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ハノイのうまいもんたち

Pretty food spots in Hanoi, Vietnam.

ハノイの食べ歩きに最も必要なツール

今回のベトナム旅行では、まずハノイに滞在。そこで、ミシュランやガイドブックを駆使して、ハノイの素敵グルメを楽しもうと思っていました。
そこで最も大切なのがシェアライドアプリ「Grabのダウンロード。

Grabの公式サイト

ベトナムをはじめとする東南アジアで非常に悩ましいのがタクシーのぼったくり。いや、ぼったくりと言っても数百円のレベルなので、チップとして欲しい気持ちもわかる。
けれど、降りる時にギャーギャーと言い合いになるのがメンタル削られるし、何か損した気分になるもの。

今までの傾向として、マレーシアとベトナムは「メーター」と言っても付けてくれないことが多く、何度も言うと「壊れている」とか言い出す始末。
そして、下車する時に「いや、こんなに高くない!」「これくらいが普通だ!」と言い合いになって、配偶者は傍観しているだけで、それもまた腹立たしくなります。

しかし、テクノロジーが進んでベトナムにもGrabが普及したことで、タクシーなんて目じゃないくらいに移動がしやすくなりました
観光客でもクレカを事前に登録しておけば、出発地と目的地を登録するだけで車種とそれぞれの料金が事前に表示されて、言い合いもトラブルもなく乗車できます。
Grabがあるだけで、ベトナムの快適度が300倍になります!

新旧混在ハノイの垂涎グルメたち

BANH MI 25

ハノイで人気のあるバインミーの専門店「Banh Mi 25」で朝ご飯。
常連さんはカウンターからテイクアウトで持ち帰りますが、向かいに小洒落た内装のテーブル席があるので、ゆっくり食べるならこちらがおすすめ。
朝早い時間は店内も空いていてテーブルに座ることができました。

バインミー

バインミーはバゲット風のパンに肉と千切りの大根や人参、きゅうり、香草を挟んで、お好みでチリソースと一緒に食べる仏越混合のサンドイッチ。
フランス植民地時代の影響でバゲットを使っていますが、形だけで食感は結構ふにゃふにゃ。そして、具材の大根は酢漬けにされていることが多く、この素朴な味わいがなんとも好きです。

Banh Mi Chao

ベトナム語で鍋を意味する「Chao」が付いた、バインミーチャオはおしゃれな朝食として人気上昇中のメニュー。
バインミーの中身を全部取り出して、別々のお皿に盛っている感じなのですが、それだけでちゃんとした雰囲気になります。
パンをちぎってソースに付ければ、じゅわっとした食感が楽しめます。
あと、鍋に入った具材が主張していて写真映えがすごいので、SNS時代に流行るのも分かる気がします。

1946 Cua Bac

夜はミシュラン・ハノイでビブグルマンのお店として掲載されていた「1946 Cua Bac」へ!
揚げた蟹とお粥の鍋が有名だと書かれていたので、早速、言われるがままに注文しました。

ワタリガニの素揚げ

一口サイズの小さなワタリガニが素揚げされて、お塩と謎の海藻?草?のようなものが乗っかっています。
多分、潮の香りがするので海藻だと思いますが、これがシャクシャクとした食感で美味しい!蟹も美味しいけれど、この海藻気になる~。

Hot Pot

お粥の鍋と書かれていたけれど、皆んなが食べていたのは酸味のあるスープと牛肉のお鍋。地元の人はこの鍋だけを食べに来ている様子だったので、シグネチャーディッシュのようです。

薄切りの牛肉は蓮の茎や香草などのたくさんのハーブといっしょに食べます。ブンと呼ばれる丸麺を蟹肉ペーストといっしょに食べるのも美味しい!
途中からお肉じゃなくて、スープと一体化したハーブをメインに食べているような気持ちになりますが、それがこの料理の魅力なのでしょう。

ここはビブの評価がされたお店ながらも、お会計は日本のファミレス程度なのでお財布にも優しいお店でした。

Pho Thin

こちらの「Pho Thin」はハノイでも最も人気のあるフォー専門店ですが、実は池袋や新宿に支店を構えています。
東京にお店があるのに本当に美味しいの?と思ってお店に入ると、あまりのどローカルぶりに腰を抜かしました。
全然ビジネスの匂いがしない。本当に東京にお店があるの?そもそも、海外進出するようなお店が美味しいの?と思いつつ、店先のおじさんのもとへ。

ネギたくさんのフォー

どれがメニューだか分からず、何を頼んだらいいかも分からなかったので「フォー2つ」と注文したら、あっという間にネギが盛りだくさんのフォーが運ばれてきました。

スープを一口啜ると、ベトナムあるあるの化学調味料的なピリピリした味がしない?!
肉系の出汁とマイルドだけれども味にレイヤーを与えてくれるまったりとした香辛料が相まって、とっても美味しい!
ネギもエグみがなくシャキシャキとした食感で米麺のぬめっとした噛み心地に、良い感じのアクセントが加わります。
これは美味しいわ~!とあっという間にスープも全部飲み干してしまいました。

ちょっとこれは、東京でも「Pho Thin」へ行かないとですね。

Huong Sen

ハノイ最後のグルメは「ハス茶」です。英語でLotus Teaと書かれて色々なお土産屋さんで売っていますが、私はハス茶が大好物。
10年近く前にホーチミンを訪れた際にハス茶を頂き、何このお茶?めっちゃ美味しい!と開眼。それから、日本でも見つけたら買うようにしているのですが、輸入品だと品質と味に納得のいくものがありません。

そこで、美味しいハス茶を買うことは今回の旅行のミッションの一つ。
ガイドブックでも高級ハス茶の専門店と紹介されていた「Huong Senに行きました。

いくらでも継ぎ足せるハス茶

お店の中に入るとおじさんがぬっと現れて、「取り敢えず座って飲みなよ」とハス茶を淹れてくれました。
色々見ようと思いつつも、おじさんは「まずは茶葉を入れる。そしてお湯をいれる…」と、勝手に説明を始めます。
「2杯目からもお湯を入れれば、何度でもお茶になる」的な説明をして、え~!ほんとに~!?と思いつつも、既に4杯くらい頂いていたので「マジか…」となりました。
いつもはティーバッグを使っているので1回使い切りでしたが、これは良いかも!と最高級茶(約1500円)を購入してしまいました。

ハノイ空港のバインミー

ハノイは有名店や人気店が旧市街だけでなく新市街やレイクサイドなど色々なエリアに点在しているので、お料理以上のコストをかけてGrabで移動して食巡りがおすすめです。

ベトナムは海あり山ありで農業も盛んなので、新鮮な食材が手に入りやすい国。こだわらなくても美味しいものにありつけますが、こだわるとすごく美味しいものに出会えます。しかも高コスパで。
日本円が弱くなった、というか日本はもう衰退国なので周辺国の物価高にはついていけません。そんな状況でもベトナムはまだまだ割安さを感じられる、数少ない国の一つです。

お腹いっぱい美味しいものを食べて、じゃぶじゃぶとお酒を飲めるのは至福のひととき。毎日頑張って働いているんだもの、夏休みくらい豪遊したっていいじゃない。
ベトナムならショッピングもグルメもお手頃にエンジョイできますよ。

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