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2020年6月の記事一覧
2020_0623 曽根崎心中レビュー
(全敬称略)
2020_0623 曽根崎心中
羽白深夜子 作
総評気だるげで退廃的な空気の中に
底暖かい友情を味わえる……
かのような罠が仕掛けられています。
演者の二人が本当の友達のように
距離感を縮めている……
かのような錯覚を楽しめます。
距離感を縮めてどんどん二人の世界を
小さくしていくのですが
近づいて近づいて、くっつくかと思った瞬間に
ギリギリで交差してしまうこのバランス感。
2020_0627 第1回こえ☆シネマ レビュー
(全敬称略)
総評冒頭に進行ナレーションで音響チェックがありましたが
この気遣いありがたいです。どんだけいい演技されても
音量差が大きすぎたりすると素に帰ってしまうのです・・・。
イントロを始め、全編に散りばめられた
遊び心がとてもよいと思いました。
さながらシアターにいるようなギミックが随所にありました。
こういう余裕が文化を豊かにしていくと確信します。
とてもよいのですよ。心地よいのです
2020_0621 パラノーマンズブギーEP4 あるいは レビュー
(全敬称略)
2020_0621 上演
ススキドミノ作
パラノーマンズブギーEP4 あるいは レビュー
総評EP4に入ってますますキャラクター表現の高低差が際立ち
それに伴うインパクトも強化されています。
したがって、演者さんの演技も
『粘度のようなもの』が増して
より各キャラクターの深層部分を
削り出そうと試みたような表現が増えたと感じました。
まるで硬いチーズを熱で溶かしていくような
2020_0614 パラノーマンズブギー EP3 つつがなきや レビュー
(全敬称略)
2020_0614上演
パラノーマンズブギーEP3 つつがなきや
ススキドミノ作
総評EP3は全編を通して
キャラクターの心情や立場の
表裏や明暗が行ったり来たりする
『転』の要素が強い台本だと感じました。
EP1,2に登場していたキャラクターたちが
物語上の立ち位置を新たに登場したキャラクターに
滑らかに速やかにその位置を受け渡すようなあたりも
非常に自然な『転』だったと思い
2020_0604 パラノーマンズブギー EP2 幸運少女 レビュー
(全敬称略)
2020_0604 パラノーマンズブギーEP2 幸運少女
ススキドミノ作
総評物語が進むにつれてカメラの数が増え
場面ごとにペアを組みお話を進めていきます。
これが、組み合わせや相性の妙を味わえて
めちゃくちゃ楽しかったです。
EP1から連続して登場しているキャラクターでは
物語の時系列に伴うキャラクター表現の変化も味わえて
二度楽しめる、シリーズ物の旨みだなと思いました。
あ
2020_0619 東西戦争〜最終戦争のその前に〜レビュー
(全敬称略)
2020_0619 東西戦争 〜最終戦争のその前に〜
机の上の地球儀 作
(注)6/14上演の同作とは出演者が違います。
総評6/14に同作品をレビューしたばかりなのですが
思うところがあり、6/19付の上演を改めてレビューします。
台本が同じでキャストが全員違う。
声劇およびアクターをレビューする上で
これほど好条件はなかなかありません。
私の頭と耳に6/14上演ののイメ
2020_0616 鎮まる。レビュー
(全敬称略)
2020_0616 鎮まる。
たかはらたいし 作
総評複雑で奥深い人間の、男女の機微を
四人の登場人物が紡ぐ物語でした。
ストーリーの詳細を述べたり評するのは
このレビューの意図ではないので割愛します。
公演時間も長く、各自が演じるキャラクターが
しっかりとそれぞれ際立っていないと
終幕まで熱量を保って走りきれないと思いました。
その点、今回の上演では最後のクレッシェンドに向け
2020_0614 東西戦争 〜最終戦争のその前に〜 レビュー
(全て敬称略)
東西戦争 〜最終戦争のその前に〜
机の上の地球儀 作
公演 2020_0614
総評参加者のアイコンを統一し、背景画像を駆使するなど
創意工夫をしてファンタジー物に
重要な世界観をしっかりと盛りたてていました。
全キャラに設定が細かく存在することもあり
事前にいかに雰囲気を作れるかどうかが
とても鍵になると思います。
この劇、音響の仕事がとにかく細かいです。
非常に細かく手
2020_0613 斯くして王は供物を喰った レビュー
(全て敬称略)
劇団 摂氏零度 公演 2020_0613
「斯くして王は供物を喰った / 羽白 深夜子」
演劇とは神の為にある化粧箱だと、彼女は言った。
総評高密度、高速、高回転で進んでいく物語。
全員の演技の熱量が高いため
比較的重くリアリティのあるテーマでも
決して興醒めることなくグイグイ引き込んでいきます。
音響は積極的にオンボーカルの曲を選び
声の演技への干渉を恐れず積極的に世界観
2020_0530 パラノーマンズ・ブギー EP1 有り得ない レビュー
(全て敬称略)
パラノーマンズ・ブギー EP1(2020_0530)
作 ススキドミノ
http://doodletxt.web.fc2.com/paranormansboogie1.html
総論ムービーを用いたガッチリとしたOPで幕開けです。
キャスティングテロップもしっかりと打ち出して実に本格的。
楽曲も台本オリジナルのものと思われます。
にしても、いい声してるなこのボーカルさん。
2020_0611 エピソード人狼とロールプレイで
こちらの枠で開催されたロールプレイ前提の
エピソード人狼がとても面白かったので
悪意ある意訳をつけてログを残します。
怒られたら消します。
2020_0611 エピソード人狼 RPGの世界に転生!?なんの職業に就く?
(順不同敬称略)
概論ゲームをベースにした筋書きナシの即興劇とも言えるので
むしろそういう見方をしておりました。
GMと補助の方の手際が大変に良くスムースな進行でした。
司会進
2020_0609 死という対価 レビュー
(全て敬称略)
死という対価(2020_0609)
作 だいふく
https://haritora.net/sp/look.cgi?script=16085
シスター / 瀬良
https://twitter.com/sabamiso4410
アラン / peace
https://twitter.com/peaceVoiceActor
総論教誨室の中で死刑囚とシスターが
最後の接見の中
2020_0608 一通夜曲 レビュー
(全て敬称略)
一通夜曲(2020_0608)作 揚巻
http://agemakitxt.webcrow.jp/txt/text20.html
純 / 麻音
https://twitter.com/shuri___ss
マキ / 瀬良
https://twitter.com/sabamiso4410
総論女性二人の友情が展望台へ続く山道に沿って
時間軸も行き来する独特の雰囲気のある台本で