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地方衰退をデジタルで支援 #未来のためにできること

『大阪 富田林などで運行の「金剛バス」 路線バス事業廃止へ』

このニュースを最近見られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。運転手不足などを理由に、今年12月に路線バス事業が廃止されるとのことです。アバナードでも地元で金剛バスに乗っていた社員は驚きとともに慣れ親しんだバスが無くなるため、今後の交通手段に関して不安を口にしていました。

私も金剛バスを利用したことがありますが、お昼でも利用者が多く、地元の方々の貴重な交通手段になっていると感じていました。そのバスが無くなれば、困る人が出てくることは容易に想像がつきます。

廃止路線を他のバスで補うことはできないか、河南町役場の方がかなり迅速にこのあたりの対応判断をされています。これまで時刻表と睨めっこをしながら他のバスで路線を補うことを模索されていたようですが、中々作業は進まなかったようです。

河南町の全バス路線のルートおよびバスの移動を地図上で可視化すれば、作業をより迅速により効率的に行ってもらえるのではないか。
アバナードのコーポレート・シチズンシップ活動として、個人でプログラム作成に取り組んでみました!

利用したものは以下の通りです
・M5Core2、GPSユニット
・Azure IoT Hub、Azure Storage
・Google Maps

M5とGPSユニット

最初に河南町役場の方にM5Core2とGPSユニットを使用して、各バス路線の緯度・経度・測定時刻を記録して頂きました。
そのデータをM5Core2からAzure IoT Hubへ送信し、Azure Storageに保存します。
その保存したデータをGoogle Maps上で可視化します。

以下は実際の画面です

河南町の全バス路線を表示し、丸アイコンがバスの移動をシミュレーション

このプログラムは各バスの走行開始時間を調整できるため、例えばバス路線①の開始時間を午前6時半、バス路線②を午前6時40分とした場合にどのような動きをするか?と言ったシミュレーションを様々な時間パターンで行うことができます。

バスの走行開始時間を各路線3通り入力可能

今回の取り組みから、地方の衰退など社会問題はデジタルの力で支援できること強く感じました。

アバナードが「未来のためにできること」
それは、デジタルの力で社会を支援していくこと。
だと思います。

アバナード関西 中村佳寿美(Kasumi Nakamura) 

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