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フェミニストはショートカット?
「フェミニストはショートカットだ」という文を見た。確かに、フェミニストとしてのエマ•ワトソンを思い描く時、ショートカットの彼女が浮かぶことが多いかもしれない。
フェミニストがショートカットにする気持ちが、私にはわかる気がする。それは、私が仕事の時にパンツスーツを好むのと一緒だと思う。スカートは女性のもの、という見方がまだまだ強い。その上、女性の正装はスカートというのが世間一般でいう常識らしい。女
辻村深月「凍りのくじら」感想
たぶん、高校生の時に初めて読んだ。辻村作品はデビュー作から読んでいた。今回読むのはおそらく2回目。大筋は覚えているけど、詳細は忘れている感じだった。主人公の理帆子がどこか(高校生の時の)自分に似ていて、親しみというのか、共感というのか、そういうのを感じて大好きな本だった。中高生の頃の私は、人より勉強できたし、頭がいいことを自覚してた。勉強できて、先生にも頼りにされて、所謂優等生だった。本を読むのが
もっとみる一緒に食べることは家族になること
ほとんどの本とは1度きりで、あまりもう一度読むということはしないのだが、何冊かだけ、大切に、繰り返し読んでいる本がある。その1冊によしもとばななさんの「キッチン」がある。有名な作品だと思うので、知っている人も多いと思うが、冒頭部分の簡単なあらすじだけ、、、
幼い頃に両親を亡くし、祖母と暮らしてきたみかげ。その祖母を亡くして、本当に1人になってしまったと感じた時、1つ歳下の青年とその母親との奇妙な
高校時代の家庭科の先生が教えてくれたこと
私は学校の先生をしているのだが、自分なりにいろいろなルールを持っている。その1つに、子供のことを全員「さん」付けで呼ぶ、というのがある。非常勤講師をしていた時から、そうしようと思ってずっとそうしている。一部、「男の子を『さん』で呼ぶのはなんか変」と笑ったり、からかったりしてくる子もいたが、ほとんどの子供たちは何にも言わずに受け入れる。子供たちの方が柔軟で、疑問にも思っていない子がほとんどかもしれな
もっとみる甥っ子が産まれて感じること
私は学校の先生なのだが、正直、子供はそんなに好きじゃないと思う。周りからの客観的意見を聞いていないのでわからないが、個人的にはそう思って生きてきた。その1つの要因として、教育大にいたら周りにたくさん子供が好きという人がいて、教員採用試験の面接練習なんかでも、志望理由として、「子供が好きだから」と、キラキラした笑顔で、自信を持って言い切れる人がたくさんいて、私はそこまで言い切れないなと思ってきたとい
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