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平和のためにできること

こんにちは。
今日も見に来てくださってありがとうございます。

タイトル画像の繊細で優しい押し花はaiさんから頂戴しました。

ポストカードにさりげなく押し花がしてあり、そこつな私は最初
うっかり見落としていました。

私はこういうライン状のデザインが好きなので、
これずいぶんと素敵なカードだなぁと思って眺めていたら
なんと押し花でした。うれしかったです♡

ご購入はこちらからできます👇
見るだけでも眼福。


さて、昨日なんとなく重い腰が浮いて、
何年も積み重なったままだった荷物の片付けにかかりました。

ご縁のあった家をここ数年で次々と片付けざるを得なくなり、
そこから来たものモノが場所をとっています。

もちろん、中を見ずにそのままゴミとして出すこともできました。
が、抱え込んだのはワタシです。

なんで抱え込んでしまったのか。

…ただの執着、だと思います。

その物が見てきたこと、持っていた人がその物にかけた思いを
想像するのが楽しいのかもしれません。(知らんけど…)

で、とりかかったものの、いつものごとく途中になったままです。

今や片付けはじめる前よりずっと、とっ散らかっています。

ただ、片付けをしながら感じたことがあったので
それをご披露したいと思います。

お時間よろしければお付き合いくださいませ。


76年前の作文


これは、今から76年前の昭和20(1945)年の春に
当時小学校2年生になったばかりの女の子が書いた作文です。



書かれている内容そのものも私にとっては大きな衝撃でしたが、
もうひとつ、小学校2年生にして旧字体の漢字と旧仮名遣いを
使いこなしていることに心底驚きました。

もともと私自身、子供の頃から国語が好きだったので
文字そのものや表記の仕方に、こだわりがあったりします。

こだわりがあっても「正しい」旧仮名遣いは知らないのです。

なのにこれを見ると、わずか7歳の子供が正しく使いこなしている。

たまに井戸を「いど」と書いて「ゐど」と
赤で添削されたりしています。

えっ(・・;)  「いど」やなくて「うぃど」なんかぁ…


まだほんの76年前の話です。


いったいいつから変わってしまったのだろうと調べてみたら
昭和21年、戦後すぐのことでした。

明治維新の頃から既に漢字やややこしい仮名遣いは廃止して、
なんならフランス語を使おう!なんて唱える変わった御仁もいたとか。

フランス語になっていなくてよかったです(笑)


最終的には、敗戦によりGHQに進められた政策の一環として

・歴史的仮名遣いの使用はややこしいからやめましょう

・漢字を覚えるのに時間を使うのは無駄だから、簡単にして
 ついでに覚える数も制限しましょう(=漢字制限)

なんて勧められた馬鹿げた勧告を受け入れ、今に至っている模様。


不治の病


この作文が綴られるより遡ること数年。

私の母方の祖母は永らく結核を患って入院していました。

当時、結核といえば不治の病

様々な文学作品でもよく取り上げられているので
そこから結核という病に対する空気感を知ることができます。

それはさながら今の新型ウィルスによる疫病のごと。

一度かかると特効薬はなく、生きて帰れることは稀でした。

愛する夫や幼な子といえど遠く隔離され。

戦時下の食糧難で栄養も充分に摂れず。

苦しくとも一人寂しく死への不安を抱え、差別や偏見を受けながら
ただ生きていることしかできなかった。

今の新型ウィルスの方がそれなりの対策が進んでいる分、実は
昔の結核ほど悲観することはないのかも?なんて、
個人的にはそう感じたりしています。


80年前のノート



荷物の中からは、こんなものも出てきました。

先ほどの作文を書いた女の子のお母さんが
病床で詠んだ短歌を書き遺した一冊の古いノート。

一部私には読みとれない字もあって、
かな書道を習わなかったことをちょっと後悔しています。

ぱっと開けたところに書きつけてあったうたの数々。
読みとった私は思わず息を呑みました。

ごく一部を原文のままご紹介します。
 ()内はふりがながあったところ。

子の寫眞みつつ願へりすこやかに 明るく強く さひはひなれと
生きたしと思ふ心は夫(つま)と子への愛着のみぞ 他に未練なし
花見れば吾子のしのばる 目とづれば子の顔浮ぶ 母は狂ほし
祈らまし今宵結ばん我が夢に 通はせ給へ夫を我が子を
天(あめ)と地(つち)と 神と人との み惠みに
               泣きて誓へり 我生きん哉(かな)


ほんの31文字の組み合わせ。

市井の一人がこれほどまでに深い愛を込め
読む者の心を打つことができるのか…と絶句しました。

比べるのは失礼ながらかつて上皇后様の歌に心打たれたときと同じ。
どこまでも深く尽きせぬ愛が、そこにはありました。


現代の疑心暗鬼


ところで私、最近ちょっとモヤッとしたことがありました。

とある寂れた観光地の公式SNSでのこと。※文言は一部変えています

「外だからいいと思っているのか、マスクをしていない人が。
 外でもマスク着用の徹底を!しっかり感染防止対策を!」

と、こんな調子。

ただ、昨年の夏には厚生労働省からの通達で、
熱中症の危険性があるから暑いときは外で密にならない場所では
体調に合わせてマスクを外すことが推奨されています。


知らないのかな?と思っていたら、フォロワーさんからの指摘に対して

「ええ知ってます」

とお返事していました。

知っとんのかい!!

