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「琉球・幕末・明治維新 沖縄特別展」

2022年のコメント
 日本政府が再び沖縄が戦争の矢面に立たそうと、躍起になっている。離島に自衛隊を配備し、基地を強化して中国を挑発する。なぜ、外交力を発揮して、さまざまな国と友好関係を持とうとしないのか。もつと何か不都合なことでもあるのか。地球全体の自然が、悲鳴を上げているのに、戦争なんかやっている場合かと、声を上げる為政者はいないのか。
 タイトルの写真は、沖縄へのオスプレイ配備に反対する県民大会(2012年9月9日)

2015年3月29日
誰でも知ってる「ペリー来航」、歴史を単なる暗記物にしない授業。

 1980年代の始めのころ、宮城教育大の元学長であった林竹二先生が、東京都立南葛飾高校で行なった公開授業を、生まれたばかりの乳飲み子を連れて、聴講させていただきました。その時のテーマは、「人間について」だったように記憶しています。彼の授業は、いくつかのテーマごとに記録映画として撮られていて、そのすべての映画も見せていただいたし、上映会も開催したことがあります。
 さて、沖縄だけれども、林竹二先生は、沖縄の久茂字小学校で何度かの授業を行なっています。その中に「開国」というテーマでの授業もり、その内容はとても興味深いものです。機会があれば、ぜひ、御覧いただけるといいと思います。
 彼は、沖縄で「開国」についてやるのであれば、本土で行なう授業とは、違う内容でなければおかしいと、ペリーが最初に琉球に来て、そこを拠点に、横須賀との間を往き来した話を、子どもたちに伝えてゆきます。それを聞く子どもたちの顔は、真剣そのもの。なぜならば、ペリー来航が、通り一遍の記述しかない教科書よりも、もっと身近に感じられる内容だからです。

 そんなことを思い出しながら、浦添美術館の展示品を見た。
 今回の特別展は、幕末に至る以前に、琉球は独立した国家として、いち早く、諸外国と修好条約を結んでいた史料が公開されていて、みなが真剣にその史料を見ていたのが印象的でした。
 それ以外の展示は、幕末から明治維新にさまざまに働いた人びとの直筆の書などで、どれも、きれいな状態でした。管理状態もよいのかもしれませんが、和紙というもの力も、すごいものだと思います。
 
 幕末といえば、NHK大河ドラマが話題になりますが、中学生のころ、まだモノクロテレビだったけど、TBSで「幕末」と題するテレビドラマがあって、毎週楽しみに見ていました。木村功高杉晋作を演じていて、それがそっくりなので、今回も展示されている中にあった高杉晋作の写真を見て、木村功を思い出すという、変な反応が私にはあります(笑)。
 木村功という俳優を、私は結構、好んでいました。彼は広島出身で、兵隊から戻ってきたら、家族全員が原爆で亡くなっていたという経験をお持ちです。58歳で、癌で亡くなりましたが、残念なことでした。

「琉球・幕末・明治維新 沖縄特別展」チラシ。


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