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note事業開発が考える、リファラル採用におけるコンテンツのつくり方、とどけ方

先日、「これからの採用潜在層との接点づくり」をテーマにしたオンラインイベントに登壇しました。

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なかなか外出ができず、オフラインイベントの開催が難しい今、採用に携わる方々も大きな影響を受けていらっしゃるのではないかと思います。

そんな方々に少しでも役立ててもらえるよう、noteからプレゼンしたリファラル採用におけるコンテンツのつくり方、とどけ方をレポートします!

採用におけるnote pro活用事例

今回トピックにあげたのは、法人向け情報発信プラットフォーム「note pro」です。

昨年3月にリリースしてから、「商品PR」「ブランディング」などさまざまな目的でご利用いただいていますが、実は「採用」を目的に活用いただくことも多いんです。イベントの中では、(ご紹介したい企業さんがたくさんいてどうしよう!と思いながらも、なんとか絞って)2社だけ事例をご紹介しました。

1社目は、株式会社ベーシックさんです。

Webマーケティングメディア『ferret』や、フォーム作成管理サービス『formrun』を運営されています。発信されているnoteの内容は多岐に渡っており、

学生向けに書かれたものや

全社でTwitterに取り組まれたエピソード

一度消滅しかけた社内報を、どうやって読まれるものに育てていったのかを赤裸々に綴られたnoteまであります。

どれも勉強になる内容なのはもちろんのこと、読み続けていると、まるで自分も社員なのではないか?と錯覚してしまいそうなほど、社内の状態をオープンにされているのが印象的です。

そんなnoteをずっと書き続けていた結果、採用においてこんな成果が出てきたと教えてくださいました。

・noteの公開本数が増えるに連れて、採用サイトの週次PVも1.5倍に増加
・note pro導入後にコーポレートサイト経由の採用エントリー数が2倍以上に
・2019年11月以降の候補者のうち、38.9%がnoteで意向度が向上したと回答
・10名以上のインターン生を採用時、内定承諾率が100%

すごいですね!ベーシックさんの努力の賜物です。


つづく2社目は、家計簿サービス「Zaim」を運営されている株式会社 Zaimさんです。

Zaimさんは、「Zaimスタッフの頭の中」と題して、実際にスタッフの方々が書いたnote をまとめています。その中身は、仕事に関することからプライベートの何気ないお話まで幅広く、スタッフお一人おひとりの頭の中をのぞいているような気分になります。

そんなZaimさんに以前取材させていただいた記事がこちら。

取材の中では、こんなことをおっしゃってくださいました。

ーー 具体的な効果は出ていますか?
綿島 如実に効果が出ています!採用面では、記事の最後にWantedlyのURLを貼っているんですが、PV数が伸びました。エントリーも週間比で1.5倍に。記事を公開した日はnoteからの流入で一気に増えます。
閑歳 採用面接をしていても、みなさん、記事を読んできてくださっているので、話が早い。本気であればある人ほど、読み込んできてくれていますね。
綿島 noteを読んである程度、会社やメンバーの雰囲気を掴んで、そこに共感して来てくれる人が多いので、入社してからのギャップも最小限にできるのかなと思います。

これまた素晴らしいですね。

では、ベーシックさん、Zaimさんはなぜここまで成果に結び付いたのでしょうか?

「カルチャー採用グロースモデル」とは?

ここで登場するのが、弊社が独自に提唱している「カルチャー採用グロースモデル」です。

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社内と社外に分けて順にご説明します。まずは社内から。

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起点となるのは、真ん中の「コンテンツが増える」ことです。先ほどご紹介したようなnoteの記事が増えることで、露出が増えます。この時に大事になるのが、記事に対する周囲の反響です。

「すごくいい会社!」「素敵な社員さんだなぁ」などのポジティブな反響がうまれることで、それを受け止めた社員一人ひとりの自己肯定感が高まります。自社や自分の仕事について周囲に知ってもらいたいという気持ちが生まれることで、リファラルにつながり、仲間が増えるという循環です。

