辻村深月「凍りのくじら」感想
たぶん、高校生の時に初めて読んだ。辻村作品はデビュー作から読んでいた。今回読むのはおそらく2回目。大筋は覚えているけど、詳細は忘れている感じだった。主人公の理帆子がどこか(高校生の時の)自分に似ていて、親しみというのか、共感というのか、そういうのを感じて大好きな本だった。中高生の頃の私は、人より勉強できたし、頭がいいことを自覚してた。勉強できて、先生にも頼りにされて、所謂優等生だった。本を読むのが大好きで、その日に買った文庫本を3冊ぐらい一気に読んでしまうこともあった。だから