小4息子が考える『平等とは?』を聞いて、お母さんが本当は伝えたかったこと
最近の私は、小4になるトンガリ息子とお楽しみの時間がある。
就寝時は、息子・娘・私で並んで寝る事が多い。
娘が先に眠りについた日、
どちらからともなく、
母と息子のおしゃべりが始まるのだ。
真っ暗だけれど、微かに見える部屋の景色。
静かなれど、窓の外には感じる活動する存在。
全てがぼやけた世界の中。
くっきりするのは、私と息子の声だけ。
なかなかの素敵タイムだ。
お互いの顔が見えないのが、また良い。
会話だけに、集中できる。
この時間のお喋りは、いつもは勢いで不用意に発言してしまう言葉も、ゆっくり吟味しながら話せる。
そんな流れの中で、
息子が疑問だと口にした ”平等とは?” が、実に彼らしい。
彼は、良くも悪くも諦めない。
彼らしさは大切にして欲しいけれど、無鉄砲に戦いに行って欲しくない。
---学校における平等とは?
どう関わることが最善なのでしょうか?🤔
みなさんなら、
子どもの「平等とは?」に 何と声をかけますか?
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私は、30代の専業主婦。
小学4年生の息子と小学1年生の娘がいます。
いつも2人の子育てで頭をいっぱいにする事がライフワークです🌷
息子は、個性的なキャラクターで、エネルギッシュ。私と違う価値観をもち、独創的な自分の考え方を基本に 考察・行動をします。好奇心が旺盛で イタズラやおふざけが大好き。最近は 自分の考えをよく言葉にしてくれるので、母は「なるほど〜」の嵐。少しずつ彼の理解者が増え、精神的にも離れていきつつある事を感じる毎日です。
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■息子が「平等とは?」を考えるきっかけは、学校なのだが。。
消灯後のベッドの中で、息子が学校の話を始めた。
みんなに等しく挑戦する機会を作るために、やる気ある人の機会が制限されていると感じるらしい。断片的に複数の事柄を挙げて話すものの、情報が少なくて 実際の全体像はよく分からない。
ただ、息子は疑問なのだと。
それが、本当に 、
クラスのみんなに 平等な対応なのか?
と、「わかるなー、その感じ。」と、フワッと相槌を打ちながら、
---授業参観の時、同じ気持ちになったなぁ。。
と、ずっと以前に遡り 共感する出来事を順に思い出した。
怒り少なめに、饒舌に考えを話す息子に耳を傾けながら、今の息子が求めているのは、『平等』について議論することではなくて、ただ聞いてもらうことなのだろうと感じた。
でも、おそらく、近い将来、
もっと「平等とは?」について議論する機会が訪れる気がする。。。
■息子の考える平等とは?
息子は 学校で疑問に感じるシーンに対して、自分の考える平等の形について話し始めた。
ーー息子:平等っていうのはさ、、、
息子は、乗馬スクールに通っている。そこでの馬を思い出しながら、説明を始めた。
==息子の話========
馬もさ、それぞれ違うんだよ。
暑がりな馬もいれば、そうでない馬もいる。
暑がりの馬なんか、汗のかき方が全然違うんだよ。
夏なんか、塩の塊をぶら下げるんだ。
だから、体につける服みたいなのを、その馬の暑がり具合で変えるんだ。
ご飯だってそうだよ。
みんな同じ馬だけど、同じご飯を食べるわけじゃないんだ。
たくさん食べる馬もいれば、そうじゃない馬もいる。
お腹を壊しやすい馬もいる。
だから、餌の量も一緒じゃないし、種類も違うんだ。
==============
話を聞きながら、
『平等と公平の違い』について考えているのかな?と思った。
ーー母:なるほど〜。だから、平等とは、どういうことなの?
