【詩】うつろう
首元まで詰まっていた 夏が
つるん と抜けて
行ってしまったので
わたしのからだは
空っぽになって
やたら 風を通すようになった
行きつ戻りつしていても
行ってしまったら 戻ってこない
夏は 脱いでしまったのだ
わたしという 皮を
うつろう季節はいつも
すぐ 肌の下にある
*******************
今年の残暑は厳しかったなぁと思いながら書きました。ようやくの秋ですね。
素敵なお写真をお借りしました。
よろしければサポートお願いします。これから作る詩集、詩誌などの活動費に充てさせていただきます。