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心のかさぶたを無理やり剥がしても血が流れるし痛い。だから最高の薬は「時間」
かさぶたはすごい。
かさぶたができたらこっちのもんだ。
そして、自分のリボンはどんな形に結ぼうか。
例えば書類をまとめる時に何かの拍子で指の先を切ってしまったりする。
そうすると、痛い。
これはチャットモンチーも言っていることである。
薄い紙で指を切って
赤い赤い血が滲む
これっぽっちの刃で痛い 痛い指の先
薄い紙で少し指を切ってしまっただけで血が滲むしそれは痛いのだ。
幸い、このような傷は個人的な経験からすると、すぐに傷は治る。切れた傷の周りにある薄い皮膚が少し山のようになり、だんだん閉じて行くような治り方をする。
そうすると新しい皮膚でできた新しい指先になる。
心の傷も同じような治り方だったらいいのに。
心の傷の種類や症状は様々であるし私は素人なので詳細についての知識は持ち合わせていないが、薬の一つに「時間」があると思う。
時間が経てば、あのときはああだったねと笑うことができる日が来るかもしれないし、思い出したくない、思い出さないほうがこの先の自分にとって良いことなら心の奥底にしまい込んだり自分が大丈夫になった時に思い出の解釈を書き換えてみる。
心の傷を癒すには時間が必要だ。
何か辛い状況や苦しい渦中でも流れる時間は皆平等であるが時間をどう使うかは自分で決めることができる。
決められないなら、言葉遊びにも捉えられかねないが、決められないという選択をした!と思い、思いっきり「何もしない」をするのはどうかな。
「何もしない」時間が、なんかやりたいと思う気持ちを育むこともある。
ベッドに寝転がったまま家の家具に使われている色を数えるとか、家中にある食べ物の成分表示を読んでみるとかこれ私しか知らないんじゃないか、みたいなことをやってみるのも意外と面白い。
食べ物の成分表示に書いてある謎のカタカナについてスマホで調べたら、知識増える。
誰に見せるわけでも報告するわけでもなく、そういう自分の心の庭を育てる行為をしてみる。
上に挙げたものは知識欲が深い私の例だ。
繰り返しお伝えするが、時間が流れることで解決することも多い。
成長の痛みや死ぬほど辛い出来事も意外と美化した状態で記憶に残ったりする。
だから、大丈夫。人生は長い。
数年の休息期間を経てパワーアップした話や違う道を見つけた友人も私の周りにはいる。
貴方の周りにいなかったとしても、この文章を書いている私自身もそうだったから大丈夫。
貴方が大丈夫じゃないと思っていても、私は大丈夫と言い続ける。
誰かと比べても自分の味方は自分だけだ。
自分のことだけは裏切るとどこかで苦しくなって苦しくなくなるまでに時間がかかる。
だから自分のことは他人に接するように丁寧に接してみよう。
自分は一生ものだから。
上記の文章を読んでも半信半疑の貴方のために、1個人の経験ではあるがサンプルとして伝えられることを書きたい。
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