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優しく挟んでほしくて

人間は挟まれて生きている
ビジネスの場において
中間管理職とはよく言ったものだ
新入社員と社長以外の人間は
だいたいナニかに挟まれている

たまに挟まれて可哀想な人を見る
どっちかに偏れば
その他方からのプレッシャー
かといってどちらも突き離せば
挟んでくれるものがなくなって
奈落の底に落ちていくだろう

新入社員という経験は
一生で何度も体験できることではないから
挟まれたくないのなら社長になることだ

しかしこれはあくまで組織論の話で
社長も違う何かに挟まれていたりする

挟まれずに生きられる人間など
世の中に存在しないのかもしれない

板挟みという言葉があるように
挟まれれば身動きが取れなくなるから
それはあまり良い意味として捉えられない

だからミスターセンクスは
柔らかい丘の間におさまりたいのである

あぁ優しく挟んでほしい
安心安全な環境で
ぬくぬくとした快感に身を委ねよう
いや棒をゆだねよう

そのくらいの心持ちがあれば
お餅を食べたときのように伸びる
つまりポキッと折れるのではなく
ぐにゃりとレジリエンスするから
挟まれるというネガティブを
セミポジティブくらいに変換できそうだ

蝉が鳴いているねぇ!

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