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デザインスクール受験のTo Do List。計画の立て方。

デザインスクールの受験のTo Do Listと自分の反省点を踏まえた理想の受験計画を書いてみました。
実際の私の受験ストーリーについては別の記事に残しています。

<受験に必要なもの>
学校ごとに違いはありますが、必要だった準備物、やることリストをまとめました。

やることリスト

やることリスト(赤枠)について概要をお話しします。具体的なやり方は別の記事に書きたいと思います。

1. 自分軸を見つける

早めにやっておくといいなと思ったのは自分軸を見つけることです良かったことは、自分軸を見つけられて、やりたい事を明確にしてから大学院への進学を決めることができたことです。

自分軸とは、自分が一番大切にしているValue(価値)は何か?何をしている時、自分は最も楽しいのか?これが分かるようになると、やりたい事が見えてくると思います。

「やりたい事はMBAに行って見つける。」と私は思っていました。でもやりたいことが分からないままMBAに行ってたら、人生ふにゃふにゃしていたと思います。

実はデザインスクール受験の前にInternational Businessが勉強できるイギリスの大学院を受験しました。何がやりたいか分からず、「海外に行きたい!」の想い一心で、とりあえず受けちゃったのです。

進学してから、「なんか違うな〜」、「やっぱり面白くないな〜」ときっと後悔していただろうと思います。

自分軸をやっておくと良いこと3点。
① 目的を明確にして突き進んでいるので、100%の力で取り組める。(勉強など)
② 進学先に迷ったり、選択に困った時に、軸を頼りに自信を持った決断ができる。
③ Personal StatementやInterviewの質問に確り答えられる。

受験をなんとかくぐり抜けても、やりたい事が明確でないと進学後に苦しむとよく聞きます。自分軸を見つけると、続くSTEPもブレることなく、確り踏み進められます。

2. キャリアゴール策定

自分軸が決まったら、「この軸が実現し続けられる仕事ってなんだろうか?」を考えます。インターネットを調べたり、周りの方からアドバイスをいただきました。そしてデザインの仕事に興味を持ちました。

デザイナーになるためには何が必要だろう?自分軸とも照らし合わせて、「デザインスクールに行きたい!」と気付きました。なので、それまで何となく「MBAに行きたい!」だったのが、目的を明確にして「デザインスクールに行きたい!」になりました。

もちろんこの段階で、「大学院は必要ないんだ、転職しよう!」等、大学院進学に捉われない選択があっていいと思います。

3. デザインのキャリアパスを知る

ここでデザインスクールを調べ始めてもいいかもしれません。でもここで調べ始めると学部選びに苦労するかもしれません。デザインと言っても出口は色々あります。Product Design, Service Design, Industrial Design, UX Design, Interaction Designなどなど。あなたはどれを手がけたいですか?

デザインの世界を知らない私には、どれがどれかさっぱり分かりませんでした。デザインといっても幅が広い。

デザインを取り扱っている学校はいくつか見つけられます。でも、卒業後の職業に沿って、明確に学部を分けている学校もあるので、デザインのキャリアパスについて知見を広げていたら、学部選びがスムーズに進んだなと思います。

具体的な調べ方は、以下の本のchapter 5「デザインというビジネス・キャリア」を読んでヒントを得ました。他にも見ましたが、また別の機会に。

デザインの仕事ってどんなものがあるのか調べると、デザインについて詳しくなります。学校のホームページの情報も頭に入りやすくなると思います。「この学部と、あの学部何が違うの?」「どっちの学部がいいのだろう。。。」と私のように悶々と悩むことを回避できると思います。

4. 学校探し

デザインスクールの場合、ここが結構難しい。
どこに、どんな学校があって、それぞれの特徴は何だろうか?行きたい学校に志望順位を付けていきます。

① 学校のホームページから情報を集める
デザインスクールランキングなどで検索して、出てきたデザインスクールのホームページを一つ一つ開いて、自分が学びたい内容が提供されているか、時間はかかりますが、細かく見に行くことをオススメします。

このステップはMBAと比較すると難しいと思います。MBAだとFTのランキングを参考にしたりすると思いますが、デザインスクールは頼りになるランキングが少ないです。あっても古かったり、よくイメージされるような美術系大学(ファッションを専門に扱う学校等)も混ざって出てきます。

