伊藤 文
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世界の最高峰レストラン1000軒ランキング「ラ・リスト」@パリ・オルセー河岸外務省庁舎 フランスの週刊フードニュース 2022.12.05
今週のひとこと 世界の最高峰レストラン1000軒をランキングするガイド、フランス発の「ラ・リスト」。ミシュランからニューヨークタイムズ、トリップアドバイザーなど、世界中の600を超すガイドブックや信頼性の高いグルメサイトの評価を統合して計算し、世界すべてのレストランのランキングを行うものです。今年はモバイルのアプリケーションに、パティスリー部門も追加し、評価の高い店を検索できるというシステムも追加しました。 今年の「ラ・リスト」2023発表は、パリのオルセー河岸にある外務
ボルドーの銘醸ワイン「シャトー・パプ・クレマン」の生誕770年@パリ3つ星「ルドワイヤン」 フランスの週刊フードニュース 2022.11.24
今週のひとこと パリ・シャンゼリゼ大通りにある3つ星レストラン「ルドワイヤン」にて、歴史的なボルドーの銘醸ワイン「シャトー・パプ・クレマン」の生誕770年を祝うイベントが開催され、垂直の試飲会と昼食会に参加するという僥倖にあずかりました。 「シャトー・パプ・クレマン」は、ボルドーで最も古いグラン・クリュの1つで、ペサック・レオニャン地区を代表するシャトーです。その葡萄畑は、1250年にド・ゴス家によって開拓され、最初の収穫は1252年。今年は770年目の収穫を迎えたという
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記事をすべて見る すべて見るトマトのコンフィのタルト@ブロワの古城を眺めるホテル・レストランFleur de Loire フランスの週刊フードニュース 2022.08.08
今週のひとこと7月中旬から息をつく暇なく、フランスのあちこちに足を運んできました。コートダジュールから南仏、ロワール地方、サントル、ノルマンディ、パリ近郊エソンヌ。 その土地に生きる生産者、料理人たち、レストランやホテルで働く人々との出会いは、あるいは再会は、心温まるものでした。自然に向き合い、その土地で生まれる素材の味わいを、感動とともに伝えてくれる仕事には、感謝の気持ちが自然に湧き上がりました。 コロナ禍を経て、自然への敬愛をもって生きることは、フランスでも自然になり
コルシカ島のワイン生産者の巨匠アントワーヌ・アレナ@シェフたちに愛されるパリ11区のイタリアン フランスの週刊フードニュース 2022.07.08
今週のひとこと パリで月曜日のディナーというと、営業しているレストランが少なく、チョイスが難しいところです。そうした中だからこそ、良店との出会いは本当に嬉しい。先日は、友人がおすすめというイタリアンを予約してくれました。 あとでわかったことでしたが、フランスにおけるイタリアン事情を伝える専門誌「France Pizza」の編集長でイタリア料理を専門とするジャーナリストのCarole Gayetが、パリでオススメのイタリアンとして勧めてくださった店の1軒。 Caroleは
フランス初、本格高級天ぷら店「天善」の新ジャガイモ@パリ・ルーヴル美術館そば フランスの週刊フードニュース 2022.06.29
今週のひとこと パリのオペラ座・ルーヴル美術館界隈は、日本人街といわれており、さまざまな日系企業や和食レストランが集結しています。Sainte Anne通りは、まさにそんな店舗がひしめく通り。そこからオペラ大通りを挟んだ対岸、ルーヴル美術館近くに「ZEN(善)」という和食店があります。お店では、定食やカレー、丼もの、ちらし、握り寿司などと料理のバラエティが豊富で、価格帯と味わいのバランスが優れた優良店として、2006年の創業から日仏の多くの人から評価が高く、長く愛されてきま
季節のフルーツのクランブル@Boulangerie L'Abeille 2022年パリ最高バゲット賞6位 フランスの週刊フードニュース 2022.06.14
今週のひとこと 以前も紹介したことのある弊社atelier DOMA隣にあるブランジュリーは、春にリニューアルオープンを果たし、さらに腕を上げています。 リニューアルから小麦などの材料もすべてオーガニックとこだわり、今年、5月中旬に開催されたパリバゲット賞に挑戦していました。今年も上位で6位(2019年は7位)。 オーナーは、パン職人中国系のSangさん。長年真摯に取り組んで、今年リニューアルオープンにたどり着いた。一足飛びにしない姿勢も、信頼できます。 リニューアルでは、