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私が親として読み聞かせが楽しかった本、全308作リスト

こんにちは、二人の子を育てながら働くママのあやです。
先日Twitterでこんなツイートをしました。

5,000名を超える方から「いいね」のハート。
そして200名以上の方からリプライ(返信:以下リプ)もいただき、反響の大きさにとっても驚きました。

改めてありがとうございます!

ところで、読み聞かせをする本ってどうやって選んでますか?
子どもが「よんで」と持ってきた本を読んでいることが多いですか?

私も娘の幼児期はそうでした。

でもそれだけだと、「子は喜んでいるけど、ぶっちゃけ大人は何が楽しいのかわからない」現象が発生することがあるんですよね。

それでも子どもが喜んでいればまだマシ。
最悪なのは、子どもも微妙な反応かつ親も読むのが苦痛なパターンです。

【子ども】
この本おもしろそうだと思ったのに……あれ?
ぜんぜんおもしろくないじゃん!!!

となってしまったら、一度開かれた本への興味は一気にさーっと引いてしまいます。
そして親の方も、「よんで」と言うから時間を割いて読んでいるのに

【保護者】
「よんで」って言ってたのに全く食いついてこないな。
もしかして、うちの子に読むだけ無駄!?

ちょっと極端な例ですが、これでは読み聞かせで得られる「親子で楽しい時間を共有することで得られる癒し効果」が半減以下まで落ち込んでしてしまいます。

そして……

子どもも自ら本を手に取ることが減っていく

読み聞かせの回数も減っていく

ついに読み聞かせがゼロに

なんてことになったら非常にもったいないことです。

読み聞かせは、親子間のコミュニケーションツール以外にも子どもにとってもたくさん得られるものがあります。

<読み聞かせで子どもが得られる効果>
・感情が豊かになる
・想像力が育つ
・語彙力がつく
・読解力がつく
・集中力がつく
(出典:保育のひきだし)

そして私自身、読書好きでこのツイートのような考え方の持ち主です。

小1の娘(2021年3月現在)は、今でこそ通学中の電車の中で1日2〜3冊の児童書を読破しています。

しかし別noteで記事にしているとおり、この域に来るまでは決して楽な道のりではありませんでした。
詳細は本記事では触れませんが、時間をかけて読み聞かせの量を積んだことが、娘を一人読みへ移行させた大きなきっかけとなったのは事実です。

私はこの10ヶ月で700冊の本を娘に読み聞かせました。

2020年春から夏にかけての休校期間中に親子で過ごす時間がたっぷりあったからできたことですが、それでも毎朝9時から正午まで、1日3時間(!)の読み聞かせは正直楽じゃなかったです。

そして読み聞かせを日々していくうちに気が付いたんですよね。
読み聞かせする側にとっても“楽しい本”と“辛い本”があるなって。

楽しい本は私もノリノリ。
口も滑らかに動いて、目で見たものがすいすい言葉として出てきます。
それこそ3時間という時間もあっという間に感じられるほどに。

その一方で、辛い本は読み聞かせしてる途中でふぁ〜っとあくびが止まりません。
「ママ、起きて!!」と何度娘に突っ込まれたか数えきれないですもん(笑)。

読み聞かせは娘を一人読みに移行させるために必要不可欠!という信念だけで突っ走っていましたが、やはり親子で楽しめる本を選ぶ大切さもこの時期に痛感しました。

そこで今回読み聞かせに悩む全ての親子に向けて作成したのが、「私が親として読み聞かせが楽しかった本、全308作リスト」です。

当然ながら、親が楽しいと思える作品は子どもも喜びます。

子どもは大人が楽しんで絵本を読んでいる方が夢中になってくれるので、肩の力を抜いて気楽に読みましょうね。
(出典:保育のひきだし)