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社外も同様に、コンテンツが増えると露出が増えます。そして、記事を読んだ方が自社のファンになってくれることが、重要なポイントです。Zaimさんのコメントにあった通り、noteを読み込んでファンになった方々が応募してくださるようになれば、自社とのマッチ度が上がり、よりスムーズに仲間が増えていきます。

どうやらこのモデルにうまくはまっていると、採用がスムーズに進みそうだということが見えてきました。とはいえ、大変なのは「コンテンツづくり」ですよね。ただでさえ忙しい毎日の中で、「つくる時間がない」「どうつくったらよいかわからない」という方もいらっしゃるかと思います。

最後のパートでは、コンテンツのつくり方、とどけ方についてご紹介します。

コンテンツのつくり方、とどけ方

3つのポイントに分けてお伝えしたいと思います。

【1】コンテンツのテーマ
【2】コンテンツのつくり方
【3】コンテンツのとどけ方

【1】コンテンツのテーマ

ざっくり分類してみると、こんな感じでしょうか。

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闇雲に記事を書き始めるのではなく、ぜひここで一度立ち止まって「自社の魅力は何か?」を改めて考えてみてください。それは掲げているビジョンかもしれませんし、給与などの条件面、はたまたメンバーのキャラクターかも知れません。

自社のどんな魅力を誰に届けたいのか?という目的から逆算して、コンテンツ化するテーマを選んでみてください。

【2】コンテンツのつくり方

つくりたいコンテンツが決まっても、実際につくる人がいないと前に進みません。でも、一人で書きつづけるのは大変です。

つくりつづけるために、自分ひとりでがんばらず、できる限り社内を巻き込んだ体制づくりにチャレンジしてみてください。実際にとある企業さんは、担当者の方がずっと一人でつくりつづけるという状況を脱するために、会社に対してこんな働きかけをされたそうです。

・全社に対してnoteを通じて何を伝えていきたいかをプレゼン(社内理解)
・各部門からメンバーをアサイン、2週に1回編集会議を実施(仲間募集)
・公開した記事は社内のSlackでも共有し、盛り上げる(文化醸成)

スムーズに社内の協力を仰げる企業さんばかりではないかも知れません。その場合には、noteを書くことが好きな社員さんや、採用に協力的な社員さんなどから、少しずつ仲間を増やしていきたいところですね。

【3】コンテンツのとどけ方

せっかくつくったコンテンツも、届けたい人に読んでもらえなければ伝わりません。各選考フェーズで、だれにどの記事を届けたいのか、ぜひ設計してみてください。

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たとえばnoteの場合は、それぞれの選考フェーズ、選考職種において、どのnoteを読んでもらうのかを細かく定めています。選考中の方々に記事を読んでもらうことで、会社に対する理解が深まるだけでなく、入社後のミスマッチも防ぐことにつながります。

(私自身も選考中にたくさんのnoteを読んだのですが、読めば読むほど会社のことが好きになり、内定が出る前からほぼ入社意思を固めていました。)

せっかくパワーを割いてつくったコンテンツを、どのタイミングで届けていくのがよさそうか、ぜひ考えてみてくださいね。

最後に

以上がオンラインイベントでお話しした内容です。ここではご紹介しきれませんでしたが、素敵なnoteを書いていらっしゃる企業さんは他にもたくさんいらっしゃいます。気になる方はぜひこちらをご覧ください。

もっとnote proについて詳しく知りたい!という方は、毎週火曜日14時から「note pro勉強会」を開催していますので、お気軽にお越しくださいね。

そして、今回ご一緒したHERPさんとこちらのオンラインイベントを共催することになりました!

テーマ :「採用広報を科学する 〜限られたリソースで広報の効果を最大化する方法とは〜」
開催日 :2020年6月24日(水)19:00-20:00
開催形式:Zoomによるオンライン配信

マネーフォワード大崎さんとナイル渡邉さんから、お二人が実際に取り組んでいる採用広報の具体的な取り組みをお聞きできますので、ご興味のある方はぜひ下記ページからお申し込みください。

以上です。申し遅れましたが、note 事業開発の高越がお届けしました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!



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