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無農薬?身体に優しい?それorganicじゃないです

健康に対して意識が高い人だけでなく主婦の間でもよく話題にのぼる

「オーガニック」。

とりあえず身体によさそう
なんとなくおしゃれ
人や環境に優しいんだよね
農薬や化学肥料は使わないから健康的で安心よね

イメージとしてはこんな感じで認識されてる方が多いと思いますので

今日は私の理解としてのオーガニックの意味やそのコンセプト

どんなものがオーガニックなのかというところを

シェアしていこうと思います。



ではまず初めに。

今世間では地球に優しいとか体に優しいというイメージをもつ

「オーガニック」「有機」「ビオbio」

といった言葉が溢れていますが・・・

これらの違いは分かりますか?

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はい、これ実は・・・

言語が違うだけで意味は同じです。

オーガニック → 英語
有機     → 日本語
ビオ     → ヨーロッパ言語

   

別だと思ってる方結構いません?

統一してくれればいいのにややこしいですよね(笑)

それでは・・・


<organicって何?>


ルドルフ・シュタイナーってご存知ですか?

そう。

「シュタイナー教育」でも有名な哲学者であり教育者です。

シュタイナーは私が超尊敬する学者の1人で

彼のウィルスに関する考察は567の正体や5Gとの関係性をより

明確化してくれました。この記事に書いてます↓

今から約100年ほど前化学肥料や農薬に依存する近代農業に
異を唱えたヨーロッパの農民たちは彼を講師として招き
集会を開いていました。なぜ彼が招かれたか、それは彼が
バイオダイナミック有機農法という世界最高の有機農法を提唱し
現在に至るオーガニック思想の礎を築こうとしていたからです。
(ちなみに近代農業が始まる前は世界中の一次産業は全て
有機栽培だったので特別にオーガニックを考える必要がなかった)

この農民たちの集会が後に起こる
オーガニックムーブメント(社会運動)の始まりだったと言われています。

ちなみにバイオダイナミック有機農法とは?についての詳細は割愛しますが

私がこの農法をステキと感じる1番の理由が

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宇宙とのつながりを意識している点です。

普段から宇宙(神)とか波動とかそういうものを信じ

大切にして生きていきたいと思っている私としては

惹かれないわけがありません。


         


バイオダイナミック有機農法では

地球は惑星の一つであり宇宙エネルギーの恩恵を受けているのだから

それを活かすべきという考えが軸となっており

ここが通常の有機農法との最大の違いとも言えます。

故にバイオダイナミック有機農法には

宇宙や霊的エネルギーを活用するためのユニークな技法が存在しています。


(専用の暦)
バイオダイナミック有機農法では太陽、月、星の運行や位置が植物に
影響を与えていると考えられてきました。
ほら、新月伐採って聞いたことありません?
新月満月といった月相が植物の成長や代謝に影響を与えることを
利用しているわけですがバイオダイナミック農法ではそういった
天体の影響力を味方につけて農業を行うため
太陽、月、惑星と地球の位置関係や動きを計算に入れて考えられた
種まきから、苗植え、収穫などに最適な日を暦に明記し
それを活用しています。

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(調剤)
バイオダイナミック有機農法では当然ながら人工的な化学物質は一切使わず
肥料や農薬の代わりに水晶、ハーブ、家畜の糞などから作られた
独自の調剤の使用が義務付けられてます。代表的なものに
「牛糞牛角堆肥」と呼ばれるものがありますがこれは
雌牛の角に新鮮な牛糞を詰めたものです。
宇宙と動物のエネルギーを牛角の中の土に呼び込ませるために
秋から春にかけて地中に埋められます。

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つまりシュタイナーを始めとする学者や研究者たちが

オーガニックを唱え始めた約100年前(1900年代初頭)は

オーガニックというと「農法」とか「思想」に過ぎませんでした。

ですが

1940年代後半から勢いを増した安さと効率の良さを最重要視した

大量生産・大量消費に伴い化学肥料や農薬による環境汚染や健康被害が

世界各地で問題となり始め

1972年に

オーガニックの世界基準となる「IFORM」(国際有機農業運動連盟)

が設立されたことから

世界中にオーガニック認証制度が広まりオーガニックという言葉や概念が

認知されるようになってきたというわけです。

ちなみに日本に有機JAS制度ができたのは1999年。

例えばフランスのAB認証は1981年。

オーストラリアのBFA認証(ACO認証の母体)は1988年。

なので日本のオーガニックの歴史はまだまだ浅くここが

オーガニック後進国と言われる所以でもあります。

ちなみに去年(2020年)日本初の

「ナチュラルコスメ認証制度」が誕生してます。



<organic認証>


ではオーガニック認証の分類はどうなっているか、というと

・食品

・コスメ

・コットン

・ホテル(宿)

の4つに分かれています。

え?オーガニックのホテルがあるの??

