【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】教育は「大人の学び」のアップデートが必要だ
先週、キャリア教育コーディネーターの勉強会
高校「歴史総合」ってなに?を開催しました。
今回の勉強会は、事前に参加者のみなさんに
以下のような質問に答えていただきました。
・歴史は暗記科目、Yes、 No、どっち?
・歴史科目は好きでしたか?
・なぜ歴史を学ぶ必要があると思いますか?
アンケートの結果をまとめてみると、
参加者の8割以上の方が
歴史を暗記科目だと思っていたそうです。
また、暗記科目だから好きだと思っていた方と、
暗記科目だから嫌いだった方と両方いらっしゃいました。
特に世界史はカタカナばっかりで・・・なんていう話も、
よく聞きますよね。
かくいう私も、
歴史は完全に暗記科目だと思っていました。
小学校のころ読んだマンガがおもしろかったので、
好きな科目でしたが、暗記が苦手だったので、
特に高校での成績は決して良くありませんでした。
勉強会の参加者の事前アンケートでお聞きした、
「なぜ歴史を学ぶ必要があるのか」については、
ちょっとおもしろいことがわかってきました。
参加者の回答は、大きく以下の3つがありました。
・自分の国やルーツを知って大切にするため
・過去から学んで未来につなげるため
・出来事や物事の関連性や成り立ちを理解するため
これらはおそらく、
大人になってからわかったことなのではないでしょうか。
子どものころにも、「学ぶ意味」がわかった上で
歴史を学ぶことができたら・・・
そんな気持ちが隠れているように思いました。
高校の「歴史総合」は、
まさに歴史を学ぶ意味を実感しながら学ぶものに
なるのだということが、
勉強会の中でわかってきました。
ただ、暗記が要らないというわけではない。
知識はやはり必要なのです。
そしてもうひとつ勉強会でわかってきたことは、
学校の授業も入試も、
ここからどう変化していくのか、
「過渡期」なのではないかということ。
学習指導要領で描かれている理想の「歴史総合」に
教科書も、参考書も、学校も、
まだまだ模索していることもわかってきました。
なので、もしも保護者などの大人が
「歴史は暗記科目だ」という認識を
持ったままでいたら・・・?
いまの学校教育は、大人の知っているそれとは
大きく変化してきています。
大人の学びをアップデートする必要がある。
大人も一緒に歴史を学び直すことができたら、
おもしろそうだなぁと、
改めて思ったのでした。
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