とツッコミたかったのは、きっと私だけじゃないはず。

いつもガラガラの場所で、しかも自然豊かな「外」なのに、
密になり得ないようなところなのに?

持病があろうと熱中症の危険があろうとマスクせよとは
どーいうこと?!

なんてイラッ、モヤッ。


新型のウィルスは、変異してはいますが変異自体は
インフルエンザウィルスでもごく普通にあることです。

「感染力が強い」とは聞きますが、必ずしも「致死率が高い」と
イコールではないと私は考えています。

テレビばかり見ている内に、報道の雰囲気に呑まれ
疑心暗鬼を起こしている方なのかな、と思いました。


平和のために


今、周りにはこの公式SNS担当者と同じような方がたくさんいます。
よく分からない新型ウィルスに対する不安に駆られ
疑心暗鬼を起こしているからです。

きつい言葉ですが、それは妄想とも言えるものだと私は思います。

正しく知ってそこまでの恐れを感じていない人にとっては、
多少不便ながらも、いつもと変わらぬ平和な毎日。

怖い怖いと思う人にとっては、
なにもかもがとんでもない闇に感じられていることでしょう。

世界は自分が見たいようにしか見えません。
逆手にとれば、見たい世界は自分で創ることができるのです。


ところで、モヤっとした嫌な気分になってわかったことは、
国と国との戦争が起こるのも同じ原理かもしれないということ。


人と人とを仲違いさせるのは簡単です。

それぞれにお互いを疑うようなことを吹聴するだけ。


こう書きながら、自分にゾッとしています。
なんでそんなこと思いつくんだか…… コワい。


じゃあ、仲良くさせるには?


そんなことをとりとめもなく考えながら手を動かしていました。

すると、ふとこの問いへの答えが閃いたのです。


それは、嫌な国とか公式SNSの担当者をどうこうするのではなく。

身近な家族にまず愛を注ぐこと。


なぜ家族なのか


冒頭の作文を書いたのは、のちに私の母になる女の子です。

そして、短歌を詠んだのは、その女の子の母。

女の子がわずか9歳になるかどうかという年に身罷りました。


以前にも、私は母が嫌いですと何度か書いています。


そんな、私が嫌いな母でさえもやはり人の子。

彼女は、その母、つまり祖母が深く愛し狂おしいまでに
成長を見届けたかったであろう子。

それで、あぁ、そうか…と思いました。

身近な家族を好きになれないのに、ましてや嫌悪感しかない
国や公式SNSの担当者を好きになれるはずはないわなぁ、と。


たとえ嫌いな相手でも、愛を注ぐことはできます。

相手を信じ、尊重する。

ただ、それだけです。

別に、好きにならなくていい。
嫌いなものは嫌いなまんまでいいんです。


こうして、闇をも愛でもって包んでゆけば
疑心暗鬼という鬼は身動き取れなくなるでしょう。

口で言うのは簡単です。

嫌いなものを嫌いでも、イラッとさせられても尊重する
これは私の修行です。

逃げても逃げても同じことでイラッとするのは
まだこれができていないからだろうと思いました。

いただいたワスレナグサの花言葉は「真実の愛」。
今日の記事にピッタリです。


緊急事態、のもとで


誰にも正確なことはわからない、未知のウィルス。

対策は他人任せにして、やれ自粛してない、やれマスクしてないと
無い方にばかり目を向ける人がまだいる昨今。

見方を変えて、自分軸での対策、例えば免疫力アップに努め、
適度に自然の中でストレス発散して笑って乗り切りましょう!

免疫力を上げるには味噌や醤油、甘酒、漬物などの発酵食品を。
お暇なときにぜひこちらもご覧くださいませ。


長々とお付き合いくださりありがとうございました。

免疫力アップには笑いも大変効果的。

笑える気分じゃない方も、鏡の前で作り笑いをしてみてください。
意外と脳はおバカで、コロッと騙されてくれるのですよ。

あれ? ジブン、顔わろてる? え、え? なんで?アレ?

…まぁええか、ほなワシもわろとこかー!知らんけど〜 by脳

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