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それは誰のインサイトか

モノを買い消費して生きる私たちは
できるだけ失敗しないように吟味している
数百円ほどの商品であればそこまで悩まないが
数十万円の商品だった場合どうだろうか

カタログには良いことしか書いていないし
ショップに行けば店員の瞳の奥に
今月のノルマがちらついている
一体何を信じればいいのと持った時
参考にできるのがクチコミだったりする

自分と同じ立場である
つまり消費者が購入体験を通して
感じたことをシェアしている
本来そこには忖度はなく
自分と似た消費者がどう感じたのか
そう言ったことも伺い知ることができる

目の前に数十万円の商品がある
知らないブランド名が書いてあるが
品質はとても良さそうだし
ひとめ見た時にビビッときた
これは私の好みだ

しかしどうだ
みんなはどう評価しているだろうか
そしてここの価格は適正なのだろうか

売り場では店員そっちのけで
そう言った調査活動が頻繁に行われている

しかし何ということだろう
どこを探してもレビューがない
そもそも世界的に取り扱っている店が少ない

ここで立ち返る
確かに自分は好みだと思ったが
みんながどう思っているかがわからない

みんなも良いと言っているならば
数十万円という決断がしやすくなるのに
いつも背中を押してくれるクチコミが
そこには存在しないのだ

その商品を買うかどうか
今それは自分の感覚と覚悟に委ねられた
誰のインサイトでもなく
自分のインサイトを探す旅なのである

そう考えると私たちは
少なからず人のインサイトの影響を受けている
だからその商品は
心から自分が欲しい商品かどうかわからない

一体何が本当なんだいと思いたくもなるが
適当そうに見えて意外と鋭い
そうTOKIMEKIに身を任せるがよかろう

胸キュン!

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