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自分を愛したら、愛に見返りを求めなくなった

「彼の誕生日、〇〇をあげたから」
「バレンタインのお返し、楽しみだな」

人間だもの、そりゃプレゼントやお返しを期待する。恥ずかしながら、愛に見返りを求めていたのだ。

私も例に漏れずそのひとり、だった。夫に出会うまでは。

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彼に出会ってから、今年で3度目のバレンタインを迎えた。

1度目は渾身の手作りマカロン。

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2度目は砂糖不使用のオーガニックチョコ。

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そして3度目はIWAIのお祝いケーキでささやかなお祝いをした。

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実はまだ、彼にバレンタインのお返しをもらったことがない。忙しすぎて忘れてたとか、種類がありすぎて選べなかったとか、そんな理由で。

お返しがないことは、正直ちょっと落ち込んだ。他のイベントや記念日は覚えていて、クリエイティブなお祝いをしてくれるからなおさら。

「来年はないからね!」

1度目のバレンタインから言い続けているものの、結局3年間バレンタインのプレゼントをし続けている。

3度バレンタインを過ごして感じたのだけれど、私はお返しが欲しくて彼にプレゼントしているわけではないのだと思う。ただ私が、彼に感謝の気持ちを伝えたい、彼の喜ぶ顔をみたい、それだけ

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よく、「パートナーシップの秘訣は?」と聞かれることがある。

私たち夫婦はおそらく、「してあげたのに」という気持ちをもたない。だからこそいい距離感で、いい関係でいられるのだと思う。

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愛とは、自己犠牲をしてまで相手を幸せにしたいと願うことではない。相手の幸せが、自分の幸せだからだ。

そう思える関係であれば、よくありがちな「自分の方が相手を愛しているから、損している」なんて感情は持たない。さらにいえば、相手に自分にとって不都合なところがあっても受け止めたいとすら思う。

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いわゆる無償の愛。この感情を抱くのは簡単ではない。

それができるほどにまでなるには、「自分への本当の愛情」がないとできないことではないだろうか。人を本当に愛せるようになるためには、まずは自分のことをきちんと愛せるようになるといい。

夫は私以前に、自分のことを「愛している」と思う。そんな彼を尊敬しているからこそ、私にも「自分を愛する」ことが伝染している。

生まれてからこれまで、完璧な人生を歩んでいる人なんてほぼ皆無だ。劣等感を抱いたり、失敗を嘆いたりすることはもちろんある。でもそこで「自分はダメな人間だ」なんて責めたりしてはいけない。

大事なのは成長していこうという意志を持つこと。

そうやって、自分を受け止め、愛せるようになることで、人に対しても同じような愛情を注げるようになるものだと思う。

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