見出し画像

真冬の思い出、さっぽろ雪まつりと北の味覚

"#忘れられない旅"で思い出したのは、2019年2月の札幌旅行。
ちょうどコロナが流行る1年前のことで旅の目的は『さっぽろ雪祭り』。

凍てつくような寒さの真冬の北海道。
体温に迫る暑さが続いている今でも、思い出しただけで冷えてくる。
ぜひ読んで少しでも涼を取ってもらえると嬉しいです。(笑)

さっぽろ雪まつりは、1950年に地元の中・高校生が、6つの雪像を大通公園に設置したことをきっかけに始まったとされていて、徐々に拡大。
毎年200万人以上の方が訪れる
この年は記念すべき70回目の開催でした。

北海道は好きで過去に何度か訪れていましたが、この時ははじめての冬を体験。2月なので真冬ど真ん中である程度覚悟していたつもりでしたが、この年は特に寒かったとのこと。
当時過去最高クラスの寒波到来により、札幌市で-11℃という寒さ。
年に数回雪を見るかどうかレベルの千葉県民にとっては地獄でした。

雪が降り積もる新千歳空港

一緒に行った雪国出身の友達の事前情報により、札幌に到着して速攻買った雪国ブーツを購入。
雪の上でも滑らないし足元があったかい。

これが大活躍。買ってよかった。
さらに防寒対策で手袋、耳当て、全身ホッカイロ(肩・足の裏・お腹・背中)。友達の指導を受け、こんなにカイロを貼ったことがあるのだろうかというくらい、入念に貼って暖をとる準備をして、いざ会場へ!!


念願の!!

これこれ、これが見たかった特大カップヌードル!!
ざっと私の3倍はある大きさ。
寒すぎて「湯気が出てたらいいのに…」なんてことを考えてました(笑)

カップヌードルが恋しくなっていたころですね。
この後買った缶のコーンスープは、一瞬で冷えてきましたとさ…。

圧巻の雪像たち

雪像はとても大きく、ダイナミック。
大通り公園が時の人やキャラクターを模した雪像でにぎわっていて、見ごたえありました。

大迫力のスターウォーズ
札幌のシンボル、時計台
JRA競馬サラブレッド。躍動感がすごい!!
チコちゃん、怒らないでね!!(笑)
大阪なおみ選手
ロコン可愛い!!

1つ1つ楽しく見ていましたが、風も吹いていてとにかく寒いし顔も痛い。
寒さ対策していても耐性のない私は-11℃は凍えそうに。
唇が真っ青になったので、急いで近くのカフェへ。
あたたかいココアを飲んで回復。
人生でこの時ほどココアを美味しく感じ、体の芯からあったまったことはなかったです。(笑)

モエレ沼公園

次の日は世界的に有名な彫刻家、イサム・ノグチが設計を担当した公園。(雪で埋まっていましたが、)アーティスティックな施設が並んでいます。

この時はたまたま年に一度の『爆走そり大会』に遭遇。
モエレ山の斜面120mを、段ボールで自作のそりで駆け抜け、タイムを競い合う競技。というものの、ただ速ければいいというわけではなく、エンターテインメント性も兼ね備えています。そりの見た目やスピード重視仕様、等それぞれ思い思いに創られた自慢のそりが登場し、見ごたえがありました。

まるで地域の運動会を見ているようなわちゃわちゃした感覚。滑走中に大破するのもなんのその、それもまたみんなで笑いあう、なんともにぎやかなお祭り。出場者も観客も会場全体で楽しみました。

モエレ山 ここを駆け抜けます
精巧な段ボールそり
公園の象徴、ガラスのピラミッド「HIDAMARI」

雪だるまコレクション

道のいたる所にかわいい雪だるまが!!まるで雪の妖精みたい(笑)
こういうのを見つけるのも楽しかったです!

北海道グルメ~お食事編~

寒さに凍えてばかりではなく…
せっかく北海道に来たからには、もちろん食も怠りません!

①最強のウニ丼

札幌に着いて早々向かったのは、『函館うに むらかみ 札幌店』さん。
実を言うと私はウニの独特のミョウバンの香りが苦手でした。
ですが、大学の卒業旅行で北海道で新鮮なものを食べてからウニの虜に。臭みが一切なくこんなに甘くて美味しかったんだと大きな衝撃を受けたことを覚えています。
本物は人の味覚を変えてくれるのです。(笑)

多少奮発してもまた最高なウニが食べたいと思い、むらかみさんへ。無添加生ウニ丼。こちらのお店では一年を通して最も旬な種類・産地の北海道産ウニを味わえます。
時間が経ちすぎてもはや何ウニか忘れましたが、甘くてとろけて絶品!!大満足です(^^)

