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アプリ紹介③仕様確認アプリ

こんにちは。システム部のひっぽーです。

今日紹介するアプリは「仕様確認アプリ」です。
まずは、本社工場で製作しているワイヤーハーネスの作業場の様子を紹介しますね。

工程:手動圧着
工程:圧着準備と被覆剥き
工程:自動圧着

上記以外にも多くの作業工程があり、各工程での作業中には図面確認や部材の加工方法といった様々な仕様確認が発生しています。
こういった現場で発生する仕様確認ですが、これまで上手く管理されておらず、同じような質問を違う作業者の方から受けることも度々ありました。
そして一度は管理しようとしたものの、頓挫したという経緯があります。

それがこの度、仕様確認アプリとして運用され始めたので紹介させていただきます。


■開発者インタビュー

■ブチさん
所属部署:製造部
勤続年数:4か月(2023年5月入社)
趣味:株式投資や投資信託などマネー情報に興味あり。投資歴3年半。

初投資では、購入後も株価が下がり続けるという苦い経験あり。
それを糧にいろいろと勉強中とのことです。

Q1.アプリ開発のきっかけを教えてください。

ブチさん:私はASCメンバーですが、5月から参加したためkintone演習の講義を受けていませんでした。システム部のマロン顧問から個別にkintoneについて教えてもらえることになり、その題材として今回の仕様確認アプリを作成することになりました。

「仕様確認」については、一時期、紙とエクセルとで管理していたらしいのですがいつの間にか運用されなくなったそうです。
私の入社時は、slackや電話で都度仕様確認を行い、特に蓄積としての記録を残していませんでした。そのため、質問を受けても以前に同じ問い合わせがあったかどうか、過去のslackの中から探すのが大変でした。
またタブレットで撮影した画像を指定フォルダに保存し管理者に通知するフローもあるのですが、外から現在の状況が分からない状態でした。

アプリを作ってみたい気持ちはありましたが、業務のことをほとんど把握できておらず、何を作ればよいか分からない状態だったので、マロン顧問からの声かけはうれしかったです。

アプリ作成は、マロン顧問と一緒に週1回・30分~1時間程度の時間を使って、計3~4回ほどで作りました。

必要項目を整理しフォーム上に入力項目を配置していくのですが、思っていた以上に簡単にできました。

ただ、選択した項目によって次に表示させる選択肢を絞りたい、といった少し複雑なことをする場合には簡単にはいかず、マロン顧問にプラグインの使い方なども教わりました。

途中で頓挫した紙の仕様確認シート
紙の情報を参考に、新たに項目を整理した新規入力画面


Q2.アプリの使い方を教えてください。

ブチさん:作業中に現場から出てくる質問事項と回答について、そのやりとりを記録しています。基本は私が質問を受けて回答をしますが、内容によって先輩社員や別部署に問い合わせることもあります。また回答に時間がかかるものもありますが、全て記録し残しています。

アプリ完成後は関係社員に概要を口頭で説明し、現在は私が質問・回答内容を入力しています。
質問に該当しないような単純な内容もあるので、ある種私のメモのようになっているかもしれません。
入社したばかりで分からないことが多いというのもありますが、他の人にとって当たり前なことでも、情報を残すことで共通認識となり、今後のためにも役立つと思うので、割と細かく記録しています。
アプリ化によって情報が一元管理できるようになったので、あとから見返して検索するのが楽になり、便利になりました(^-^)

現在の登録件数は65件

——一元管理の効果は大きいですね。また些細な事も記録しておけば、後から来た人にも役立ちますね!自分が忘れたときにも!

Q3.改善したい点はありますか?

ブチさん:今は質問・回答の入力を全て自分で行っているのですが、今後は回答入力を各担当者で記入してもらえたらと考えています。
アプリ上で新たな質問が登録されるとslackで通知が行き、担当者に回答を記入してもらえるようにしたいです。
システム部の方にサポートしてもらいながら更新していく予定です。

——自分で使ってみることで、より具体的な改善点も見えてきますね。
今後みんなでアプリを更新する運用が定着すれば、アプリに集約される情報が倍増していきそうですね!

Q4.アプリ開発の感想を教えてください。

ブチさん:楽しかったです(^^)
自分のやりたいことが簡単にできて驚きました!
前職でPythonのプログラミングをやったこともあったのですが、それに比べてとても簡単ですし、学習コストも低くて良いなと思いました。
今後は、マニュアル類や各台帳、メンテナンス記録などもアプリで管理できればいいな、と思っています。
いつも最新版がどこにあるか分からなくなるんです(笑)

また「AIを活用して生産性を上げる」というプロジェクトが進行していて、その中で作業工程ごとの時間や、どのような工程で作業が止まりやすく、滞留が起きているかの議論になりました。このアプリで工程別の仕様確認頻度などが見える化されると、そういったことの分析につながるのではないかと思いました。
そのためにも、今はとにかく記録を残し、データを蓄積することが大切かなと考えています。

——なるほど。アプリに蓄積されたデータが、今度は別の目的で活用できるかもしれないんですね!

ブチさんの次回作は何になるでしょうか(^-^)

kintoneは本当に簡単にアプリが作れるので、ちょっとしたアイデアを形にしてみましょう!

日々感じる「困った」が次のアプリ開発につながります!

ムズムズしてきた方はシステム部にご相談を!

一緒に業務改善に取り組んで行きましょう!
いつでもお待ちしています(^^)/

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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