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【詩】うつろう

首元まで詰まっていた 夏が
つるん と抜けて
行ってしまったので

わたしのからだは
空っぽになって
やたら 風を通すようになった

行きつ戻りつしていても
行ってしまったら 戻ってこない

夏は 脱いでしまったのだ
わたしという 皮を

うつろう季節はいつも
すぐ 肌の下にある

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今年の残暑は厳しかったなぁと思いながら書きました。ようやくの秋ですね。
素敵なお写真をお借りしました。

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