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《連続投稿500日まであと6日》受託製造から自社製造へのビジネスモデル転換~安定をもたらすAIのポテンシャル~

 日経電子版の記事【魚の雄雌判別機器、被災地の人手不足補う救世主に】では、リーマン・ショックで売り上げが激減した企業が、受託だけでの経営の不安定性に直面し、自社の技術リソース(この場合は画像処理技術)を活用・強化して自社製造(魚の雄雌判別機器・サケの種類、形、サイズ、色合いを選別する機器)に乗り出した経緯がリポートされています。



 取引相手に影響、左右される不安定な受託からの脱却は、きわめてプライオリティーの高い経営課題ですが、では、実際にはどうやって自社の技術リソースを活用すればいいのか、そのヒントを、この記事は教えてくれているように思います――

▶受託から脱却し自社製造に乗り出すには……

(1)チャレンジすべき明確な社会課題がある(東日本大震災などを通した
  漁業の人手不足)。

(2)強化すべき技術リソースがある(画像処理技術)。

(3)自社の技術にAI(人工知能)を掛け合わせる(卵・白子などの
  部位によって違う超音波の跳ね返りを活用)。

(4)アライアンス・オープンイノベーションの仲間がいる(気仙沼
  漁港など)。

(5)最も大事なのはデータ収集(雌に卵のある1~2カ月間しかデータ収集
  できない・漁港による違いも)。

                             など



 どれも重要なポイントですが、なかでもアクセラレータとなるのがAIであることは間違いなさそうです。AIが技術の可能性を広げ、それが、新たなプロダクト(モノ・サービス)へと繋がって、結果として会社の経営に安定をもたらすのです。




連続投稿494日目。
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