私自身、自分が親として楽しく読み聞かせができる本を選ぶようになったことで、以下のような効果があったと感じています。

効果1:子どもの新たな一面が発見できる
娘は絵本の隅々まで見るタイプです。

読み聞かせが終わると「この絵本には全部のページに猫がいたね」と言い、確かめたら本当にそうだった!みたいなことがたびたびあり、驚きました。

へぇー、うちの子にこんな力があったのかと育児中には見えなかった別の顔を知ることができた嬉しい瞬間です。

効果2:子どもの好みや興味のあることがわかる
娘とは読後に「どのシーンが面白かった?」「一番好きなページは?」など話をすることがあります。

親として読んでいて楽しい本を選んでいるので、こちらが話せる感想はたくさんあります。

が、しかし。
娘の回答があやふやな時はその本に興味が持てない時。
逆に堰を切ったように話し出す時は面白かった時でした。

子どもの反応はとても正直です。
ここで我が子の好みや興味のあることを知っておくと、次に選ぶべき本の方向性を簡単に見つけることができます。

そして本を通じて子どもの興味の幅を広げてあげることで、「次はこんな本」「その次はあっちの本」といった具合にどんどん読書量が増えていっています。

逆に興味のないものをいくら親目線で「良い本だから」「絶対面白いから」と押し付けるのは危険です。
本人の興味関心に沿っていなければ「親の選んだものはつまらない」となり、読書への関心が薄れ、本離れが進んでしまいかねません。

私自身、読み聞かせは興味の種まきをするものだと思っています。
いつどこで芽が出るかは誰にもわかりませんが、そもそも種がなければ芽を出すこともないので、どんどん「良書」という種をまきましょう。

効果3:絵本は読む、聞く以外の使い方がある

写真-Google-フォト (14)-min

絵本の楽しさは、ページをめくるたびにどんな絵が飛び出してくるのかわからないワクワク感にありますよね。

娘はお絵描きも大好きなので、長期休みには絵本に描かれていた絵を模写します。
上の画像は『やきざかなののろい』という絵本の電子書籍版を見ながら描いたものです。

このように絵本は読む・聞くだけでなく「観察する」ことも可能なアート作品であり、子どもの情緒育成にも大活躍です。

読み聞かせのお悩み度No.1は「本選び」

今回Twitterを通して、皆さんが読み聞かせで悩んでいることがよくわかりました。

私がツイートした内容に返信いただいた一部のコメントをご紹介します。

中でも「どんな本を選んだらいいかわからない」というご意見が多かったです。

図書館、書店いずれの場所にも大量の「本」があります。

その中で…

面白いものはどれ?
我が子に合うものはどれ?
我が子が好きそうなものはどれ?
親として読ませておきたいものはどれ?

と聞かれて、パッと答えられる人はそういないですよね。

これは私自身も同様です。
では、私がどんな基準で本を選んでいるのかご紹介します。

・娘の通っている国立小の司書さんおすすめ作品
・図書館で良書としておすすめされている作品
・公文の国語教材で取り上げられた作品
・好きな作家さんが描いているシリーズ作品
・娘が読みたいと言った作品

