不登校の再登校、新たなチャレンジで上手くいかない時こそ自分に合った方法を知るチャンス
不登校の子どもが再登校や新たなチャレンジの時に子どもが元気に参加できることを求めてしまう気持ちありますよね。
でもなかなが参加できなかったり、参加することが辛そうな時もあると思います。
そこで親が不安を感じる。
親はまた動けなくなってしまうのではという不安を感じる。
その時の子どもの辛さや状態を見てきたからそれが怖いのは当たり前だと思う。
でも今までと同じで結果や言動などの表面的なことで判断していても、子どもの力にはなれないんだと痛感している。
子どもの内面で何が起きているのか?
それを感じて、ブロックやブレーキになっていることに気づき、それを解きほぐしていくことがとても大事だったんだと今は思う。
一つ一つ子どもが体験し、感じる
自分に無理をさせたり、傷つける思い込みがないかを知る
自分が力を抜いてできる方法を見つける
これらができるチャレンジでチャンス
親がこれを理解し、サポートできたら大きな力になるだろうと今は思っている。
私はそれが出来なかった。
登校していることや家でも何かをやっていることで安心して、
反対に登校できないことや家で何か意味あることをやっていないと感じると不安になっていた。
子どもが何を感じているかで現実が変わってしまう
長男が通信制高校から大学進学の間、表面的には上手くいっていた。
成績も良く、友達とも仲良くやっていた。
でもその心の中は自分のままではダメだのような(まだ彼が感じていたことには触れられずにいる。本人はだいぶわかってきたようだけど)思い込みがあるままで、無理して頑張っていたら、疲弊してしまう。
大学の途中で動けなくなってしまったのもそのせいだと思う。
また元々ある彼自身や興味やエネルギーから体験すること、言動を選択すること、人付き合いをすることが難しい。
自分や社会や周りの人に対する認知で体験の受け取り方が全く変わってしまう。
そこから選択する言動はその認知から作り出されてしまう。
例えば
ダメな自分を隠すための言動
ダメな自分を感じないように挑戦しない
相手の言動の原因を自分のせいにしてしまう
認知(受け取り方)が偏ってしまっていると、そのままの現実を見ることが難しい。まわりの反応の意味も間違って解釈してしまうことが多くなってしまう。
また何度も書いているけれど、次男はジムに1年間通いながらも周りの期待に応えなければという気持ちからボランティア活動で躓いた。
自分に合った内容、やり方、ステップを選択することが難しかった。
ここで自分に合わないことを表現できていたら、やめない選択肢もあったかもしれない。
今回は内面でおきていることに注目し、次男と色々話ができたことで、彼がなぜしんどくなってしまって、sのことで全てをやめてしまう選択になってしまったかを親子でかなり理解できた。
数日間に渡る話し合いの中で次男が中学校で本当にしんどかったことに気づいたと表現できた。
いじめだけでなく、自分が自分の意に反した行動を取らざるを得なかったこと。
それは自分は価値を出したり、周りの期待に応えないと居られないと感じていたからだとわかった。
それが彼の信念であり、そこを理解するために今彼が辛くないペースでゆっくり対話しているところ。
上手くいかない体験は学びが多い。
これらの体験も必要だったとは思う。
でもその体験をしている時に、外とつながっている時に、彼らのしんどさ、難しさを吐き出せる関係を築いて、表現し、親子で気づけていたらと思うと残念でならない。
自分がどんなことを選択すると心地良く頑張れるのかを考え、挑戦できていたらと今も悔やまれる。
その時私にその視点は無かった。
今外とのつながりが無くなってしまっている息子たち。体験から感じて、思考錯誤していくことができない環境に居る。
だから再登校、再チャレンジをしている時がとても貴重だと痛感している。
再登校、新しいチャレンジで上手くいかないことは自分に合った方法を知るチャンス
だから今挑戦していて、壁にぶち当たっているとしたら、それはチャンスだと思う。
自分の思い込み、捉え方、選択の仕方に気づき、変えてみるチャンス。
正しさではなくて、自分に合っていることを見つけるチャンスだ。
前向きにできなくても、
時々休んでいても、体験できることがあるなら子どもに合ったやり方を探していくサポートができたらいいなと思う。
それはこどもの自己理解、自己受容につながり、自分に無理をさせずに自分の望みを叶える力になる。
親も子どもを理解し、サポートになることを考えやすくなる。
息子たちとのこれらの体験から
上手くいくことが良いことではない。
悲しいこと、しんどいこと、怒りや悔しさを感じること。
感情が大きく動いた時は自分を知るチャンスだと思うようになった。
もし家に居たとしても親子で感情が大きく動く時がある。
それは子どもと自分を知るチャンス。
丁寧に見に行ける関係をつくって、それぞれが感じること、大切にしたいこと、しんどいことを話し合えたとしたらいいなと思う
どんな体験も大きな学びになり、自分なりのやり方を試していく貴重な体験なんだと思う。