って思った方もいるかもしれませんがあるんです。ただし

オーガニックホテルとは言わず「ビオホテル」と呼ばれてます。


ちなみにビオホテル認証を受けるには

①食事や飲み物はできるだけ地元から調達し完全オーガニックであること

②シャンプー・石けん・スキンケア用品なども全てオーガニックであること(タオル、ベットリネン類、さらには施設の建材や内装材も可能な限り自然素材を使用していることが望ましい)

③再生可能エネルギー100%使用などCO2排出量を継続的に削減していく取り組みを行っている。水などの資源の効率的な使用、ホテルの紙類は全て再生紙またはFSC認証紙のみなど、徹底的に環境への負荷低減を行っていること

などの条件を満たす必要があります。



現在認証を受けたホテルは世界中に100軒ほどあるといわれます。

日本には3軒ありますよ。(長野、福島、北海道)

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<organicが意味するもの>


オーガニックとは農薬や化学肥料に頼らず

太陽・水・土地・生物など自然の恵みを生かした

農林水畜産業や加工方法のこと・・・

というのは誰でも分かりやすいと思うんですが

今回はもうちょっと深く突っ込んで

オーガニックの意味を考えたいと思います。


オーガニックというのはじゃあ

お野菜とか果物とか

化粧品とか

服とか・・・

そういった目に見える「モノ」として認識すればいいのか?


いえ。それだと理解に限界があるんです。

なにが言いたいかっていうと


オーガニックというのは単なる

「製品」とか「商品」だけを意味するのではなくて

「仕組み」とか「過程」でもあるということ。


ん?どういうこと?

じゃちょっとここでクイズです。



ここに2種類のいちごがあります。

どっちがオーガニックでしょうか。

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いろんな意見があると思うんですが実は

どんなに一生懸命見比べても答えはわかりません。

私にもわかりません。

視覚でオーガニックかどうかってのは見分けがつかないんです。

 

じゃ匂ってみたら?

・・・わからないです。

じゃ触ってみたら?

・・・わからないです。

じゃあ研究機関で成分を分析したら?

・・・いえ、それでもやっぱり

オーガニックかどうかってのはわかりません。


もちろん、分析すればそこに残っている農薬の種類や量はわかります。

でもじゃあその量が微量だからといってそれが=オーガニック

とはならないんです。

 

もっと言えば

「製品◯g中農薬が△mg以下ならオーガニックです」

っていうような基準もありません。

 

つまり、詳しく成分分析をしたとしてもそれがオーガニックなのかどうかを

判断することができないってことです。

 

え?じゃなにがオーガニックなわけ?

オーガニックだっていうのはどこでわかるの?


はい、そこがとっても大事なポイントです。

実は、オーガニックというのは「この成分が含まれていれば」とか

「この成分が◯gあれば」とかそういった絶対的な基準がありません。

世界中どこを探してもありません。つまり

オーガニックには定義がないんです。


で、なんでないかっていうと繰り返しになりますが

オーガニックというのは単なる「商品」とかの単位だけではなくて

「仕組み」とか「過程」だという風に捉えられるからだと思います。


オーガニックに限らず世の中に存在する製品というのは

 

生産者(作り手)

販売者(売り手)

消費者(買い手)


という流通経路を辿っているわけなんですが

その製品がオーガニックかオーガニックでないか、は

・どんな風に作られて

・どんな風に管理されて

・どんな風に売られるのか

という過程によって決定するということです。



例えばね

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一切化学肥料を使わず人参を作ったとします。

確かにこれだけ聞けばオーガニックかもしれない。

でもその手間隙かかる作業を低賃金で雇った労働者を酷使して行えば

この時点でオーガニックではありません。


例えばある土地で大量にこの人参を育てたところ

本来そこで生息していたはずの微生物が大量にいなくなり

その結果、その微生物を食べていた小動物が激減し

生態系が崩れてしまった。


こうなるとこの人参はオーガニック人参とは言えないんです。


なぜか分かります?


