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眠らないの 眠れないの


こんにちは。
今日もようこそお立ち寄りくださいました。

タイトルはかつて学生の頃に傾倒した
寺山修司さんの詩集

『愛さないの 愛せないの』

に似せて。

今日は“眠り”についてのお話です。

これはnoteの中の楽しいお一人宮島廣子さんが
以前ご紹介くださったので、
なにか睡眠をテーマに書こうと考えていたものです。

ただ、その後お互いしばらく更新が途絶えてしまい
書き上げるのがすっかり遅くなりました。

お時間よろしければ、お付き合いくださいませ。

睡眠の問題に関するお話ですが私は医療者ではありません。
あくまでも個人的な経験からするお話です。

ですので、内容についての細かい点は、情報そのものが古かったり、私の思い込みによる誤りを含む可能性があることを、予めお断りしておきます。

しっかり眉に唾つけてからお読みくださいますように!


短いようで長くもある、私たち“ヒト”の人生行路。

誰しも、一度や二度は眠れぬ夜を過ごしたご経験が
おありのことと思います。

ひと晩やふた晩ならまだしも、
眠れぬ日々が続くと日常生活に支障をきたします。


不眠症とか睡眠障害などと名前がつく状態。


病気のようで病気とは言えない、そんな
グレーゾーンが比較的広いのが、
こうした睡眠に関する問題の特徴でしょうか。

眠れない日が続くとQOL(生活の質)は低下します。

ですから、眠れないことを主訴として
病院にかかれば、一応は治療対象として
生活改善指導や投薬をされるのが一般的。

病気か病気でないかのグレーゾーンとはいえ、
十分に病気としての市民権は得ている感じですね。


暗くなったら寝て、明るくなったら起きる

…これが、動物としての“ヒト”の
本来あるべき自然の姿だと思います。

野生動物がヒトのように熟睡したりはしません。

グーグー爆睡していたら、寝込みを襲われた時
ひとたまりもありませんから。


しかし、私たちヒトには、決まった時間に
起きて行くべき学校や仕事があることがほとんど。

これが無ければ。

あるいは、これがもっと個々の事情に合わせて
時間の融通がきくものならば。

もう少し睡眠に関する悩みは減るのでは、と
思ったりもします。

しかし現状ではほぼ無理な話。

そうなると、やはり少しでもよく眠りたい
思うのは当然のことだろうと思います。


この、睡眠に関する問題。


一口に睡眠障害と言っても中身は様々。

一部を例に挙げただけでもこんな感じ。

・寝つけない(入眠障害)

・途中で目が覚める(中途覚醒)

・熟睡感が得られない(熟眠障害)

・早朝に目が覚めてしまう(早朝覚醒)

・寝ぼけ(夢遊病や夜驚症など)

・起きていられない(過眠やナルコレプシーなど)

改善のポイントや、用いる薬も様々です。


日本は世界でも有数の睡眠薬消費国。


仕事に行かねばならない
学校に行かねばならない
そんな風潮と、真面目で勤勉な国民性からか

「よく寝て翌日に備えねばならない

…なんて事情もあったのかもしれません。


睡眠薬は病院に行けばごく簡単に処方される、
そんな時代がごく最近まで長く続きました。


「睡眠薬」と呼ばれる処方薬は「睡眠導入剤」や
単に「眠剤」とも呼ばれます。

また、昔「精神安定剤」と呼ばれていたものは
今「抗不安薬」という呼び方になっています。

これらはどれも睡眠障害を改善する西洋薬ですが
処方箋がないと買えない薬。

精神科でなくとも、かかりつけの内科などの
医療機関で「眠れない」と訴えるだけで
比較的簡単に処方され続けた結果、
悪用や乱用を招き、問題となりました。


ヒトは歳をとると睡眠リズムが変化してきます。
老化現象のひとつと言われています。

短時間の睡眠で済む人、眠りが浅くなる人、
一日中だらだらと眠い人、丸1日寝て丸1日起きる人、
変化の仕方も十人十色。

自然の摂理で体はどんどん変化しているのに、
若いときと同じように眠りたいと希望する
90代以上のご高齢の方は意外と多いです。

実際、私の身内にもおりました。

体力が落ちている人に眠剤が処方され続けた結果、
夜中にトイレに起きたとき朦朧としていて
うっかり足のもつれから転倒したり、
呼吸抑制から酸素不足に陥っていたり、
解毒を担う肝臓などに負担をかけたりと、
いろいろと不具合やデメリットも多い薬です。

