【読書メモ】大学入試・探究関連のものをまとめて(2023.No.23-26)】
年度末にまとめて情報収集をしたものたち。いままで、予備校的な視点で大学入試改革を解説したものを読んでいなかったので(文科省の文書を中心に見てたので)、そちら側から見た時に何が見えているかを知りたかったというのが一点。もう一点、「探究」に関しては、数年前と比較すると書籍の数と種類が増えたなーと思いまして、どんなものが出ているのかに目を通しておきたかった、と。
「総合型選抜・学校推薦型選抜のオキテ55」(鈴木鋭智/KADOKAWA)
これから受験しようとする高校生向けに書かれたもの。著者は代ゼミ経験もある方。一瞬、これって就活対策だっけ?と錯覚するが、本質的には同じということか。結局のところ、求められているのは、学ぶ意欲、ということかと。
「2024年の大学入試改革」(石川一郎/青春出版社)
主に保護者向けを意識して書かれたものか。大学入試改革と学習指導要領改訂の解説としてもわかりやすい。保護者世代(私と同世代か)の大学受験とは大きく違うので、何が違うのかを知っておくことは、いまほんとに大事。
「探究の達人」(神田昌典/実業之日本社)
福島県立ふたば未来学園などの実践事例も含めながら、学習指導要領改訂と「なぜ探究なのか」をわかりやすく解説している。
「はじめての高校探究」(稲井達也/東洋館出版社)
こちらも高校の「総合的な探究の時間」の導入解説。教科との連携にも踏み込んでいる点と、主に教員向けに、どのようにカリキュラムを組んでいくのか、評価をしていくのかまで解説している。
いずれにしても、大人がまず探究しないとね、と。教育の問題は学校の問題ではなく、大人の問題だと思います。
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