見出し画像

コロナによりハワイがキレイに〜観光と環境〜

 淡路島の観光需要は凄い。お盆真っ只中の今、道が混んでいて、街が普段とは違った様子を見せている。私が経営している「焚き火BASE〜HOKAGE〜」も有難いことに連日満員となっている。コロナが流行りキャンセルも多く出たが、新しい予約がすぐに入ってくるといった具合だ。

 そんな中、ハワイの観光に変化があるということを知った。コロナの影響で一時観光客が激減した。しかしそれにより、海の透明度が42%増したのだ。ウミガメやハワイのアザラシも増えてきているのだという。魚が増えた事により、今まで釣りをしている人などいなかった場所に釣り人がきているのだと言う。

 ハワイでは観光に掛かる税金を増やし、環境保全に充てていく流れが加速しているようだ。しかし、人口よりも観光客の方が多いハワイは、観光なしに産業は成り立たない。ハワイは現在、産業と環境保全の間で揺れているのだ。

 具体的に何人の観光客が来たら、どれくらいの環境への影響が出るのかをリサーチして規制をかける等の試みも案として考えられるのではないだろうか。日本では、SDGsが周知されていている今、環境への配慮が今より更にキーポイントとなっていくであろう。観光需要が大きい淡路島も似たようなことが言えるかもしれない。自然を崩さない形での観光を意識しなければいけないタイミングは必ずくるはずだ。

 そして自分の生き方を考えたとき、「いい事をしてお金を稼いでいる」と言う感覚はセルフイメージを高める上でも重要だと感じる。もちろん良し悪しは個人の感覚的な物だが、「騙すような手法の営業」などは最悪だ。その会社単位で考えると、生き残るための施作なのだろうが、社会にとってはその労働力を他に回したいところだ。

 「儲かるから仕事を作る」のではなく、「自分のやりたい事、社会的意義、市場を見て仕事を作る」と言う感覚がこれからの世代には重要なように思える。大企業ありきではなく、個人の魅力にフォーカスされてきているからこそ、「思い」が大切だ。

 ハワイでの出来事は、地球規模でこれから直面していく問題の氷山の一角にすぎない。新しい情報を入れていかないと時代に取り残される。環境を軸に素晴らしい活動をしている知り合いが多いこともあり、環境は大いに興味のある分野だ。そして環境問題に取り掛かっている人がいうのは、「やりたいからやっている」ということだ。利他的な心だけではモチベーションがもたない。心からしたい事をして、感謝される仕事は素晴らしい。そのフィールドに立つ為にはまずはしっかりと自立し、たくさんの素敵な出会いが必要不可欠だ。

 「やりたいこと、良いこと、儲かること」を行いながら歳をとっていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?