また、学齢期のお子さんに処方された場合は
薬効が翌朝になっても抜けきらないまま登校し、
授業中に眠気を催すケースもあります。

もちろん服薬で得られるメリットもありますから
これは一概に良い悪いでは論じられないお話です。


医療者側にとって、不眠症や一部の精神的な
症状というのは、血液検査などで客観的に
わかるものではなく、ご本人の訴えからだけで
診断せざるを得なかったもの。

そんな背景もあり、誤解を恐れずに申し上げると
ごく一部の医療機関ではいい収入源となっていた、
そんな面も完全には否めなかったりもします。

製薬会社がこぞって睡眠薬等の開発をし
大規模な営業をかけて売り込んだ結果、
供給が需要を掘り起こしたように見えた時代も。


一方、数年前からは「睡眠改善薬」として
「睡眠薬」とは別の薬が登場、
ドラッグストアに置かれるものも出てきました。

こちらは市販の風邪薬やアレルギーの薬にも
含まれている成分と同等のものでできています。

医師の処方箋も必要なく、誰でも購入できます。
副作用は少ないのですが、その分マイルドな効きめ。

慢性的だったり、重度の睡眠障害の治療や改善には
向いていないとも言えます。


さて、現在私たちが国民皆保険制度で受けられる
一般的な保険診療というものは、2年に一度の
診療報酬点数の改定により、ある程度コントロールされる、
そんな側面を持っています。

望ましい在り方に高点数(=報酬)を与えれば、
医療機関も経営上の施策から
診療内容がそちらへ誘導されることが多いです。

安易な眠剤や抗不安薬などの処方を抑制したければ
その点数を削れば抑制方向へと誘導も可能。

下の引用は『令和2年版医科診療報酬点数表』の一部。

処方箋料について定められた部分です。
1点10円換算ですから、ごく普通の投薬であれば
680円が医療機関の収入です。

そこに複数の睡眠薬や抗不安薬が含まれると、
同じ処方箋を発行しても医療機関には280円が
支払われるのみ。

(細かい算定ルールはここでは無視しています)

だったら睡眠薬は減らして、高い方の診療報酬を
取りに行くのが経営上は得策ですから、
普通はそちらへと誘導されることになります。

1 3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、3種類以上の抗うつ薬、3種類以上の抗精神病薬又は4種類以上の抗不安薬及び睡眠薬の投薬(臨時の投薬等のもの及び3種類の抗うつ薬又は3種類の抗精神病薬を患者の病状等によりやむを得ず投与するものを除く。)を行った場合 ---28点

2 1以外の場合であって、7種類以上の内服薬の投薬(臨時の投薬であって、投薬期間が2週間以内のもの及び区分番号A001に掲げる再診料の注12に掲げる地域包括診療加算を算定するものを除く。)を行った場合又は不安若しくは不眠の症状を有する患者に対して1年以上継続して別に厚生労働大臣が定める薬剤の投薬(当該症状を有する患者に対する診療を行うにつき十分な経験を有する医師が行う場合又は精神科の医師の助言を得てい ---40点

3 1及び2以外の場合 ---68点


病院で処方される睡眠薬の類は、言わば
脳を強制的に睡眠状態へと持ちこもうとするもの。

コンピュータのスリープモードみたいな感じ。


残念ですが自然な眠りとは似て非なるものです。


自然な眠りにこだわりたい方や
妊娠や授乳中で極力、薬は使いたくないけれど…と
悩まれているような方には、寝室の環境改善や
食生活をはじめとする生活習慣の改善に加え、
一度フラワーエッセンスなどの自然療法を
試してみられるのもお勧めです。


