開発は、どんなモノやサービスを作るか、という要求事項が不確かな時や負のリスクが高い時に効果的と言われています。
また、
・成果物の一部をモジュール化(※)できる場合
・プロジェクトのメンバーとは異なるチームで開発できる成果物がある場合
つまるところ、一部の成果物を外注できるケースに役に立つと言われています。
個人的な話ですが、私はウォーターフォールかハイブリッド型で運用している現場経験が多いです。
私の好みではなく、
・「要求事項が曖昧」で
・「成果物の一部を異なるチームで開発することが出来る」
というプロジェクトを担当する経験が多かったからです。
「適応型」の記事でも言及していますが、適応型は進捗管理が非常に難しいので、私だけがスクラム(適応型の一つ)を知っていてもチームへの適応は出来ません。
最低でも、スクラムマスターとプロダクトオーナーという役職を持つ2名がスクラムの知見を持っていないと、スクラム導入のトレーニングから必要になります。
そんなこともあり、私は、初めから上層部に「スクラムで行こう」と指示されたケース以外で、自分からスクラムを提案したことはないです。
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