と聞くと、
ーー息子:よくわかんないけど、それ(馬へのスタッフさんの接し方)が平等ってことなんだと思う。。
と話した。
自分の考えを要約するまでには もう一歩の出来立てホヤホヤの考えなようだった。「本当、色んなこと考えてるね〜」なんて、当たり障りのない感想を言っているうちに、その日は寝落ちした💤
******
さて、困った。
こういう答えのない話、
私はいつも 話をどちらに広げたら良いのか、サッパリ分からない。
どうしたらいいのかなぁ?と悩み始めると、
考えれば、考えるほど、今まで考えてこなかった自分の浅はかさを恥じる事になる。。。
■本当は、息子に伝えたい母の考えをまとめてみる
ー▼平等かどうかって、そんなに重要?
平等って難しいよね。
本当にそう思う。
お母さんなんて、たった2人の子どもを育てているだけなのに「平等にできてる?」と、自信をなくす事が多い。
でも実は、
そんなお母さんの正直な感想としては、
「学校生活が、"真の平等か?"って重要なの?」
といった感じだ。
お母さんが、大人になってから ようやく気がついてきたことがある。
▼世の中のルールや価値は、選ぶ集団・時代・年齢など 自分にコントロールできない要因で変化する。自分の持っているモノが変わらなくても、勝手に良くも悪くもなる。
▼場所と時を固定しても、自分の持つモノを ”どう捉えるか” だけで、価値は変わるらしい。
▼大人になると「平等か?」なんて配慮は期待できない。今流行りのアニメでも言ってたけど、不平等であることだけが平等。ほんとそう。笑
そう考えると、
ーー学校が完璧な平等空間である事は、本当に良いこと?
ーー疑問を感じる平等さに、考えることで 自分の意見を煮詰めていくのは、悪いこと?
さらに、
小学生になってからの あなたを見ていて感じるのよね。。。
憤りを感じて 論じている時の方が、
良いことを言っている。
あなたが気の向いた時につける日記を見ると、確信に近い感覚にもなるの。
怒っている時は主張がはっきりしていて面白い。平和な時の日記は、簡素で誰でも書けるフォーマットのようだなぁって。
ちょっと窮屈なくらいな方が、あなた良いみたいよ?😎笑
ー▼論点は「学校の平等って何?」じゃないと思う
話が脱線したから、戻すと。。。
お母さんとしては、あなたの『学校の平等性』について話を聞いて思うのは、考える論点は そこじゃないのでは?ということ。
学校のルールや方法が、
固定化されている部分が問題
だと、見てきた学校の様子を思い返して感じる。
だって、クラスに多くの子どもがいて、みんな違うのに、"みんなが納得する平等" を作るのは大変よ。子どもの成長スピードは早いし、発達進度も人それぞれ。仮に平等である条件が存在しても、それは毎日違ってくると思う。みんなが納得する平等を決めることって、私には 不可能なことに見える。
完璧な平等の形を考える事は良いことだと思うけど、実際に労力をそこに割くと、答えを見つける前にクラス替えになる。非現実的だわ。笑
だから、
とりあえずの平等性がある今の形をベースに、
適宜、ルールを足し引きできる余白を用意しておく事が最良な方法、と思うのよね🤔
いきなり、「みんな納得の平等を!」というと大変だけど、困った時にはその都度対応する。対応する必要が出てくるものなんだ!ってしっかり認識しておく。これなら、すぐに出来ることだと思う。
そして、この時に!🤚✨
このルールを足し引きする時に、『少しの配慮』を意識する事で、"みんな納得の平等" に寄せていくことは 可能になると思うのよね😎✨
その配慮とは、
自分の意見を発言する時に、
自分だけでなく、周囲の友達、学校の先生も、win-win-winになってる?
としっかり考えた形に整えることだと思うの!
平等を訴えるなら、自分だけでなく、他の人についても 考えを巡らせる必要があるよね?
いつもあなたは、学校の色んなことに考えが違って、辛く感じることが多くて、苛立ったまま発言しがちだけど。。。
それだと、あなたの事を配慮せずにルールを押し付けてきていた、あなたの学校の嫌いな部分と一緒になってしまうと思わない?