西洋薬は不眠なら不眠そのものがターゲット。

ピンポイントでバシッと効くことが多く
わかりやすいのですが、根本的な解決にはなりません。


一方、フラワーエッセンスをはじめとする
自然療法で用いられるものは、
即効性はそこまで期待できないもの。

されど、病態ではなくその人全体を看て
足りない部分を補ったり、過剰な部分を収めたりして
根本からバランスを整えてくれるものです。


現状、こうした自然療法に関わるものは
現在の日本ではほとんど全て、医療の場からは
排除されています。

ホメオパシーに至っては2010年に
日本医師会などから科学的根拠がないことを理由に
正式に否定されちゃってます。

そこまで言わんでも…という言われようです。

しかしながら、つい江戸時代の頃まではむしろ、
自然から得る生薬であるとかお灸であるとか、
そうしたものの方が主でした。

いつからか、科学だけが万能といった風潮ですが、
現象に科学が追いついていないことは世の中に
ごまんとあります。


どちらにもいい面とそうでない面があり
その人に合う合わないもあります。

両方から好きな方を選べることは幸い

どっちだって同じように効くのだったら、
自分が好きな方を選べるなら、
どっちも試してみるのもあり。

なんと平和なことかと思います。


昔ながらの「手当て」や「生薬」「灸」などが
再び見直され、もっと身近なものとして
私たちの生活に取り入れられるといいなと思います。

そして、今度はそこにフラワーエッセンスなども
ごく当たり前に使われるようになるといいなと思います。



私が初めて睡眠薬を手にしたのは

まだ17歳のときのことでした。


睡眠薬そのものは善でも悪でもありません。

中立です。

ただの薬です。


もしもそれを悪く思うことがあるとすれば。

…そう感じる側になんらかの理由があります。


毒と薬は紙一重。

猛毒も薄めれば良薬となり、
良薬も量や使い方を誤れば害(毒)となる。

要するに、刃物と同じで
それを使う側の使い方一つ。


私の場合。


そこから30年以上という短くはない時間。

囚われ、の身となりました。

全力で囚われに行ったのは私自身。


依存、という言葉で表すこともできます。


ときにそれは自他を傷つける毒と化したことさえも。


そして、昨年。


人との出会いも大きかったのですが、

フラワーエッセンスに出会ったことで

それまで抜け出せなかったこの囚われから

私はいともアッサリ解放されたのでした。


睡眠薬そのものはただの薬。

けれど使う私の側に問題が多すぎました。


フラワーエッセンスのいいところは

そんな依存さえも包み込むところ。

たとえ依存心から繰り返し
何度も何度も摂り続けたとしても、
もとはただの水と少しのブランデーです。

肝臓に負担がかかるわけでもなく、
むしろ回数多く飲めば飲むほど整います。

必要ないところ、
つまりバランスがとれたところには
もう作用しないので、
摂りすぎてもなんの問題もありません。

バランスがとれると
自然と飲むのを忘れたり、
体がそこまでは欲しなくなります。


依存の度合い、依存対象、ご本人の意志、
様々なタイミングというのもあるので
一概には言えないのですが、
半年〜一年あれば、だいたいのことには
対応できるかなという感じ。

なにか断ち切りたいものがあったり
変わりたいと思うけれど一人ではちょっと
変われない、という方にもお勧めですよ。


眠剤を手にする前に
フラワーエッセンスに出会っていたら。

また違った人生だったであろうと思います。

でも、薬に溺れた経験も私には必要なことでした。


こちらは熱帯夜続きで寝苦しい夜が続いています。

熟睡できなくてもしかたないような日々ですが、
心穏やかに、どなた様にもよい夜を。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

↓↓不眠とは無縁の生きもの “寝子”↓↓

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