必死のパッチ(一生懸命)
阪神タイガースTV中継
今年は阪神タイガースの試合が多くTV中継されます。
試合を見ていると、今はリアルタイムでネットでの視聴者の声がテロップで流れます。
その中で「必死のパッチ」というフレーズが良く流れます。
必死のパッチとは、これ以上ないほど努力している様子を表す言葉で、主に関西を中心に使われています。
私は関西人なので、この言葉小さい頃よく聞きました。
今はほとんど死語になりつつあるように思っていましたが、阪神の矢野前監督が良く使ったことで話題となったようです。
それでも関西以外では、そんな言葉知らない人の方が多いのではないでしょうか。
将棋の必至
将棋の世界で、詰み(負け)を回避できない状況を、必至(ひっし)と呼びます。
絶体絶命の状態から逆転するために、最善の一手を打つことを必至のパッチから変化したものだとも言われています。
困難な状況から脱するため全力で取り組む様子、強い意志や決意を表す言葉になっています。
一生懸命にやる
「とにかく必死のパッチやねん」
「必死のパッチやっとんねん」
「必死のパッチやで」
必至のパッチの人を見ると応援したくなります。
必至のパッチでやっているけど、なんとなくうまくいきそうにないように見える人でも
その姿がうらやましく思います。
これだけ必死のパッチでやっているのだから、なんとかうまくいってほしい。
仮にうまくいかなくとも
必死のパッチでやったのだから、得るものは大きい
そのことで成長するのだと思います。
桂ざこば師匠
先日お亡くなりになられた桂ざこば師匠が
傍観者的にさも知っているように冷めた目で観ている人に向かって
よう言うてはった言葉
「こっちとら必死のパッチでやっとんのに、何を冷めた目でみとんのや自分らは」
が印象に残っています。
「必死のパッチ」 必死だけどどこかコミカルに聞こえるこの言葉、悲壮感をもっての必死というより、ころんでも笑い飛ばし、また起きるという必死さが伝わります。
「仕事の壁をこえる自己成長マトリックス戦略」の第一章を、ごきげんビジネス出版さんのnoteにて公開されています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?