それはオーガニックが下記の4つの原理で成り立つからなんです。



<4つのオーガニックルール>


1972年に設立されたIFORMが

オーガニックのガイドラインを作っています。

そこには4つの原理が示されています。

①健康
私達の周りのものがすべて健康でなければ
私たち自身の健康が成り立たないという考え方です。


有機農業での人・動植物・地球の健康を害する危惧のある

化学肥料、農薬、動物用薬品、食品添加物の使用は

できるだけ避けるという方針がまさにこの原理に繋がります。



②エコロジー
オーガニックの仕組みは生態系のバランスに沿って成り立つべきであり
その生産活動や経済活動に無理やり合わせて
生態系を壊してしまってはならないという考え方です。


生態系にとって異物となるものは最小限におさえすでにある資源を

生態系の中で循環させることが大切です。

その土地に昔から生息していた在来品種を育てることが

有機農業で強く推奨されているのもそのためですが

自然環境をみんなで守りみんなで分かち合う。

これもオーガニックの美しい世界観の一つだと思います。


③公正
関わる全ての人が公正な関係で結ばれ全ての命に対し
よりよい生活が提供されるべきだという考え方です。

だからオーガニックは貧困撲滅と食料主権に貢献し

フェアトレードを推奨し児童労働を徹底的に禁止する

といった側面をもっています。

人だけではなく、動物にも公正な機会や条件が与えられるべきです。

全ての動物たちが動物らしく自然体で健全でいられる・・・

オーガニックコスメ認証団体が動物実験を禁止しているのも

そのためです。

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さらに、畜産においても動物たちが放し飼いでストレスなく過ごせるような

環境作りが奨励されていたり食べるもの(飼料)にも化学物質や

農薬ホルモン剤などを混入させないといった配慮が徹底されています。


さらに忘れてはならないのが

今生きる私たちだけがフォーカスされるのではなく

未来を担う子どもたちや孫たちの世代にまで意識を向けるということ。


オーガニックの公正の原理は次世代にまで美しい自然を残し

資源や尊い命を託していく必要があるということも謳っています。



④配慮


ここ、勘違いしがちなんですがオーガニックは

無農薬無肥料ではありません。

オーガニックの世界でも生産性の向上や効率化を目指すことは

「悪」ではなく奨励されています。

ただし使用される技術やその技術開発が決して

「誰かを苦しめるものではない」という点は徹底されています。


私たち人間は常に自分たちが開発し使用する技術が

誰か(何か)の健康や幸せを壊す可能性があるってことを

念頭に置いておく必要があります。


たとえ多くの人に有益であろうとある特定の誰か(何か)に

リスクを追わせることが明らかな技術は

オーガニックの目指す世界にふさわしくありません。

オーガニックで遺伝子組み換え技術が徹底して排除されているのは

この技術によって何がもたらされるかが未知であり

未知であるがゆえにその及ぼすリスクの大きさから

万全の配慮が必要だと考えるからだといえます。


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長々と書いてきましたが簡単に言うと

オーガニック = みんなが幸せでいられるしくみ

と思ってもらえれば。


         


日本ではオーガニックというと単に

製品を受け取る私たち消費者にとってのみ有益なもの

と思われがちです。

       
「安心安全で

 健康によくて 

 肌に優しくて・・・」


いえいえそんなに単純で薄っぺらなもんじゃありません。   


オーガニックの世界が目指すのは

この行程に関わる人はもちろん

動植物、微生物などの目に見えない小さな命

次世代のまだ見ぬ命

自然環境まで含め

時や場所を越えて関わる全ての生命がhappy

というワンダフルワールドです。


つまりオーガニック製品を買うってことは

世界中の生命を守りこれから続いていく未来に

幸せの種を蒔くってことになります。


でね、その種は1人でたくさん蒔こうって頑張らなくていい。

1人の100粒より100人の1粒。

同じ100粒だけど両者の波動の違い分かりますよね?

これが風の時代のポイント。



オーガニックの意味するもの・価値を

1人でもたくさんの人に知ってほしい。

たった1粒でいいから1人でもたくさんの人に

幸せの種を蒔いてほしい。        


それが私の心からの願いでありこの想いが日々私の活動を支える

揺るぎない軸となっています。



合掌


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本来自分がもっている自然治癒力を活かすには

これまでに貯めてきた汚染物質のデトックス

これから体に入れるものの選別が重要です。

・健康美を手に入れる

・自然環境を守る

・動物愛護に協力する

・児童労働問題を解決する

・収入を得る

これら全てを叶えてくれるのがオーガニック。


関わる生命すべてが幸せになれるオーガニックビジネスを

無料セミナーで公開します。

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