富の再分配

経済学で言う「富の再分配」とは、所得再配分とも言われる。
経済の仕組みの中で富の移転を行うと言う仕組みで、
一番わかりやすい例えが累進課税である。

おいおいセンクスよ。
下ネタはあんなに饒舌なのに、
経済学の話になると専門用語なんて使いやがって。

所得が多い人からは税金をたくさん取ります。
それで得た税金は、社会保障や福祉の資金へ回り、
結果的に経済弱者を救うことになります。
うん、わかりやすくなった。

我々はそういう世界で生きているわけで、
富とはお金であるというイメージがすっかり定着してしまっている。

富とは本当にお金だろうかという問いが頭に浮かぶ。
富とは心であり、才能であり、知識である。
というか豊かであればなんでも富である。
とセンクスは思っている。

昔から使われてきた言葉に「おすそわけ」という言葉がある。
「御裾分け」と書く。
他人から得た品物や利益を、友人や知人に分け与えると言う意味だ。
さらに裾とは地面に近いことから、
「つまらないもの」という意味合いも含んでいるのだそうだ。
なんとも奥ゆかしい、日本人的感性を持った言葉である。

「お金を御裾分け」と言う言い回しはあまり聞かない。
それを言うなら「お金を山分け」である。
御裾分けがつまらないものであれば、お金はつまらないものではない。
そういう現れなのだろうか。

お金は支配力を持っているかも知れないが、
富というものはそれ自体が既に尊いもので、
お金は富のひとつであると同時に、
そのほかの富はお金で買えないものばかりである。

教育は知識という富の再分配である。
イライラした人に優しくすることは心の再分配だろうか？
才能の再分配って可能なのだろうか？

とりあえず再分配しまくることが世の中を良くするのだろうから、
お金だけじゃなくていろいろな富が再分配される世界になったら
いいなと思うのである。

自分では御裾分け程度と思う富も、
相手にとっては人生が変わるほどの富なのかも知れない。
そういう意味では富を自分だけのものにせず、
開放しまくる方がみんなのためになるようである。

全ぬっ空 ANA'L 694545便は着陸することなく、
センクスの脳内上空を未だ飛び回っているようである。

分配！いっぱい！おっぱい！