珍しく絵描きではない母の心情を詠んでみた
すごく久しぶりの登園です。
よろしくお願いします。
春は麗かで眠たくてのほほんとしたくなるけれど、ひとつ大人になるケジメの季節でもあります。
春に進学で家を出る子を見送るお母さんの素直な句を詠んでみました。
まずは一気に羅列してしまいます。
電鈴やメダイに託す君の春
春雨やホームに君の靴跡か
緑たつ理学部臨む寮の窓
坂道の芽柳光り理学部へ
ワンルーム春光に浮く釘の影
学食に頼る寮生と猫の仔
素直に素直に詠みました。つまらないかもしれない。でも子供にカッコつけなくてもいいかな、なんて。
発車ベルメダイに託す君の春
最初に詠んだ駅のホームでお見送りの句 (メダイはお守りのようなもの)
↓↓ 発車ベルが鳴って行ってしまう事を強調して、電鈴や、にしてみました
どちらのが良いですか?
電鈴やメダイに託す君の春
春雨やホームに君の靴跡か
行ってしまった後に駅に残された痕跡の句
↓↓傘をモチーフにしてみたけど春雨と傘でくどいかなと……
春雨やホームに忘る君が傘
季語、「柳の芽」を使いたくて、最初は
柳の芽理学部臨む寮の窓
にしたのだけれど、
↓↓「緑たつ」の方が希望的かと思って変えました。
新生活が始まる寮からの風景に希望の春を見出して
緑たつ理学部臨む寮の窓
でも、やっぱり「柳の芽」を使いたくて、
芽柳の坂道光る理学部へ
↓↓こっちのがいいかも
坂道の芽柳光り理学部へ
今まで先輩の誰かが住んでいたであろう部屋
ワンルーム春光に浮く釘の影
さて自炊は果たして……
学食に頼る寮生と猫の仔
きっと学食のそばには、猫ちゃんがいるに違いない。
前途洋々の若者達、行ってらっしゃい!
我が子よホームシックに気をつけて!
いつでも見守ってます。
本当は、句だけを載せればよいのだけど、言い訳がましくいろいろ書いてしまいました。
どうぞ、よろしくお願いします。
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