絶景本棚3
■ 感想
「絶景本棚3」本の雑誌編集部編(本の雑誌社)P256
今回も、開けど、開けど、載籍浩瀚。圧巻の本、本、本、の絶景に頬が緩みっぱなしとなる256ページの高鳴り。
アンティークのかわいい本棚に古書が詰まった、山崎まどかさんの絶景。吹き抜け天井まで本が詰まった本棚に、憧れの梯子が掛かった田口俊樹さんの絶景。しかも窓から富士山が見える二重絶景。断捨離を行って尚、一万冊の一軍本が並んだ、高橋和男さんの絶景。
三階建てのビルを書庫兼書斎にリフォームされた、古書マニアの書物蔵さんの絶景。パソコンとコピー機を駆使して自作したオリジナルの白いカバーが掛かった本がずらりと並んだ、視界が気持ちいい岩郷重力さんの絶景。
そして、住みたい!と食い入るように見つめた、巖谷純介さんの絶景。壁面造りの本棚に、日本近・現代文学本が作家の生年順、作品発刊順に並べられていて圧巻。しかも、本棚に並んでいる本は全て既読本。見習いたい。無理だけど。
多幸感に包まれながら本棚の整理をしたくなる、本好きの桃源郷本。
■ 漂流図書
おかしな本棚|クラフト・エヴィング商會
時折ぱらぱらと開いてはにやにやしてしまう至福本。
本棚についての、本棚をめぐる、本棚のあれこれを考える。本が住む本棚には、人の数だけ新しい物語が生まれる。
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