美しい黄金色のウニ

②あつあつ美味しい、ジンギスカン

北海道民ソウルフード、ジンギスカン。
これは外せない。
せっかくだし美味しいビールも飲みたいねということで、
日本ビールの生誕地サッポロビール工場へ。

明治23年(1890年)に建てられた趣がある建物に吸い込まれる
『麦とホップを製すればビールという酒になる』

サッポロクラシックとともに。至福のひととき。
待ってました、お肉食べ放題!!
ただでさえヘルシーと言われているラム肉と大量の野菜も一緒に食べたので罪悪感なし!(笑)
お腹が見事に満たされ、冷えた体もあったまりました。

山盛りラム肉。ビールが進む。

③札幌場外市場~海鮮丼①~

『北のグルメ亭』さんの豪華絢爛な海鮮丼。
北海道らしくツブ貝やホッキ貝などの貝類も豊富で、ウニやいくらもしっかり乗っています。どのネタも新鮮でおいしい!!印象に残っているのは大きなエビ。甘くてぷりっぷりでした。


これでもかというほど海の幸がてんこもり!!

タラバガニ!!茹でたてを頂きました(^^)身がギュッと締まっていて絶品でした!!

③札幌場外市場~海鮮丼②~

美味しいものがありすぎてこの市場には2日連続行きました。
北海道名物ルイベ漬けやいくらをはじめとした魚介のお土産も充実していて、楽しいです。

お店の名前が思い出せないのですが、超衝撃の『大トロウニ丼』。
そして、宣材写真なんじゃないかというくらい美しい一枚が。(笑)
まぐろも大好物な私。大トロ、脂がとろけました。
ウニ、ものすごく甘かったです。
お値段は朝からえげつなかった記憶がありますが、あまりの美味しさに一口一口をかみしめて食べた、最高の丼でした。
ぜひまた食べたい。

④忘れられない味噌ラーメン

『麺屋彩未』さんの味噌ラーメン。
駅から離れた住宅地にありながら、10人以上の行列が…!!回転は速いので30分ほどで店内に入ることができました。
一口スープを飲んだ瞬間、濃厚な味噌が寒さで冷えた体に染みる!!3種類の白味噌がブレンドされているのだとか。
おろししょうがが添えられており、味変可能。ラーメンでしょうがというイメージがなかったので驚き。
あっさりすっきりとした味わいになり、唯一無二の美味しさ。
女性人気が高そう。そして並ぶ価値大ありです!!
札幌市内だと雪風さんも別格の美味しさで…
北海道の味噌ラーメン、おそるべし。

美味しすぎて、思わずお土産にラーメンセットを買ってしまいました(笑)

北海道グルメ~シメパフェ編~

札幌には飲んだ後に一日の最後を締めくくる「シメパフェ」文化が根付いています。今でこそ東京や大阪でも浸透しつつありますが、当時はまだ先駆け。札幌に来たら必ず夜はパフェでしめると決めていました。

⑤もう一度食べたい、絶品グラスパフェ

寒い、寒いと言いつつも、しっかり札幌の新文化『シメパフェ』を堪能。『パフェ、珈琲、酒、佐藤』さんの塩キャラメルとピスタチオ。
店内のお客さんのほとんどがこれ、というくらい人気商品。
まず、カクテルみたいな見た目も美しいですよね!!

塩キャラメルアイスが過去イチで美味しい。濃厚なキャラメルとアクセントの塩味がキリっとしまる。このアイスだけてもずっと食べてたいと思いました。(笑)
カシスムースの酸味も相性ばっちり。
他にも一つ一つのものが洗練されていて、幸せな気持ちになりました。後ろの薄い焼き菓子も絶品でした。

⑥目で楽しみ味わって楽しむ、こだわりの大人パフェ

『パフェテリア パル』さんの白雪姫のパフェ。東京にも出店されています。ここのお店は中身が計算尽くされており、手間のかかった
食べ進めていくうちに最後まで飽きがこず、「次は何が出てくるだろう?」とわくわくしながら楽しめるのが特徴。
白雪姫のテーマ通り、りんごにちなんだ具材がメイン。中でも赤ワインコンポートはワインの香りが鼻を抜け、おしゃれな味わい。従来のパフェの甘いというよりは、お酒よりなパフェ。当時としては新感覚でした。まさに大人味。
薄暗い店内の雰囲気もあいまって、若干ほろ酔い気分に。

さいごに

とにかく寒さが強烈な印象に残り、ところどころ記憶にありませんでしたが(笑)
雪を味わい尽くした3日間。普通に肩の高さくらいに積もっていた道もあったので、すごいなと感じました。
私自身雪をこんなに感じた経験がなかったので、雪道の歩き方など大変勉強になりました。
冬ならではのお祭りを覗けて、自分の知らない世界が広がった楽しい旅でした。

そして美味しいものもこれでもかというくらい食べて大満足。
旅行に行ったら食べたいものを食べる!が悔いない鉄則。
たしか総額とんでもないことになっていましたが(笑)、
こうして今も、最高の思い出として残っているのでオールオッケー!!

5年経っても色褪せない、忘れられない私の旅です。
これからも最高を更新していきます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?