中には読み聞かせする側として楽しめたもの、そうでないものいろいろありました。

ですが、読み聞かせの時間をより充実したものにするためには、これまでお話ししてきたとおり、子どもだけでなく親も読み聞かせが楽しい本を選んだ方が絶対に良いです。

これは間違いありません。

今回作成した全308作リストに掲載した本は、いずれもプロの視点によって選ばれたものの中から、私が読み聞かせる側として楽しめた作品のみをピックアップしました。

これは余談ですが……私自身が新卒から22年間出版社に勤務していたこともあり、書店ではこんな方法で「良い本」を見極めています。

まずこの画像を見てください。

画像5

上の画像は『寺村輝夫のとんち話 一休さん』の巻末にあるページで、業界用語では「奥付(おくづけ)」というページです。

このページには、発行時期や作者名など出版時に必要な項目が掲載されています。

その中で注目すべきが画像内の赤線でマーキングした部分です。

この作品の場合、初版が1976年7月。
そして2013年10月時点で第146刷。

つまり1976年7月から2013年10月までの間に146回増刷されています。

すごくざっくり言うと、

印刷→完売→印刷→完売→印刷→完売……の流れを146回繰り返している作品という意味です。

めちゃめちゃ人気あるじゃん!って思いました?
その反応は正しいです。

ということで、この本は間違いなく「買って損なし!」の1冊と言えます。

ちなみにこれは、絵本や児童書等に限らず、一般書も同様です。
本選びに迷った際には巻末ページで発行情報をチェックする習慣を付けておくと何かと便利ですよ。

話を全308作リストに戻しますね。

リストに収録した本の対象年齢は、3歳から7歳ぐらいまでのお子様向けのものが9割、それ以外が0歳から2歳程度のお子様向けとなります。

また、娘が児童書の一人読みをする前に読み聞かせていた作品も一部ですが含まれています。

画像3

そして読んだ本は全て地元の図書館でいただいた「どくしょてちょう」に記録しています。
決してうろ覚えの記憶を辿って適当に選んだわけではありませんので、ご安心ください。

全308作リストはこんなポイントで選定しました

全308作リストは3つのポイントで選定し、区分けしています。

・ことば
言葉のリズムが心地よく、読んでいて楽しかったもの
・ちいく
知育、教育要素が含まれていて、いいなと感じたもの
・ものがたり
ストーリー展開が面白かったもの

「ことば」という区分けで67作品選びました。
これは読んでいて語感が心地よく、こちらの方が「もう一回読んでいい?」と言いたくなってしまったこともある本たちです。

「ちいく」は50作品。
動物や植物、のりもの、生命、季節などなど、いずれも図鑑から学ぶことも可能です。
しかし、物語を通して話した方が子どもも理解しやすく頭に残りやすいと感じています。

「ものがたり」は191作品。
お話の展開が面白かったもの、ついホロっときてしまったもの、「そうきたか!」と唸ったものなどをセレクトしました。
親になると幼少期に読んだことのある絵本も違った味わいがあって改めて本の魅力に気付くことができました。

以上で合計308作をリスト形式でご紹介しています。

全308作リストの使い方

全308作リストはウェブ上で閲覧するだけではなく、ダウンロード・印刷可能なPDFデータもご用意しました!

読み聞かせて楽しかった本308冊リスト_使い方-min

・A4サイズ縦/横
・B4サイズ縦/横
・A3サイズ縦/横

と、全6種類のデータを作成したので、お好みのサイズを選んでください。
このリストはそのまま読書記録としても使っていただけるようになっています。

・読みたい本をチェックする項目
・読んだ日を記入する項目
・お気に入り度を記入する項目
・メモ

があるので、こちらもご活用いただければ嬉しいです。
詳細は上の画像をご覧ください(タップ・クリックで画像拡大します)。

有料部分紹介と購入特典のご案内

コーラル、花・ブライダル・シャワー、感謝、カード (9)

今回の全308作リストは有料の商品です。
有料でお届けする内容を改めてまとめます。

・全308作リスト閲覧
・全308作リストダウンロード&印刷PDFデータ全6種

全308作リストはそのまま読書記録シートとしてもご利用いただけます。

またご購入特典として読み聞かせ100冊記念をお祝いする表彰状もご用意しました。

100冊読めたね!表彰状sample

この表彰状もご自宅でダウンロード、印刷利用可能なPDFデータです。
今回の全308作リストに関係なく、お子様との豊かな読書時間のためにご自由にお使いください。

最後になりますが、あなたの「スキ」と「おすすめ」、そしてTwitterでのシェアが次回作に向けての大きな励みになります。
読後、少しでも役に立てたようならワンアクションいただけましたら飛び上がって喜びます!

それでは、ご購入を希望される方は以下よりお手続きを願いします。

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