※ランキングは学校の存在を見つけるのにとてもいいツールの一つです。しかし、順位にはあまり捉われなくていいと思います。デザインスクールの場合、「自分が学びたいこと」と合致している学校を選ぶようにすると良い気がします。また、何をもって1位とされているか分からないです。ある一定の学部(例えばファッション)が評価されているだけで、自分が進学しようと思っている学部は新設で実績があまりない、ということもあり得ます。

② 卒業生・在学生のブログを探す。適宜インタビューさせてもらう。
デザインスクールに行っている人でnoteやブログを書かれている方がいたので、そこから情報をGetしました。必要で有れば、卒業生や在校生に勇気を出して、積極的に連絡をとりました。見ず知らずの私に皆さん丁寧に対応してくださり、zoom等でお話を伺うことができました。

いざ学校のホームページを見に行っても、すごく抽象的に書いてあり、具体的に何の授業があるのか分からない学校が多かったです。つまり学校のホームページだけでは特徴が掴みにくいことがあるのです。

※出願ができる、できないは別として、この段階で幅広い学校をチェックしておけば良かったと思いました。滑り止めで受けることができるかもしれないからです。「どこにも受からなかったらどうしよう。」と途中から焦りだして、調べても出願期限が終了している。。。なんてこともあり得ます。

ちなみに1〜4のプロセスはPersonal Statementの半分以上を閉めていると言っても過言ではないほど、Personal Statementの作成に必ず役に立つと思います。

5. 求められている条件を確認する

行きたい学校群が決まったら、それぞれの学校の出願条件を整理します。英語は何点が求められているか、GMATがいるか、Personal Statementで聞かれる質問は何か。
ここまで揃うと、理想的な計画が立てられます。

6. いざ!受験の計画を立てる

押さえるべき日程は、デザインスクールの出願時期はいつか。ほとんどが12月から3月に集中しています。(ピークは1月)イタリアやスウェーデンの学校で8月あたりの学校もありました。これを踏まえて逆算してスケジュールを考えるといいと思います。

では私の経験談を踏まえて、理想の受験スケジュールを考えてみました。これから受験を検討される方は参考にしてください。

理想のタイムライン

上記は1年で勝負をつける場合の例です。
自分軸と英語の勉強は同時にやる。時間がないので自分軸を見つける作業と並行してIELTSなどの英語の勉強をする形にしました。
IELTS、GMATは個人差があるので自分と要相談。IELTSとGMATの時期を分けてIELTSはできれば3ヶ月以内にスコアメイクし、早めにGMATに移る。意外と点数が取れない、、、ということもあり得ます。

Personal StatementやPortfolioは過去問で作成する。薄紫の部分は仮の取組みを想定しています。 Personal StatementやPortfolioは前年度の内容が分かっていれば、前年度の内容で1度作ってみる事をオススメします。作ってみると、自分に何が足りないか、何を今から頑張らないといけないか、見えてきます。求められていることが分かると、仕事への取り組み方も変わり、良いPersonal Statement、Portfolio作成に繋げられると思います。

計画の際、注意していただきたいのは、準備には個人差があることです。ネットにある経験談の内容に踊らされず、自分の力を見極めて進めることがキーです。

私は今までGMATほど苦労した試験はありません。1回落ちても4回目ぐらいにはなんとかなっていました。(大した試験じゃなかっただけかもしれませんが、、)なので、「今回の受験だってスムーズにやってのけられる!」という変な自信がありましたが、そうはいきませんでした。

私が過去の自分に教えてあげられるならば、「2年で計画を立てなさい」と言いたいです。仕事をやりながらだと、少しゆとりができます。上記の1年スケジュールからIELTSとGMATを最初の年に持って来て、デザインの知見も広げながら進めると、妥協もしない、確実な受験ができると思います。

やりたい事を見つけて、自分に不足している点を磨いて、よいポートフォリオを作ろうとすればするほど時間もかかると思います。

あとはキャリアのタイミングを考慮すると、もっと長いスパンでのスケジューリングというのもありだと思います。

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受験のTo Doと理想のスケジュールでした。不明瞭な道を進んで行くことになるので、計画通りにならないことも多いかと思います。

「ここが分かりにくい!」「教えて欲しい!」など気になることがございましたらお気軽に連絡ください。



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