あれー?お母さん、
自分は棚の上で、お説教になってきたぞ?🤔笑
お母さん、
あなたの珍行動や珍発言に、怒ったり苛立ちを隠さない事も多い。
ごめん。謝る!🙏
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前にあなたが「始業式の価値がわからない」と言うから休むことにした時に、その理由の伝え方について交わした会話がある。
頑張ってくれている先生の気持ち、それに頑張って参加している友達、同じ選択をすると辛くなる自分。皆んながwin-win-winになる伝え方を 考えるんだよ。
この記事を書いていて 気がついたの。
まさに これよね??
お母さん、また違う経路の理由の元、この発言をしていたのだけど。。。
私達、 『みんな納得の平等』に近づくのに、悪くないスタートを切っていそうよ!👺✨笑
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そして、
あなたの担任の先生こそが!!
先生の提案では、連絡帳として機能していない白紙の連絡帳を『ダミーの連絡帳』と呼び、それを回収係の子に渡すことで、周りの子には内緒で連絡帳を書いた事にしてくれると言うのだ。
先生は、「連絡帳の存在が許せない!」と小学校入学時から訴え続ける "あなた" と "他の生徒さん" の両方が困らないwin-winの形を考えてくださっているわ。そして、両方がハッピーな状態を先生のwinに繋げてくださってると思う✨
先生は、既に学校を みんなに優しい形にしようと行動してくださっている。あなたが学校に求める"平等" ってこれよね?先生が、授業外の生活部分に、こんなにも対応してくださるのって本当に凄いこと!きっと、先生もあなた以上に、『みんな納得の平等とは?』を常に考えいると思う。
なんか、今年は 素敵な感じね!
お母さん、先の展開を楽しみだわ!!📺🍿
■息子の良さは、主張が真っ直ぐなところ
息子に、なんて話そうかな?って考えてみたら、
今までの話が繋がってきて、勝手に 盛り上がってしまったけれど。。
息子の良いところは、
--主張が面白いくらい 真っ直ぐなところ。
「それ言う?」という程に、本質的なところ。
私のように、
迂回して、目標達成なんて考えない。
目標を斜めにずらして ライトにしたりしない。
だから、私の逃げ腰な考え方は、知らない方が良いとも思う。
今の彼には、どっしり『平等とは?』について、考える事が大切なのだろうなぁ。そういえば、以前、ネガティブケイパビィリティという言葉に出会った事がある。当時、私は興味を持って本を開いたけれど、途中で本を閉じた。息子はそれと向き合っている大切な時間を過ごしているのかもしれない。
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今の母としての私の役割は、
彼の主張がまっすぐなままでも、聞いてもらいやすい環境に整える事だと思っている。
もうすぐ、学校の個人面談。
担任の先生に、彼の最近の関心事ととして、この様子を伝えておこうかな?🤔
あとは、私は息子と話す前に『平等と公平』について学んだ方が良さそうだ。
偉そうに自分の考えをまとめてみたけれど、平等と公平の違いをきちんと理解できている気がしない。記事を書いていて、今回は乱暴に "平等" で通しきった言葉使いも気になる。
今まで私は、周囲の環境が "平等であるか" に 少しも関心がなかった。存在する前提の中で、”私に出来ることは?” と探す事に思考を進めてきた。なぜ、前提部分に疑問を感じなかったのだろう。
いや、息子がいなければ、今だって 本当は前提部分に興味なんてないと思う。そんな自分を再認識して、少し失望。。😢
今読んでいる本を読み終えたら、『平等と公平』に関する本を探そうかな📚
興味を持ち続けられるか、自信がないなぁ。。
でも、まずは try first.....
----これは、私と子どもの合言葉。
try first!!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。感謝です。サポートも嬉しいのですが、『スキ』をいただけるならば、ポジティブに今日も頑張れます♪