見出し画像

淡路島アウトドア施設経営日記〜周りの人の影響で自分は作られる〜

夏も終盤を迎え、私が淡路島で営んでいるアウトドア施設「焚き火BASE〜HOKAGE〜」の忙しさもピークアウトして来ている。

私には淡路島で出会った大学生の友人がいる。彼女が、淡路島旅行を検討している友人にHOKAGEを紹介してくれたご縁で、9名の大学生がキャンプをしに来てくれた。

普段は基本的にHOKAGEの仲間が運営してくれているが、友人の友人ということで挨拶がしたかった。その為、私もHOKAGEにいられるように役割分担してもらった。

すると、とても元気そうな男女がやってきた。意識の高い優秀な子の紹介だったため、みんなしっかりしていたし、リーダー格の男の子は手土産まで持って来てくれ感動した。

中でも男の子達は、経営やキャリアに興味があり、私に真面目な質問をぶつけて来て、盛り上がった。そして私と仲間の従業員チーム2人も混ざって飲み会が始まった。

時間が経つにつれ彼らの若さが爆発し始めた。音楽に合わせて踊りながら一気飲みしたり、気になる異性にアプローチしたりとキラキラ青春大学生全開だ。

久しくこのような飲み方をしていなかったので、懐かしくもあり、自分も歳を重ねているのだと実感した27歳夏だった。笑
そして、私と仲間のところに居心地の良さなのか、避難場所なのか分からないが、人が集まっては離れを繰り返すようになっていった。

客観的にその場を見ている私たちは恋愛模様を妄想し、近寄ってきた子と話して答え合わせをしたりしていた。会の序盤は人生の相談だったのに、気がついたら恋愛の相談をしてくる子も出てきた。

マイノリティの居場所だったアダルトチームの周りは、気がついたらマジョリティになっていた。旅先の歳上のお兄ちゃんという存在は、今後会うこともほぼほぼない為、ちょうど良い距離感で本音を話せる存在なのかもしれない。

少しずつ潰れる子が出てきて、私たちを入れて11人だった飲み会も気が付けば5人になり、2人になった。私も最後まで生き残ってしまい結局寝ずに早朝から次の日の準備を始めた。

次の日楽しそうに帰って行った彼らの半数近くがわざわざお礼の連絡をくれ、素敵な出会いだったと感じた。

本題はここからだ。笑

恋話や若い男女のテンションの高い集団飲み会という最近踏み入れなかった領域に長時間いた事で、私も恋愛について考えるようになっていたのだ。

最近は仕事の話や地方創生についてばかり考えていたので、会話の内容はそういった類のものが多く、仲間との会話も如何にして時代の流れに乗りながら地方を盛り上げるか等がメインになっていた。

しかし、その日にいなかった仲間とあった際に気がついたら私の方から恋話を始めていてこれはすごいことだと発見した。

周りにいる人によってここまで頭の中が影響されるのかと思うと人生誰といるかで決まるのだなと改めて痛感した。

確かに今の私は学生時代に出会った最初の職場によってかなり影響されて起業や考え方の基礎ができている。そして、淡路島に来てからも考え方や興味の方向が変わっていった。

自分がどれだけ努力するかはもちろんベースとして重要だ。しかし、目指す先であったり、影響を受けたい人といれるということは、短時間で自分をアップデートする最良の方法かもしれない。

条件や給与なんかより大切な事は、人なのかもしれない。そして自分も良い影響を出せる人間になりたいし、自分をアップデートさせてくれる人と少しでも長く居たい。

久しぶりに味わった大学生の飲み会は、大きな気づきを与えてくれた。

ありがとうみんな。


この記事が参加している募集

#アウトドアをたのしむ

10,706件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?