見出し画像

Axrossをつくろうと思ったきっかけ

はじめに

はじめまして。Axrossを運営する藤原 竜也と申します。

まず、簡単に自己紹介させていただきます。

愛知県名古屋市出身で、高校卒業後に東京へ。日米の大学でビジネスを専攻し、2016年にソフトバンク株式会社に入社。法人向けにICTソリューションを販売するセールスエンジニアとして、営業と技術の両面の業務を3年間経験した後、事業開発部門へFA異動。事業開発では、ソフトバンクビジョンファンドを含む国内外の投資案件のリサーチ、出資検討、出資先の事業支援、ソーシング等の業務に携わりました。また、同時期にソフトバンク社内起業制度にて、多数の公募の中からAxrossのアイデアで審査通過。SBイノベンチャーを兼任し、2020年にAxrossのプロダクトβ版をリリース。SPF/PMF検証を経て、事業化に向けて活動しています。

画像1

なぜ文系卒なのにエンジニア向けサービスを立ち上げたか

私は文系卒で、大学では金融経済が専門。ビジネス領域に関心がある人間です。新卒で法人事業のセールスエンジニアに配属された当時、テクノロジーに関心はあったものの、ITシステムの基本的な知識やプログラミング思考のようなものは皆無でした。

入社1年目は、情報系の資格の勉強をして基礎知識を詰め込み、2年目からはプログラミングスクールに通ってプログラミングの勉強にも勤しみました。また、若手セールスエンジニアは、経験豊富なベテランの方と差別化するためにも、何か専門的な強みを身につけなくてはと思い、特にAI/データ分析を中心とした最新テクノロジー分野に関心持って勉強しました。

普段の業務の中で、法人のお客様を相手にDX推進の取り組みを提案する機会が多く、現場にテクノロジーの導入・活用を推し進める中で、ある課題に気付きました。

エンジニア領域は、教育と実務に大きなギャップがある

画像2

プログラミングをはじめとするテクノロジーの活用について、体系的に学べる教育コンテンツが増えています。プログラミングスクール、書籍、オンライン教育サービス(E-Learning)、資格試験、技術ブログ......。ググればあらゆる情報にアクセスできます。いわゆる、基礎的な知識を持った初学者層の数は増えています。ただ、基礎は学んだ(知っている)が、実務レベルで活用できない層が多いのです。

例えば、プログラミング言語はただのツールで、使いこなせないと意味がないですが、体系的な知識をインプットしても、なんとなく覚えただけで使えない人が多いです。最近ノーコード・ローコードのサービスも増えていますが、結局はツールです。ツールをつかって、何かアウトプットができないと意味がないです。IT業界のテクノロジーの変化は凄まじく、新しいツールやその手法が出てきます。常にアンテナを張って新しい情報をインプットし続け、能動的にアウトプットを繰り返さなければ、スキルとして身につきません。

つかえるノウハウが集まり、実践的な学びを得られる場所をつくることで、「教育と実務のギャップを埋める」ことに挑戦することは、社会的意義があるのではないかと思いました。

Axrossというサービスの考案

エンジニアは、教育と実務にギャップがあるという課題感から着想し、「学んだが活用できない人を減らしたい」という想いと、「こんなサービスがあったら自分たちも利用したいな」という思想で、ソフトバンクとヤフーのエンジニアメンバーでAxrossを立ち上げました。

Axrossという名前の由来は、誰もが『目指したい姿の向こう側へ』導くサービスをつくりたい、というメンバーの想いが込めています。

画像4

Axrossは、現場エンジニアの開発ノウハウを独自の″レシピ″フレームワークを用いて教材化し、動くものをつくりながら実践的な内容を追体験できるサービスです。

Axrossのレシピは、「AIを学ぶ」や、「プログラミングを学ぶ」といった体系的な教材や、世に使いまわされている定番教材のようなものではなく、現場経験を踏まえ「AIを使ってビジネス課題を解決する」テーマや、「プログラミングを使って身近な業務を効率化する」内容を、E-Learning形式で学べるオリジナルな教材としています。料理に準えた ″レシピ″というフレームワークによって、教材の最終ゴールが具体的なアウトプットをつくることとなります。そのため、目的意識を持ちながら学ぶことができます。AIを中心としたDX活用テーマに注力して、有能な現役エンジニアに声をかけ、独自のチェック体制下で一定水準のクオリティを担保したものを公開しています。

画像6

現在レシピの数は230を超え、5,000名以上のエンジニアが利用するサービスになりました(※2021年10月時点)

さいごに

これまでβ版によるスモールな検証を進めて参りました。まだプロダクトやコンテンツに至らない点はあると思いますが、ユーザーの皆さまのお陰で少しずつではありますが、事業として形になってきました。今後はスピード感を上げて、ユーザーに求められるサービスづくりをしていきます。

ぜひご興味ある方はサービス使っていただき、使ってみた感想や要望など、些細なことでもフィードバックいただけると助かります。また、身の回りに興味ありそうな方がいましたら、このnoteとサービスをシェアいただけるととても嬉しいです。

Twitter広告1


この記事が参加している募集

社員紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?